構って君と依存君

(意識を失っていてチャイムに気がつかず保健室のベッドで眠っていて)

じゃあ、頼むわ-...
(屋上に着いては電話で仲の良い友人に保健室から包帯と消毒液持って来るよう頼んで他の奴に相手の事詮索されるのは癪だがこの際だから我慢しようと友人に相手の様子見てほしいと加えて頼んで電話切り

ん…真、守…(罪悪感からとても唸って苦しそうにして泣きそうな顔をしながら相手の名前をよんで)

すぐ行くからっ
(休み時間終わると言うのに中々来ない友人に気を立て此方から電話し何してんだよ、と文句言いつつ相手の様子はどうだったかと尋ねれば自分の名前呼んでうなされてる、と聞き何かあったのだろうかと心配になり友人に自分が行くまで相手の様子見ていてくれと頼み電話切り急いで保健室に向かい

(ずいぶんうなされながらずっと相手の名前を呼んでいて目からは涙が出ていて)

速水っ!
(勢いよくﾄﾞｱ開けたと同時に相手の名前声あげて呼び、相手の居るﾍﾞｯﾄﾞに行こうとしたが腕の怪我見せたく無かったので先に中に居た友人に腕の手当てして貰い時季は早いが薄めの長袖のﾊﾟｰｶｰ借り腕隠し相手に近付き目に溜まった涙拭いそっと手を握り

ご、めん…(泣きながら相手に謝りいまだに目を覚まさずにまた熱がでてきて)

何に謝ってんの?も-...泣くなって-..
(謝る相手見ては何か追い詰められているのだろうか、と心配で目覚めない相手の涙拭いつつ熱くなってきた相手の頬に触れ、もう追い掛けたりしないから、と掠れた声で呟いて

真守…(目を覚まして相手を見ては謝ろうと思い｢ごめん…｣相手を見て泣きながら謝り)

ん、もう分かったから泣くなよ、
(自分見て泣く相手の涙拭いながら困った顔で述べては手出しすればまた何か言われると思い拭う手を止め目元から手離して

傷つけてごめん…(相手を抱き締めて泣きながら述べて)

大丈夫だから、
(抱き締め返そうと思ったが手が痛みうまく抱き返せず背中擦りながら相手を落ち着かせ再度寝かしては髪撫でて

ん…真守…(先程より売って変わって嬉しそうに微笑みながらスヤスヤ眠って寝言で述べて)

なぁ速水、もう俺のもんになっちゃえば良いじゃん
(眠りについた相手見て安心し息吐いて、名前呼ばれてはｷｽしようと顔近付けるも嫌がられた事思い出してはきゅ、と唇噛んで顔離し。寂しそうな表情で呟いてはﾍﾞｯﾄﾞから腰上げ友人に相手の様子見るよう頼み少し頭冷やそうと保健室から出て行き屋上に向かい

お前誰？(数時間たちめが覚めては知らないやつが前にいて相手を見て首をかしげて)

もう昼か-...顔合わせにくいな-
(そうこうしているうちにあっというまに相手と約束していた昼休みの時間になっていて。相手を泣かした手前合わせる顔などあるはずも無くどうしようと、考えﾌﾞﾂﾌﾞﾂ呟き。多分相手と一緒に居るだろう友人に相手に昼休みのは行けないと伝えるよう頼みはぁ、と溜め息吐いて

(相手の友達だと聞いてはふーんと思いながら相手との約束の時間になり教室に戻ろうと立ち上がり)

そういや昼飯保健室だわ-...
(ぐ-っとお腹がなりお菓子食べようとﾎﾟｹｯﾄに手を入れるが無く、そう言えば保健室で食べてたなと思いだしてはさらに深い溜め息吐いて。友人はちゃんと相手に伝えてくれたかどうか心配だったが聞く気力もなく、地べたに寝そべって

あっ、そう…(教室にもどうとしては相手の友達に相手からの伝言を聞いてはしゅんとして、熱もあるし相手は来ないのでもう早退しようと思い)

ん-、腹減った-、何か買いにいこ-とっ
(昼休みの終わりのﾁｬｲﾑ聞きむくりと体起こしてはここからそう遠くないｺﾝﾋﾞﾆへ行こうと屋上から降り担任に今日は寝るとだけ連絡し昇降口まで来ては相手の事が気になったが今会った所で何も話す事は無いと自分に言い聞かせ学校から出て行き