構って君と依存君

(先生に事情をはなして早退してフラフラするなと思いながら学校から出ていきバイト先には今日も休ませてもらうとメールを送り家に向かい)

(未だ下校時間では無かったが今は取り合えず誰にも会いたくなくて、初めて相手と会った道、あそこなら人気も少ないし近いしあそこを通って帰ろうとその道歩きながら頭に浮かぶのは相手の顔で

弁当どうしよ…(せっかく相手のために作ったのに…と思いながらフラフラする足取りで家に帰り)

も-ちょっと.....
(痛む腕押さえながらぐ-と鳴るお腹に言い聞かす様に述べてはｺﾝﾋﾞﾆに入っていき、普段ならお菓子ｺｰﾅｰに飛んで行くのだが何故か行く気にならずサンドイッチ手にしてレジに持っていき清算済ましては店出て

ヤバイ泣きそう…(保健室での出来事を思い出しては目に涙をためて今にも泣きそうになりながら家に帰り)

速水...?な訳ねぇか、
(ｺﾝﾋﾞﾆからの帰路途中、ふと視界にはいった相手によく似た姿の男の子に目が行きじっと見つめ、相手かもしれないと変な妄想抱いたが真面目な相手がこんな時間にこんな場所にいるはずがないと考える事を止め家に入って行き

(家の中に入っては我慢していた涙がボロボロとでてきて嫌われてしまったと後悔して

う、きゅうりっ...
(日頃からお菓子等甘いもので生活してきたため野菜類が苦手で、サンドイッチに挟まったきゅうり見ては怪訝な顔し嫌々そうに呟きながらも口に含み飲み込んで。サンドイッチ食べ終わりすることも無く惚けっとしていたらｽﾏﾎが鳴り、見ると友人からで何だろうと電話に出ては相手が早退したこと聞き驚くもそうか、と相槌打って電話切り

もう会えないのか…(泣きながらボソッと呟き何でこんなに悲しくなるのだろうと思いながら自分の部屋に向かい)

固執し過ぎだよなぁ、
(なんで早退なんか、ひょっとして自分のせいではないのか、と相手の事ばかり考え、人を好きになったことは何度もあったがここまで誰かに固執したことは無くはぁ、と溜め息吐いては項垂れ呟き。頭で駄目と分かって居ても会いたいの気持ちが高まりどうにかなりそうで。

(布団の中に入っては声も出さずに泣きわめいて暫く学校に行きたくないと思い)

(はぁ、と深い溜め息吐き何処で手に入れたのかｽﾏﾎの中にある相手の連絡先見つめ何度も通話ボタン押そうとするがその度に泣いて謝る相手の顔がちらつきﾁｯと舌打ちして

(思い詰め泣きすぎて過呼吸になりうまく息ができなくてどうしようとパニクって余計過呼吸になって)

は-...あぁっ!?
(天井向き自分ってこんなに鬱陶しい奴だったっけなんて貶すように呟きぶらん、と垂らした手で無意識に通話ﾎﾞﾀﾝ押し相手に電話掛けていて、何で呼び出しｺｰﾙが鳴ってるんだろうと画面見ればはっとしどうしようとﾃﾝﾊﾟって

…電、話？(過呼吸の苦しそうにしながら誰だろうと通話にするが話せる状況っはなくて苦しそうにヒューヒューと息をしていて)

は、速水?
(相手と電話が繋がりどう声掛けていいか分からず、相手から話すの待っていたが中々話さないのでどうしよう、と内心焦りながらも取り合えず相手の名前呼んでみて

真…守(相手からの電話だとわかるととても嬉しく別の涙が流れてくるが過呼吸は治らなくヒューヒュー言っていて)

早退したって聞いたから、...大丈夫か?息切れてんぞ?
(自分の名前呼ばれては電話越しにうんうんと頷き、不自然と思われたくなくて電話掛けた理由述べ相手の異変に気付いては運動でもしていたのか、と疑問に思い尋ね

…大、丈夫(あんなに相手のことを否定してしまったのにまだ自分のことを心配してくれる相手がとても嬉しくて泣いて声を震わせながら何とか返事して)

無理すんなよ?病み上がりなんだし、拗らせ無いようにな、
(相手の声が震えているのは丸わかりで、相手からすれば自分などもう顔も見たく無いであろう存在、自覚はあったものの一度聞いたらずっと聞いていたいと言う気持ちに負け柔い声で心配そうに述べて。「昼は急な用事が入っていけなかった、ごめんな」急な用事とは嘘で本当は顔を合わせられ無かっただけなのに取り繕うように謝り