I always cherish you...【nl】

綺麗なお洋服…
町の方々はこういったものを？
(貴方が出してくれた服に満足そうな笑顔を見せるとまたもくるりと回転し嬉しそうに尋ねてみて。｢わたくし、今町の方々と同じなのね、嬉しいです。｣と率直な感想を)

(／はい、主様もなにかありましたらお申し付けください。)

あぁ...町娘は皆そのような格好をしている

(貴女が嬉しそうにはしゃぐ様子をみて､本当に外の世界のことは何も知らないのだなと改めて驚いていると､何やら人の気配を感じ貴女の手を引き茂みに身を隠して)


ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ･ﾀﾞﾗｽ

ﾐｼｪﾙ姫?
気のせいか･･･

(耳慣れた愛らしい声を聞き､金髪に藍色の瞳をした騎士は､腰に携えた剣に手を添え貴女を探すように辺りを見渡すも､人の気配すら感じなく､思い過ごしかといったように剣にかけた手を離して)

きゃっ…なんですの？
(突然手を引かれバランスを崩して貴方にのしかかるような体制になってしまい。｢し、失礼…｣と素早く隣へ移動すると不思議そうに貴方の顔を覗き込み何があったのかと目で訴え。僅かに聞こえた声に見知った相手の顔を思い浮かべてはまさか、と息を殺して)

ｯ････

(貴女を抱きとめるとすかさず離れてしまったことを内心残念などと思いながらも､何事もなかったかのようにｽﾞﾚたｱｲﾏｽｸを直し､何か思いついたように貴女の耳元に口を寄せて)

彼の誤解を解く必要がある
国王に感づかれては困るからな
今からする私の話しに合わせて動け
いいな?

(そこまで伝えると魔術によって商人の男へと姿を変えて､茂みから出て行き)

そこの方､私の妹を見かけませんでしたか?
若草色の服を着た娘です



ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ

そのような物は見かけていない
力になれなくて､すまないな

(茂みから出てきた男に初めは驚くも､優しい性格からか困っている男を放っておけず､自分も探そうと名乗り出て)

はい、それで彼から逃れられるのなら。
(ぐっと胸の前で拳を作り、相手の言う事を聞いておけば大丈夫だろうとしっかりと頷き。相手が出ていった方を心配層に見つめながら二人のやりとりを見ていて)

年は18のまだ世間を知らない子なんです
ﾚﾍﾞｯｶ!

(騎士にそう伝えてながら心配そうなそわそわとした様子で妹を探す演技をしており､ﾁﾗｯと貴女に目線をやれば､出てこいというように小さく頷いて)

…兄様…！ごめんなさい、わたし…
(相手の目線を受け、よし、と気合を入れて飛び出していき。はぁはぁと息を切らしている演技をしてはｷﾞﾙﾊﾞｰﾄとなるべく目を合わせないよう俯き気味に貴方に駆け寄り)

ﾚﾍﾞｯｶ､心配したんだぞ
怪我はしてないかい?

(駆け寄ってきた貴女の顔が見えないように抱きすくめれば､そっと頭を撫でて優しい声色で尋ねて)


ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ

驚いたな･･･君の声､姫様にそっくりだ
もう少し近くにきて顔を見せてくれないか?

(貴女の声を聞き､自分がずっと片思いしているﾐｼｪﾙ姫にそっくりだった為､驚きと好奇心から目を輝かせて尋ねて)

はい…本当にごめんなさい。
もうしません…
(貴方の優しい声色にこれがお芝居ではなく本当なら、と目を細め、控えめながらも背中に手を添えて。不安そうにちらりと貴方の顔を見上げこれで大丈夫かと訴え)


＞ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ
す、すみません…わたしと兄様は先を急がなくては行けません…
別の街に商品を買い付けに向かわなくては…
(ぺこぺこと頭を下げながらジェイミーの後ろに隠れ、袖口を掴んで早くこの場を逃れたいと固く目をつぶり｢父様母様ごめんなさい…｣と心の中で何度も謝って)

