太陽の笑顔(APH)

……チッ、…分かった。酔わなかったらいいんだろ
(不服そうに舌打ちをした後ワインを一口含んで「アントーニョの介抱も相手すんのも俺、嫌だからなこのやろー。」と相手と同じ言葉を口にしてじっと見つめて)

オレも子分に介抱されたないわ
(相手の言葉にけらけら笑いながら、もう一口ワインを口に含んで)

酔い潰れたらそのまま放置しといてやるから
(ふ、と表情を和らげればワインの入ったグラスを何となく見つめて)

まあオレもそういうときあるかもしれんから、その時はそうしたって
(片方の手で頬杖をつき、眠いのかいい感じに酔ってきたのか顔は少し赤くなり目もとろんとしてきて「まあ肩に何かかけるぐらいのことはしたってや」軽く微笑みながら言い)

…それぐらいはしてやる、けどお前もう酔ってきてんのか…?
(眉間にしわ寄せて相手を見れば肩にかけれるようなものを探すか、とグラスのワインを飲み干し椅子から立ち上がり)

うーん...
(いつの間にか机に突っ伏して寝息をたて始め)

トーニョ？…チッ、寝やがった…
(やれやれとブランケットをとってくればそれを眠る相手の肩に掛けてやれば開けっ放しのワインのコルクをしめてからグラスを流しへ持っていき「…んー、風呂入ろ。」と相手をそのままに風呂へと)

ロ...ヴィーノ...す...やで...すきや...で
(幸せそうな顔をしながら呟いて)

…ん、？
(風呂から上がり名前を呼ばれたような気がすれば急いで支度を済ませて未だ寝ているであろう相手の元へ行けば「寝言かよこのやろー、なんつったんだよ」と幸せそうな顔の相手にぽそりと)

ロ...ノ、めっ...ゃ...す...きや...で
(幸せそうに笑いながら先ほどの言葉を言い)

は、え、
(目を見開いて相手の言葉を頭の中で繰り返せば頬をかああと赤く染めていき)

スー...
（疲れていたのかそのまま眠ってしまい）

―……このやろー、
(思わずしゃがめば恨めしそうに眠く相手を見つめて「俺もなんて言ってやんねー」と呟けば相手の頬を思い切りつねった後その場から離れ自分の部屋に行けば布団に潜って息を吐き)

......ん？あーオレ結局寝てもうたんか
(眠そうに欠伸をし頭を掻きながら立ち上がると何かが落ちたのが見えたので、よく見るとそれはブランケットで「へー、アイツなかなかええとこあるやん」とくすくす笑い)

…ん、う…とまと、もう…くえね…ちくしょー…
(自分の部屋で爆睡しながら寝言をぽつりぽつり言いながら気持ち良さそうに)

どんだけトマト好きやねん...
(夢の中でもトマトかと半ば呆れて笑い「ロヴィーノ、朝やで？起きや！」相手の体を揺すりながら)

ん、あ……?
(揺さぶられれば眠そうにしながら目を開け「とーにょ…」と眠いせいで舌足らずになりながら相手の名前を呼びつつうとうとと)

はいはい朝やで。顔洗ってこいよ
(自分も今起きたところなのだと欠伸を一つし「その間に朝飯作っとくわ」と相手を無理矢理起こし)

んん、もう少し寝させろよちくしょー…
(膨れっ面になれば夜の事を思い出した様に頬を赤らめてその場から逃げるように洗面所へと早歩きで向かえば「あいつ覚えてねえの…かよ、このやろー、」と小さく呟き顔を洗って)

さてと...
(朝なのでそんなに気合いを入れる必要はないと牛乳とチョコレートでホットチョコレートを作り「チュロスをこれに浸したらほんま美味いんや！ロヴィーノのヤツもきっと喜ぶわ」相手が美味しそうに食べているところを見てにやにやし)