匿名さん 2015-08-06 23:46:23 |
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わっ、びっくりした。木葉くんかぁ、ありがとー…
(程よく冷えたそれが頬に触れ、ヒヤリとした感覚が伝われば肩をビクッと震わせて身を強ばらせて、何事かと顔を上げてキョロキョロ見渡せば見覚えのある幼なじみの姿を視界に捉えて、どうやら今のが知り合いの仕業だとわかれば安心したのかすぐに身体から緊張感が抜けてジュースを受け取り、間延びした声でお礼を述べ
しかしまあ、あのスピーチは酷かったね。海未ちゃんに怒られたんじゃない?「たるんでます!」みたいな。
(彼自身はあまり詳しくないが、挨拶文はいつもの三人とちゃんと考えていたようで。しかし、壇上に上がった相手の姿はまさしく頭が真っ白という言葉が似つかわしく。きっと、こってり絞られたんだろうなぁということは想像に難くなく)
うぅ…寸前まではキチンと覚えてたんだよ!?それなのにステージ登ったら頭真っ白になって、いやぁ…人前で歌を歌ったりっていうのとはまた違った緊張があるよね
(酷かったと評されても反論の余地すらないぐらいの出来であったことは自分自身わかりきっており、その上彼と同じ自身の幼なじみである海未に叱られたことまで言い当てられてしまうと、前代未聞の生徒会長就任挨拶として悪い意味で歴史に名前を刻んでしまったという事実をまざまざと見せつけられるようで耳が痛く、アイドルとして歌詞を覚えて人前で披露をしたりということをそれなりにこなしてきておりそういったことには慣れていたつもりだったがそう上手くはいかないものだなと苦笑混じりに述べ
穂乃果らしいと言えば穂乃果らしいけどね。見ていて微笑ましかったよ?
(あの時の光景を思い出すと、思い出し笑いのようなものが込み上げてきて、それを堪えるようにお腹を押さえ。本人に失礼だとは重々承知しているが、その笑いは次第に強まり「くくっ……」と声を漏らしてしまうほどに。微笑ましいとは程遠い、とても面白いギャグでも見たような笑顔を浮かべて)
むぅ…、笑わないでよー!
(あんな大事な場面で失敗してネタを提供する形になってしまったことは実際のところ自業自得ではあるのだが、だからといってそんなに笑うことはないのではないかと、明らかに面白がって己をからかっているのが見て取れる相手に対して思い切り頬を膨らませては机から顔を上げて相手を上目で見つめつつ拗ねたような反応を見せていて
あはは、ごめんごめん。もう笑わないから許してよ。
(拗ねた様子の相手に簡単な謝罪を述べ。お詫びとして成立するかは不明だが、機嫌を直してもらうためにと相手の頭を撫でてあげ。昔からよく行っていた行為だからか、ずいぶんと手馴れた手つきで)
本当かなぁ…?こういう時の木葉くんってイマイチ信用出来ないんだけど…
(頭に触れた手に驚いたように一瞬だけ身を竦めてから、すぐ心地よさげに瞳を細めるがいつもこうして相手に上手くノセられて誤魔化されてしまっているような気もするためジトッとした目を相手へと上目で向けつつも、やはり慣れ親しんだ相手の手のひらから伝わるぬくもりには安心感のようなものがあってついついそれに身を委ねてしまいたいようなそんな気持ちも少なからずあってされるがままになってしまっていて
疑り深いなぁ。大丈夫だよ、僕が穂乃果に対して本気で嫌がるようなことをした試しがある?
(「はい、おしまい」という言葉と共に、相手の頭の上から手を離して。こんな所を誰かに見られては不必要な噂が広まりかねない。たかが頭を撫でるという行為にも細心の注意を払わなければいけないという事実に思わず溜息を零して)
それはないけど…えっと、急にため息なんてついてどうしたの?