狼狽えるな･･･
堂々としていろ

(不安げにこちらをみる貴女に少々眉間に皺を寄せ､耳元でいつもと同じような口調で淡々と伝えれば､先を急ごうという貴女の言葉にｷﾞﾙﾊﾞｰﾄの方を向いて口を開き)

妹は先日顔に火傷を負ってしまい
貴方様に顔を見せるのが恥ずかしいのだと思います



ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ


そうか･･･
それはすまないことをしたな
引き止めて悪かった

(完全に話を信じきったようで､申し訳なさそうに頭をかけば､道中気をつけるようになと言葉を残してその場を立ち去り)

っ…兄様、そのことは…
(貴方の言葉にわずかに頷き、さも恥ずかしそうに胸に顔をうずめていて。狼狽えるな、と貴方の言葉を反復して自分に暗示をかけ呼吸を整える振りをして)

＞ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄ
ありがとうございます、気をつけます…
(小さな声で礼を言い、立ち去る後ろ姿をちらちらと伺い見ては｢はぁ｣と小さく息を吐いて安堵を示し)

あの騎士は知り合いか?

(ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄが去ったことを確認しては元の姿に戻りずっと握っていた貴女の手を離せば､妙に貴女についての話を楽しそうに話していたことが気に食わなかったのか､少し不機嫌そうにそう尋ねて)

ええ…城の騎士ですわ。
(なぜこの人は不機嫌なんだろうと不思議に思いながらも質問に答えて。｢ｷﾞﾙﾊﾞｰﾄは優秀で。城のものには一目置かれておりますの。｣と何度化話したことのある程度だが好印象を持った、と伝えてみて)

私には、感情に流され易い上に単純な嘘に騙される間抜けに見えたが

(貴女の口から出たギルバートについての印象に、湧いてくる嫉妬のような怒りの感情を押し殺して静かにそう伝えれば、いつの時代の女もああいう男に弱いのかと内心複雑そうに口元に手を当てて難しそうな表情をし)

…それは、貴方の印象でしょう？
と言ってもわたくしもあまり親密ではないので…
(過ぎたことは言えない、と苦笑を浮べれば貴方が難しそうな顔をするのでつられて眉間にシワを寄せて。｢どうかなさったの？｣と小さく首をかしげて問いかけ)

気にするな

(小首を傾げてこちらを見る貴女をﾁﾗｯと横目で見ては､真っ直ぐ前に視線を戻しそう答え､辺りがかなり暗くなったことに気づけば､側にあった木に向かって呪文を唱え幹に人が一人入るくらいの穴を開け､もう一度呪文を唱え毛布を出すと貴女に手渡し)

町まではまだ距離がある
今日中に着くのは難しいだろう･･･
今日は休め､いいな

はい…
(貴方がそう言うなら、と自分も視線を外し。幹に空いた穴を見ればわぁ、と小さく歓声を上げて｢素敵です！｣と喜びを示し与えられた毛布を大切そうに抱えて)

貴方は…お休みにならないのですか？

休む･･･か
そこには一人分の穴しか開けないはすだが

(そういうことだ､と続ければ片膝を立てて幹にもたれかかるように座り､夜の森の不気味な程の静けさに貴女は慣れていないだろうと思ったのか､燕尾服の内ﾎﾟｹｯﾄから杖を出すと一振りして､愛用のﾊﾞｲｵﾘﾝを出し､静かに音色を奏でて)

綺麗な音ですわ…貴方はﾊﾞｲｵﾘﾝがお上手なのね…
(少しの微笑みと共に賛辞の言葉を。｢これならゆっくり休めそうね｣と目を擦り始めてはふぁ、と一つ小さく欠伸をしていて)

私は､宮廷に使える道化師だ
このような演奏など容易いもの

(いいからもう休めと伝えれば､貴女が眠りに落ちたことを確認しつつ､自分もﾊﾞｲｵﾘﾝを片付け休息の為瞳を閉じれば､そのまま眠りについてしまい)



ﾗｲﾅｽ･ｷﾞﾙﾓｱ


へｰ､主もお目が高いね･･･


(栗色の髪に狐のような黄色の目をした青年は､貴女に覆い被さるように穴を覗き込み､口元を緩めながら貴女のｽﾔｽﾔと眠る顔を眺めていて)