歴戦の勇者。 2015-08-07 21:29:56 |
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たか、とら…?(相手の余裕を試したいと煽ったのは己、まさかこうなる事は甚だ予想も付かずに目をぱちり大きく開けば、途端にどんどん赤くなる顔を隠そうと「待って…今、見ないで」と両手で顔を覆い)
…確かに、塩とらも良いかも。( こくり )
だって高虎、女の子に人気だし…( ぶつぶつ )
私を誰だとお思いで?( 腰に手を当て仁王立ち )
……お前が誘ったんだ。
( 数刻前の行為以上に真剣な眼差しで彼女を見下ろすと、手は太股へ滑り込ませて。理性はとうに無い──今は単純な想いが脳内を巡るだけ。彼女の移ろう表情が着火材となり、肩口に顔を埋めて )
塩饅頭とやらを試しに作れるか店主に聞いてみるとしよう( 食べる気満々 )
俺が? いや、それは多分別のヤツと間違えてる( む )
……俺の女( に )
っ…高虎、(自身の太腿に伸びる手に拒否も何も出来ずただただ受け入れ相手の真剣な眼差しに圧倒されて。少しじわ、と涙浮かべては「誘ったというか、試したくて…」と少しだけ言い訳を重ねて)
え。今お饅頭の話してたの?( じと )
だっていつも噂されてるもん…か、かっこいいとか( 不満気 )
…それ私弱い、( 悶絶 )
──っ、すまん!
( このまま狼に変貌するか。理性と戦う最中、彼女の言葉と表情に太股を撫でていた手はピタリと止まり、焦りや驚きよりも謝ってしまい、彼女から離れると小川の側へ逃避し )
そうだぞ、何を今更( さらっ )
格好? ……誰が言っていた?( 聞きたい )
慣れるしかないな( ふふん )
そ、その…違くて、(急いで小川の近くに避難する相手の元に近付いては、どう言葉を紡ごうかと悩むが正直悩む時間すら無い今、ぎゅっと後ろから相手を包むと「…ごめん」とたった一言)
…高虎の話かと思ってたんだけど( むう )
内緒、聞いたらその人のこと意識しちゃうでしょ( 人差し指でしー、 )
独占欲ってやつ…?( きょと )
……すまない。
俺も、どうしていいか分からないんだ。
( 小川に映った自分の顔は、とてもじゃないが普段より怖いような気もする。背中に重さを感じ、今の顔を見られてないだけで何処か安心するも再度謝罪を。そして今の気持ちを素直に吐露し )
だから俺と言えば饅頭だろ?( しれっ )
意識……もし意識したらどうする( 真剣 )
…あー、そうかもしれん( 悩 )
さ、さっきのは私が悪くて…(相手の顔を見て話したい。後ろから話すだけでこんなにも不安を感じるのかと心に焦りを感じていると、少し悲しそうな声色の相手を落ち着かせるために抱き締める手は緩めずに)
いや、まぁそうですけども。( 真顔 )
…勝ち目、無いよね( 苦笑 )
もーっと独占していいんだよ( どやどや )
違う! 戦術なら即決出来る俺が、愛海の前じゃ何も出来ない……俺が俺じゃなくなってる。
( こんな自分が嫌だ。このまま消えてしまいたいと思うほど苦しいのは何故かと、自身に問うも答えはでない。背中の重さが何よりも物語り、悔しさだけで益々表情はかたくなり )
うむ、そうだろう( ふふふ )
あるな( 即答 )
なら遠慮しない( ぎゅうちゅー )
っ…(相手の言葉を聞くと途轍も無く悩んでいることだけは感じ取るも、それの解決策もどう言葉を返せばいいかも思い浮かばずその場から動く事が出来ずに居ると「…じゃあ高虎は、私が居なかったら…苦しくないね」と目に涙浮かべて無理矢理笑顔を紡いで)
…高虎といえば私がいいなあ( ぼそ )
どこが、( 首こてん )
うひゃ…あまとらだ( ぎゅむ )
──!
