津島 紺 2015-08-08 01:22:12 |
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……あちィ。(扉を開けたまま来客を待つようにしつつソファーに深く座り込んで。片手にはお酒を一つ、二十歳も超えた己。内面的には相変わらず幼い、なんて干渉に浸るようにして欠伸を一つ。)…名前はつしまこん、好きなように呼べば良い。(発言を残すように谺した部屋の己の声に深い吐息を吐き出し、来客を待つ。)
こんばんは、お邪魔してもいいかな?
(ふらりと室内に立ち入っては相手を見つけ近寄りながら小さく微笑んで声を掛け。ソファーまで来ると返事を窺おうと座っている相手を見下ろして。)
……おう。(充分酒も周り、やけ酒とも言われる酒の空き缶を机に一つ、二つと置いて行った頃にふと聞こえてきた声。その方面を見れば1人の人物、端的にYESの言葉を残しては次なる缶へと手を伸ばし。)
有難う。僕も頂いていいかい?お酒。
(了承と思える言葉が発されてはにこりと笑い礼を述べて隣へ腰掛けて。随分と飲んでいるなと思いながらもまだ飲もうとする相手を見て、自分も混ぜて貰おうと軽く首を傾げて)
……そこんとこにある。(勝手に取れ、と言わんばかりくっと缶の中身を煽ると殆どの液体を飲み干して。空き缶となった缶を机に置けばはあ、と深い吐息を吐き出してソファーに深くもたれて欠伸。)
じゃあ、頂くよ。そうだ、自己紹介がまだだったね。僕はツキミヤ シズク、宜しくしてくれたら嬉しいな。
(許可を取れば手を伸ばして缶を一つ取りプルタブを開けると思い出した様に名前を告げて。緩い笑みを浮かべては欠伸をする相手に「眠いのかい?おいとましようか?」と缶に口を付ける前に問い掛けて)
……どーも。(挨拶とも取れない返事を一つ、4個目となった空き缶を机に置いて新しい缶へと手を伸ばして此方もプルタブを開く。「……眠くねえよ、」そう一言だけ返せば中身を飲み、はー、と深い吐息。)
(自分が一方的に話す形になっているが一応話は聞いてくれている様で。初対面なのにグイグイ質問ばかりするのもどうかと思うし、あまり自分を歓迎してくれている様には思えず思えずどうしたものかと缶の中身を喉へ流し込み。何か嫌な事でもあったのかやけ酒の様に思えつつ自分は来たばかりだというのに眠気が来てしまって「これ飲んだら、帰るよ。」と告げてゴクゴクと勢い良く飲み干し。)
…そ。(一言返して空き缶となった缶を机に置いては大きい欠伸をして。じいと相手を見遣った後、静かに視線を逸らせば己は立ち上がる。その脚が千鳥足なのも仕方ないのだろう。ゆるりと寝室へと向かう脚、ふー、と深い吐息を吐き出すと。「一緒に寝るか。」だなんて極度のアプローチした質問を。)
(飲み干した事で空になった缶をテーブルに置き、再び欠伸を見ればやっぱり眠いのだろうと言葉にしないものの確信して。突然見つめられては瞬きを繰り返す、おかしな顔をしているのか自分は…。視線を逸らされ不思議に思うが立ち上がった相手の足元がおぼつかなく「大丈夫?」自分も立ち上がって相手の後を追う。すると、耳を疑う様な台詞にきょとんとしてしまい少々沈黙を作るがへらりと笑っては「いいのかい?酔ってる上に見知らぬ男と寝るなんて。」と冗談混じりに告げて)
…嗚呼、平気だ。(追ってきた相手を見ればそのまま見つめた後、また視線を逸らして寝室へと入室。クーラーの効いた部屋は少し寒いくらいだった。「……はっ、こんなひねくれた男になにもすることなんかねえだろ。」と長文を返しては彼から離れて己はベットへと。勿論間は空けて。)
(平気とは警戒心のない奴だと初対面ながらに呆れる。彼に続いて寝室へと入れば寒いと思うほどクーラーが良く聞いていて驚き「ちょっとこれ、寒過ぎない?体壊すよ?」と辺りを見渡してリモコンを見つければ適度な温度に変更をして。それでマシになるだろうと安堵し。「確かに捻くれてるよね、君。これが初めてのちゃんとした会話だし。君と居るのは大変そうだ。」そう言いつつも空いたスペースを確認してはもぞもぞと潜って)
…あちィ。(はー、と深い吐息は少し熱っぽい物で薄く目を細め、掛け布団は掛けることなく足元で転がっており。「媚売んの好きじゃねえから。」は、と薄い笑い。そうして相手へと視線を向けてはじー、と見つめた後一言。)変なやつ。
…ごめんごめん。でもこれくらいが一番適温だから、慣れてくると大丈夫だと思うよ。
(悪びれる様子も無く謝罪の言葉を口にして足元の布団に気付けば相手は暑いと言っているし必要ないかとそのままにしておき。「僕も媚び売るのも売られるのも大嫌い。」にこっとした笑みで返してはまた見つめられ、良く見てくるなと思いつつ取り敢えずじっとしていて変だなんて言われては「はは、心外だなぁ。君の方がよっぽど変だと思うけど?」とにこにことして。)
………。(この暑さは酔っているからなのか、それともあの寒い温度で慣れているからなのか。蒸し暑く感じる室内の空気、ふー、と吐息を吐き出したのは今日何度目だろうか。「……あっそ。」一言、また短文になりつつある返事を返しては聞こえてきた声は聞き慣れない言葉。)…普通だろ。
普通の人はこんなに捻くれてないと思うよ。
(悪びれもなく失礼な事を言いつつも表情はへらへらと笑っていて。眠気が限界になれば「もうダメ、お休み。」と返しては相手との間に半端な距離を空けて背を向け目を閉じて)
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