When the night of the book is descend.

今宵も夜の帳が下りるとき
私は貴方に会うであろう。

薄暗くも輝くように眩い月明かりの下
貴方は尖ったその牙で
私の柔肌を貫くであろう。
今宵も貴方の甘美な“ディナータイム”が始まる。

私の血液は貴方の“メインディッシュ”となる。

食事を貪るその姿は優美であるが、その表情は何処か苦痛そうで
首筋に牙が食い込むよりも
心臓の辺りが締め付けられる傷みの方が
痛くて辛い。


私は貴方の“食事”でしかないが
私はどうやら違うようだ。

嫌い──大嫌いな“吸血鬼”なのに。




( 人間嫌いな吸血鬼 × 吸血鬼嫌いな人間 )




>※暫しレス禁※

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