勘違いするな愛海。お前が居なくなる方が辛いのが分からないのか、
( 素直に一言一言紡ぐのは正直難しい。ひねくれて拗れた性格なら尚更、主君との接触はあっても他者との馴れ合いは好かなかった自分がやっと絞り出した言葉は、彼女を大事にしているが為の決定的な本音 )
なら愛海の匂いを纏わねばな( すんすん )
俺の背中に愛海の男と書いた紙を貼っておく( 原始的 )
離さない、( むぎゅむぎゅ、たまにおさわり )
いや…なんか辛そうだったし、( 己への叱責とも取れる相手の言葉を聞くとそっと回していた腕を離しては深く考え過ぎているのだろうか、それとも相手と自分が単に釣り合ってない?等と悶々と考え込み )
…変な匂いだけどね?( じと )
なんかやだなそれ( うぐぐ )
ッ …、高虎、変なとこ触んないの( びし )
……愛海、聞いてほしい。
( 辛さは確かにある。が、乗り越えてこそ何かきっかけになるのでは、そう思うようにし小さく囁くように呟き。向きを変え彼女を見つめると肩に両手置き、真剣な表情し )
変じゃないさ、( すんすんすん )
他に方法はないだろうか……いっそのこと、吉継に呪ってもらうか( うーん )
嫌なのか?( さわりさわり )
…うん
( 相手の真剣な表情を見てはこくんと生唾を飲み、相変わらずの重たい空気に耐えられずに俯いて )
ねぇええ変態じゃん ( びし、 )
うーん、別にその女の子たちは罪じゃないし( 苦笑 )
嫌って言うか、その… ( ぼそぼそ )
……──に、なってくれ。
( 真剣かつ何物にも動じない姿のはずなのに、彼女が俯いてしまったと同時に一番伝えたいことがか細くなってしまい、何とか思っていたら後半しかハッキリせず )
変態……なのは愛海のほうだ( 額指つん )
それもそうだ。( ぬぬ )
言わないとわからない、( 手は少しずつ上に )
…ごめん、聞こえなくて
( 辛うじて後半だけは聞き取れたものの、やはり問題は前半、俯いていた自分のせいでもあると今度は顔を上げては相手の方をじっと見つめ )
む。それは高虎でしょ( じと )
モテる方が悪いんだよな( いひひ、 )
っ、高虎だめってば( 相手の手首に手をかけ )
聞こえなかった、だと!?
……仕方ない、もう一度言う。
( まともに言うことも恥ずかしいのに聞こえていなかった事実にハッとし一度目を伏せ。仕方ないんだと何度も内心呟き自分を奮い立たせれば、真っ直ぐな彼女の視線に応えるよう視線合わせ思いの丈を )
俺の、……は、……──伴侶に…なってくれ。
いやいや、お前だ( きぱり )
ではモテないためにはどうすれば……あっ、俺が呪われればいいのか!( 手ぽん )
ダメ? 聞こえないな( 柔肌さわりさわり )
え、…っと、まって、…
( 相手の言葉を聞けば、数秒俯いて沈黙し目からぼろぼろと涙を溢れさせては相手にがばっと勢いよく抱きつき「ね、それ本気?」と再度確認を )
私純粋ですが( きゅるん )
…何言ってんの?( うーん )
っあ、…( 甘い声出しては目を見開き、急いで口を押さえて )
こんなこと、……本気じゃなかったら、何なんだ? で、…返事を聞かせて欲しい。
( どうして泣くんだと自身の手ぬぐいで彼女の涙を払いながら、ぼそぼそと呟いて。まさかタイミングが悪かったのかと、言った傍から目をきょろりさせ、彼女の顔色窺い )
お前が純粋なら俺は無敵の心持ちだな( 何の対抗 )
他に思いつかない、( がく )
可愛いぞ( 反応楽しみ )
私で良ければ…ずっと傍に居させてください
( 溢れる涙は止めどなく、拭ってもただ目を真っ赤に腫らすだけで泣きながら無理矢理笑顔作れば相手の手を両手で包みつつ )
私心真っ白ですし( ふふん。 )
モテる人の悩みは尽きませんね~( じー、 )
いや、私何も言ってないし…( もごもご )
あ、りがとう。……
( 涙で手ぬぐいが濡れても、嬉し涙ならば一枚や二枚どうってこともなく。たった一言でこうも、あっさりと──だとは信じがたくも、これから先何があろうとも彼女、もとい今日から妻となる相手を心から力一杯抱き締め )
え? 聞こえない、( ふりふり )
……自分では分からんぞ( む )
可愛い。( さわさわ )
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