(実際のところ相手に今のようにちょっとした意地悪をされたりからかわれることは数あれど、自分が本当に嫌がるようなことは決してしないということはちゃんとわかっていて、反論はせずに大人しくしていて、自分を撫でていた手が離されると一抹の寂しさを感じながらも何故かため息を零す相手を真っ直ぐに見上げてはどうしたのだろうと単純な疑問からそう質問を投げかけて
ああ、ごめんね。聞こえちゃった?いや、何てことはないんだけど……穂乃果も遠い存在になっちゃったなあ、って思ってさ。
(貴女の前で基本弱みを見せることはないが、ため息は無自覚のうちに漏らしてしまっていたようで。スクールアイドル活動に生徒会長と、今はまだ大した騒ぎにならないだろうが、これからどうなっていくのだろうかと少しだけ不安に思うところがあるようで)
ふぅん…そっかそっか。なるほどねー
(普段の様子とはちょっと違う憂いを感じさせる相手の様子のその原因のようなものが相手の発言でハッキリすれば一人納得した様子で頷いて見せてはニヤニヤと少しばかり悪戯な笑顔を浮かべて相手を見やり「木葉くんってば寂しくなっちゃったんだねー。…でも大丈夫。穂乃果は穂乃果だよ!木葉くんの幼なじみの穂乃果は変わらないよ」最初はからかうような口調で言ってのけてから少しだけ真剣な様子に変わって、相手を真っ直ぐ見据えては優しげな表情を浮かべてそう話し
…そっか、そうだよね。ありがとう、穂乃果。おかげで元気出たよ。
(本人から直接安心させてくれるような言葉をもらい、今まで溜め込んでいた不安は綺麗さっぱりと消え去り。ぽんぽんと貴女の頭を少しだけ撫で、「穂乃果も僕がいなくなったら困るだろうしね?」と調子の良いことを口にして)
うんうん、木葉くんが居なかったらお店のお手伝いとかも頼めないもんねっ
(調子良さげな相手の言葉に対して事も無げに笑い、そんな言葉を返してみせてはいつも穂むらでの手伝い、特に力仕事に関しては男性である相手を頼ることがかなりあり、今や無くてはならない存在となっていると語りつつ「あ、でも別にお手伝いして欲しいから木葉くんと一緒に居るんじゃないよ!穂乃果は木葉くんも海未ちゃんもことりちゃんもみんなみんな大切で大好きだから、一緒に居たいんだよ!」相手にこの点だけは絶対に勘違いをしてほしくないという想いから手をブンブン振りながらとにかく力説をしていき
うん、分かってるよ。僕だって穂乃果が好きだから側にいるんだし。──けど、言葉には気をつけないとね?僕はまだしも、μ'sの高坂穂乃果が特定の男子に「好き」なんて言ったら勘違いされるよ?
(木葉の事を頼り、大切に思ってくれる相手に対して感謝の気持ちでいっぱいになり、仲の良い友人という意味で好きという言葉を述べ。しかし、貴女の口から発せられた好きという言葉は、第三者から見れば誤解を招きかねないのではないかと頬を掻きながら上記の言葉伝えて)
勘違い?…あっ、ち、違うよ!そういう意味じゃないからね!?さっきの好きは幼なじみとか友達としての意味での好きで…えっと、と、とにかくそういうのじゃないからね!
(勘違いと聞いて少しの間考えた後、そういったことには疎く、鈍い己でも親愛的な意味での好きと恋愛的な意味での好き、その二つの意味が履き違えられてしまうということだと感覚的に理解すれば不思議と頬が熱くなっていくような気がしていて、さっきの発言が相手にももしかしたらそういった勘違いをさせてしまったのだろうかと焦る気持ちが大きくなっていけば顔の前でブンブンと手をふりながら悪気は無いのだが、思いっきり否定をしてしまっていて
う、うん……それは勿論分かっているけど。そこまで否定されると、何だか告白してもないのにフられた気分になるね。
(必死に先ほどの言葉を訂正する貴女だが、最初から理解していた木葉は「あはは……」と苦笑いを浮かべ。思いっきり否定された事もあり、男としての魅力がないのかなと心の中でひっそりと落ち込んでいることは露程も顔に出すつもりはないが、ちょっとした悪戯心で「はあ……もっと男らしい人間だったらモテたのかなあ?」なんて大きく落胆する素振りを見せて)
えっ?うーん…穂乃果はこういう話しはあんまりよくわかんないけど木葉くんはそのままで充分素敵な男の子だと思うよ!
(落胆気味の相手の様子を見て、とりあえず元気づけてあげなくてはと思ったが普段自身は恋愛ごとには無縁であり、自分たちぐらいの年代の女子がどんな男性を好むのかとかそういったことは正直なところあまりわからないのだが、相手だって幼なじみだからという贔屓目抜きに純粋に自分が仲良くしたいと思えるような男性であり、それだけの魅力もあるのだろうと考えて確信を込めて上記述べ
そうかな?穂乃果にそう言ってもらえると、なんだか救われる気分だよ。ありがとね?
(お世辞なんて言えそうもない、ハッキリとした物言いを好む相手の口から素敵と言われれば途端に元気が湧き出て。こんな弱気な姿なんて僕らしくないと、すぐに笑顔を浮かべては貴女にお礼を言い。「穂乃果みたいにとっても可愛い子から素敵なんて言われたら、幼馴染冥利につきるよ」なんて冗談交じりに口にして)
可愛い…?穂乃果が…?も、もうっ、やだなぁ木葉くんってば、そんなに褒めたって何も出ないよー
(自身の幼なじみであることりや海未ならばともかくとしてまさか己がそんなことを異性に、それもこんな近しい幼なじみである彼に言われるとは夢にも思わなかったようで驚くやら戸惑うやらで目を丸くしていて、流石に普段言われ慣れない発言は聞いていて恥ずかしく、照れくさくも感じたのか表向きはあくまでも軽い調子でまるで照れ隠しのように言ってのけて
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