構って君と依存君

やっぱ速水は泣き虫だわ、
(相手の泣き痕指でなぞりくすり、と笑い述べて。握られた手離さず自分も指絡め「ほら、飯買いに行かなきゃ、」と告げ立ち上がり

こんなに泣いたの生まれてはじめてだ(相手の言葉に泣き虫じゃないと言うように前記を述べて。｢俺真守の好物作る｣相手を見つめてニコッと微笑み)

俺のせい?
(相手の言い分に込み上げてくる笑い耐えながら問い掛け。好物作ると言う相手に「お菓子」と述べそうになったが相手怒らすと宥めるのに大変なので「野菜が入ってないのなら食べる」と呟き玄関に向かい

俺をこんなに不安にさせたのはお前のせい(俺のせいと言う相手に言い訳を述べて。｢ハンバーグなら食べれるか？｣相手の野菜嫌いも治さないとなと思いながら)

でも俺のこと好きでしょ?
(相手の言葉はあながち間違ってはいなかったがそれにしても皮肉な言い訳だ、なんて思いながらへらりと笑い問い。「よ、ﾖｰｸﾞﾙﾄとかは?」幼少期は親が作った物を食べていたが、一人暮らし始め肉や魚や野菜を食べる事が少なくなり好き嫌い激しく。怒られるとは思ったが一応述べて

好き(相手の言葉に頷いてギュッと抱き締めて。｢真守の嫌いな野菜はほとんど入れないから｣相手に自分の料理を食べてほしくて)

これからもいっぱい泣かすからね
(冗談混じりに呟いては相手から離れ玄関に向かい、夏と言えど外は肌寒く相手に自分のﾊﾟｰｶｰ掛けてやり。料理を作るにしろ自分の家にはお菓子以外何もなく、適当に買い揃えれば良いだろうと相手の言葉に頷き近くのｽｰﾊﾟｰに足運び

ありがと(相手がパーカーをかけてくれてはそのパーカーをギュッと握り締めて「真守のにおい安心する」ボソッと呟いて。「手、つないでも良い？」相手を見つめて首を傾げて)

帰ったら嫌ってくらい、俺の匂い嗅がせるから、
(自分のﾊﾟｰｶｰを握り締める相手見て笑み溢し、相手の呟き聞こえれば上記述べ。「これでいい?」相手の問い掛けで手を握っていない事に気が付き述べればするりと指絡ませへらりと笑い

へ…(相手の言葉に変な想像をしてしまい顔を真っ赤にして照れていて。てを繋がれては嬉しそうに手を握りしめて)

何で赤くなってんの-
(顔赤くさせる相手みて、どうせ何か想像したのだろう、なんてことは分かっていたが笑い堪え相手の顔覗いて尋ね。「えっと-....お菓子は..」店に着きｶｺﾞ持ち相手から野菜を遠ざけようとお菓子のｺｰﾅｰに腕引っ張り

別に(相手の言葉に照れてなにバカなこと想像してるんだと思いながら。｢お菓子は食わないって約束しただろ｣相手をお肉コーナーにつれていき)

速水の意地悪っ、
(折角避けれて居たのに相手に肉のｺｰﾅｰに連れて行かれ渋々ついて来たはものの生肉見るのが無理で自分より一回りほど小さい相手の背に隠れつつぼそり、と呟き

無理か？(相手が後ろに隠れてしまったのを見て相手を見ては無茶しすぎたかと思いながら)

いや、大丈夫だから早く選んで
(ちらりと肉の方見るも血が付いているの見て自分や誰かの分を見るのには構わないが肉や食べ物の類いの血は苦手で。相手を急かす様に背中押しぼそぼそ呟き。

(急がす相手にお肉をかごに入れてお菓子を取りに向かい)

好きなの選んでいいの?
(お菓子の場所に着くや否や子供の様にはしゃぎ目に付いたお菓子をこれでもかと手に取って行きいかにも楽しそうな顔で相手みつめ

いいよ(子供みたいな相手を見ては仕方ないなと言うようにして)

ねぇ、速水。もう一つｶｺﾞ取って来てくれない?
(肉が入ったｶｺﾞに有り余るほどの大量のお菓子詰め込みそれでも入り切らないお菓子を腕いっぱい持ち上げ困った顔で述べ。

そんなにお菓子…(相手を見てはお菓子好きをなくして自分の料理食べてほしいのにと思い悲しそうな顔をして)