主 2015-08-14 22:50:33 |
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……悪くはない。
ここにいると、所長たちのイヤミからも解放されるしな。
(チノがそう言ったことに驚いたが、冷静に今の自分の気持ちを伝え。
なんとなく言い訳がましく言ってしまったので、しまったと少しつまり)
懐かしい…か?
今度は、もっといっぱい持ってきてやる。
(懐かしいという相手に、人間だったころの味覚の記憶が残っているのかと考え。
先ほど可愛いと思ってしまった自分に、小さく「気の迷いだろ」と呟き)
………よかった
(さっきまでのように拒絶することはなく、小さく、ぼそり、とそう呟いて。言い訳がましいなどとは思わずに)
うん、チノ、もっとアメ食べたい
(全て溶けてしまったアメに名残惜しそうにしたが、相手の言葉を聞いて、はっきりとそう言い。言ってから、相手は人間だったということを思い出して、耳をぺたんとして困った顔をしたが、どうもアメの誘惑には勝てないらしく)
チノは、オレがいっしょだと嫌か?
(相手の呟きに安堵し、立場を入れ替えるように今度は自分の事を相手に聞いて)
今度持ってくるのは、もっと旨いヤツだからな。
ここの飯の薬品じみた甘さなんかじゃないヤツだ。
(チノのハッキリとした発言を聞いたのは初めてだったので少し驚いて。
困った表情の相手を安心させるように、いつもチノに与える食事とは違うといい)
………嫌じゃない、
(反対に自分がきかれてしまい、少し黙った後、目線は合わせなかったが、今度は本心を言い)
なんで…チノにそんなことしてくれるの?
(自分を安心させるような相手に、こくこくと頷くが、ふと純粋な疑問を言葉にして)
(/書き忘れてましたが、樹くんが真実を知るタイミングはいつでも大丈夫なのですが、チノに言うのは少し親密になった頃にしていただきたいです(具体的には名前を呼ぶぐらい)わがままでごめんなさい…)
そっか。ありがとな。
オレも、チノの事は嫌いじゃない。
(目線を合わせてはくれなかったが、本心を言ってくれたことに嬉しく思い。
微笑むことこそしなかったが、表情を少し崩してハッキリ言い)
な、なんでって……えーと。別にやましい理由ではない。
(まさか、さっき見た笑顔が頭から離れないから、とは言えず目を泳がせた後、
とりあえず変な理由ではない事を伝え)
(こちらこそ、遅れてすみません!明日からは午前中に返せなくなり、また21日までは時間が不安定になると思います)
(真実言う件、了解しました!いえいえ、こちらもすでにクール伽羅が崩壊しつつあって申し訳ないばかりです)
………っ、チノは…
(「チノの飼育係は嫌?」と聞いたのに、いつのまにか「チノ自身のこと」になっていて、結局は同じことなのに、後者の方が、なぜか、動揺して)
…やましい…?
(「やましい理由」の意味がよくわからず、小さく首を傾げて、目を泳がせる相手の様子を不思議そうに眺め)
(/大丈夫ですよ!私は22日までは、16時以降しかいられなさそうです)
(/ありがとうございます!チノは今のままの未熟さだと、真実に耐えられないと思いますので、申し訳ないです……。
いえいえ、クールな樹くんも優しい樹くんも大好きです…!チノも樹くんのおかげでいい方向に変わりつつあります)
……あ、なんか…悪ぃ―――――
(相手が動揺したことに気づき、自分でも気付かないうちに話がずれていたことに気づいて。
自分の発言がどこか悪いところがあったのか分からないが、反射的に謝ってしまって)
あー、だからその……
別に、利用しようとかいうわけじゃねーから、大丈夫だ。
(やましい、の意味が分からなかったかと安堵とあきれの気持ちが半々になっていて。
もっと優しい言葉を探して告げて)
(全然大丈夫ですよ!ということは、場面転換があるということですか?
そういうところはよく分からないので主様にお任せします!(丸投げしてしまった・・・))
………
(謝られたことに驚いたが、相手にそれ以上の気持ちを伝えることもままならず、無言で俯いて)
………、うん
(相手が自分に、一生懸命、噛み砕いて伝えてくれようとしていることに気づき、尻尾をゆっくり動かして、相手の言葉を理解したことだけ伝えて)
(/樹くんと会うたびに心を許してくのは間違いないんですが、場面転換…というと、ロルの中で日にちが変わるってこということですよね?それは個人的には欲しいです…!
1日で完全に心を許すのはチノ的にも、樹くん的にも、不自然かなあ、と思ってしまって…いつ、場面切り替えするかは、樹くんに決めてもらって大丈夫です!樹くんが、檻から離れたら、1日経つ感じでもいいですか?(説明下手でごめんなさい))
あ、とりあえず俺はチノの事が嫌いじゃないからな。
それだけ覚えておいてくれればいい。
(無言になったチノを見て、自分の発言のせいで相手が混乱しているのかとおもい
とりあえず今の気持ちをスパッと伝えて)
分かったか?よし。
アメ、もう一個食べるか?溶けかけてるけど
(尻尾を動かすチノを見て、自分の言葉を理解してくれることに安堵し。
ポケットを探ると、奥のほうにもう一つあったため差し出し)
(分かりました!ですよね、自分もそう思います。自分のタイミングで行くので、もし不服なタイミングであればそのレスは蹴ってもらって大丈夫です。)
(相手のはっきりとした態度に、
少し考えてから、こくりとだけ小さく頷いて)
――― アメ?チノにくれる?
(ぴくりと耳を動かして反応し、期待した顔でポケットを探る様子を見つめ、最後の「溶けかけてるけど」という言葉にあからさまに、不安そうな顔をして)
(/お願いします!大丈夫だと思いますが、蹴りの件も了解しました)
ん、そうか。
っと――――もうこんな時間か……そろそろ戻らねぇとやべぇな。
また明日な、チノ
(頷く相手にこちらも頷き返し。不意に腕時計を見れば、研究所の消灯時間ぎりぎりで、
戻らなければ所長にどやされるため立ち上がり)
あ、溶けかけてるっつっても、味はかわらねーから大丈夫だ。
ちょっと袋から取り出しにくいだけ。
(不安そうな顔を見せる相手に、味に問題はないと伝えて。
手渡しできる距離ではなかったため、床に滑らすように投げて)
(もう落ちるので、場面転換に挑戦してみました。 こんな感じでよろしいですか?)
明日…、
(「また明日」という言葉に今更、現実味を感じずに、戸惑いつつ、相手が立ち上がる様子を見つめ)
(味が変わらないらしいことを知り、一先ず安心して、滑り込んできたアメを拾い、手の平に乗せてから、視線を立ち去ろうとする相手に移し)
――――…ありがとう
(本当に小さな声で、去り際に相手に呟いた言葉は届いたか、どうかもわからずに)
――――――――
(静かな暗闇の中、クッションを抱きしめて、今日を思い出す。「チノのことは嫌いじゃない」、頭の中をその言葉がグルグル回って、だけど、ふわふわのクッションのおかげか、すぐにいつもより深い眠りについて)
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