構って君と依存君

それは寝てたか担任に呼び出しされてたから-...
(多分寝てたな、と色々理由は浮かぶが特に多いもの上げ頭掻きつつ相手の言葉に返して。ﾎﾟｹｯﾄ漁り自分の家の鍵出し相手に握らせて。

ぇ・・・これ・・・(相手から渡されて鍵を見てはぽかんとして顔を真っ赤にさせて嬉しそうにして)

ﾎｯﾄｹｰｷとﾄｰｽﾄなら何とか食べれるから。
(同居、とまでは言えないが朝一緒に居れる事は確かで。喜ぶ相手に対し恥ずかしそうにもごもごと呟いて顔そらし。「あ、ｻﾗﾀﾞはやだっ」どうせ相手の事だから自分の嫌いなものも平然と用意するに違いないと踏み少し焦りつつ前記述べて。

わかった、でも少しずつ克服しような…？(野菜が嫌だと言う相手に頷いてでも前記を述べて)

最近野菜高いし-...毎日ﾖｰｸﾞﾙﾄの方がお腹にいいし-..
(相手の言葉に嫌だと言う様に顔を歪めて見つめて。取り合えずご飯のﾒﾆｭｰに野菜を入れられるのは避けようと自分なりの言い訳を述べ。

ならコーンスープとかは？(野菜が嫌だと言う相手に眉を下げて首をかしげて)

牛乳温めたやつなら飲めるけど-...
(中学、高校と一人暮らしで幼少期に飲み食べしたものは大体嫌いで。ｺｰﾝｽｰﾌﾟは飲み食べした記憶無かったが一応野菜のｽｰﾌﾟだという事は分かっていたため否定し別の物提案し。

甘くするし、美味しいけど？(否定する相手を見てホットケーキを口許に持っていき)

んぐ、...考えとく。
(得体の知れない何かに易々と心開く程馬鹿ではない為持って口許に来られたﾎｯﾄｹｰｷにかぶり付きながら返答し。相手の指先に垂れていた蜂蜜ぺろりと舐めて。

っ～！(指先に垂れた蜂蜜を舐める相手を見ては声にならない声を出して恥ずかしくなり)

おいし-、蜂蜜ｽｰﾌﾟとかは?全部蜂蜜で出来てんの。
(自分はｺｰﾝというものが嫌で思い付いたはものの、それはただの蜂蜜なんじゃないかと誰もが突っ込みたくなる様な馬鹿げた事で。でも背に腹は変えられないと躊躇いなく述べ、「それなら余裕で完食出来るのに」と続け。

なら蜂蜜の野菜スープは？(蜂蜜だけのスープなんてただの蜂蜜じゃないかと思いながら前記を述べてこれなら大丈夫かなと思いながら首をかしげて)

蜂蜜と野菜!?、ならｺｰﾝｽｰﾌﾟでいいです-
(流石に蜂蜜と野菜は合わないだろうと、思い述べ野菜入れられるの回避し。「いや-、これで単位が取れる。安心安心」どうやっても相手は自分に野菜を食べらすつつもりなんだと分かれば話変えようと前記述べて。

ならコーンスープな(嬉しそうにニコッと微笑み｢単位ヤバイのか？｣変えられた話に心配しながら相手を見つめて)

言う程ﾔﾊﾞい訳じゃないよ?ちょっと危ないだけ。
(授業中何かをしでかして減点、などではなく自分の場合学校に行くことすらしていないことが多々あるのでそうなっているのだが説明が面倒で適当に述べて

なら頑張ってな？(相手を見て優しく微笑みギュッと抱き締めて)

うん。
(相手の肩口に顔埋め自分も背中に手を回して抱き締め気怠そうに返事し。ちらりと時計見、相手の体離し膝から下ろしては自分も立ち上がり帰ろうとﾘﾋﾞﾝｸﾞ出て行き

また明日…(帰ろうとする相手を見ては寂しそうに笑い相手の温もりが消えては冷たく寂しくて)

じゃあな、おやすみ。
(相手の表情見、ﾄﾞｱ開けるのを躊躇ったがどうせ明日の朝会えるんだし大丈夫だろう、とへらり笑い上記述べ相手の頭わしゃわしゃと撫で、家から出ていき。

(相手が出て行ってしまっては悲しそうにしてリビングにぽつんと一人で居て)