構って君と依存君

速水?
(相手の言葉通り手を離し抱き締められては自分も抱き返し相手に視線落とし声震わす相手を心配そうに見つめ。目を塞いだのがいけなかったのだろうか、と相手が声震わした原因見つけては優しく頬撫でてやり。

(相手を見ては安心して涙を浮かべてほほを撫でられては嬉しそうにして｢離れないで｣相手を抱き締めて涙声で)

泣き虫、って速水の為に作られた言葉だと思うんだけど、俺
(泣かしているのは自分なのに。へらりと笑って相手の涙拭いながら冗談混じりに述べ。きっと相手以外じゃこうもいかない、離れないで何ていう相手に対し離れていくのは相手の方なのでは?なんて笑えない言い返しが思い付くも口には出さず、安心させようと「離れないよ」と告げ笑み浮かべ。

泣き虫じゃない(相手を見てはほほを膨らまして、｢もしも離れていったら俺は親のもとに帰るからな｣そんなことはしたくないが相手が自分から離れていくくらいなら外国にいった方がましだと考えて)

さっき泣いてた癖に
(頬膨らます相手見てはぷっ、と吹き出し笑い、膨らました頬をつつきながら述べ。離れる事も考えていること分かればお互い同じ事を考えていたんだな、なんて少し安堵しつつも少しいじろうと無愛想かつ、そっけなく「だから離れねぇって言ってんじゃん」と返事し

あれは…(相手の言葉になんて言い返していいのだろうと考えると言葉がなくなり。｢本当に本当だよな｣相手を見て不安そうな顔をして)

本当に本当。何があっても離れない。
(言葉つまらす相手がよりいっそう可愛く見え、目を細め楽しそうに声漏らし笑い。何度も確認してくる相手にこれ以上焦らすとまた泣くな、と確信持ち安心させるように前記述べてやり。

もう、俺真守無しじゃ生きてけない(相手の言葉に安心して相手をギュッと抱き締めてボソッと述べて)

最初はあんなに嫌がってたのに。
(思い返せばあの夜相手と会って居なければ今のこの関係は無いもので、今だけ補習に誘ってくれた担任に有り難うと心の中で感謝し。出会って間もないあの時の相手とは打って変わって違う今の相手にぼそ、と述べ。

当たり前だ、誰かも知らなかったのにあんなに馴れ馴れしかったんだから(相手の呟きに今だったら絶対あんな態度はとらないと思いながら)

でも俺は好きだけどな-、あの速水。
(自分のしつこさが実を成せたことが嬉しく、あの時諦めなくて良かったな-、何て変な達成感抱きつつ、ふは、と笑い溢し、相手の頭撫でながら楽しそうに上記述べ。

今の俺は嫌い…？(昔の自分がすきと言う相手を見て不安そうにしながら首をかしげて)

嫌いじゃないよ、
(言葉を選び間違えたかな、なんて思いつつ相手の質問に答えへらりと笑い。「速水はいつでも俺の事嫌いになっていいからね、」相手から視線そらしてはこの付き合いもほぼ相手が自分に流されているもので、相手にいつでも自分を捨てて良いよ、と告げる形で前記述べ、

やっぱり真守俺のこと嫌いなんだ(相手の言葉に自分は本当に心のそこから相手がすきなのに相手は自分の気持ちをわかってくれてないと言うより自分の気持ちが迷惑なんだと勝手に受け取ってしまいボロボロ泣きながら上記を述べて)

だから、何でまた泣いてんの。
(どこをどう取って相手が泣いているのか全く理解出来ず、上記呟くも泣き止む気配見られなかったので涙拭いながら「嫌いならこんなことしないし」と、述べ。

なら何でそんなひどいこと言うの？(相手を見ては涙を流しながら｢俺は本気で真守が好きなのに｣こんなに相手が好きな自分がバカみたいじゃないかと思いながら)

ごめん、そんなつもりじゃなかった。
(ただ普通に、何気無しでは無かったがいつか約束した事を復唱するように述べた言葉が原因だと分かれば誤解解こうと述べ。「ありがとう、そんなに想ってくれて」友人の好きな人を奪ってしまった罪悪感からと、散々避けられていたのに嘘の様に豹変した相手を信じきれ無かったので、踏み出す事が出来なかったが相手の言葉が嘘じゃないと分かりぎゅ、と軽く抱き締め

信じてくれた、俺のこと？(軽く抱き締められては相手を見ては涙目で相手を見つめて震えたてで相手を抱き締めて)

ん、
(こくり、と頷き改めて相手の顔みると急に恥ずかしくなりふい、と目逸らしまた泣かさないように自分を抱き締め返した手にそっと自分の手重ねてやり。

(頷いた相手を見ては嬉しそうに微笑み重ねられた手をギュッとにぎき締めて)