藤原 透 2015-07-30 00:19:39 |
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御気遣いど-も
(突き放す様な言われ方に声掛けたの迷惑だったかな、と少し戸惑うも相手が空けてくれていたスペース見ては良かった、と安堵してへらりと笑み浮かべては相手の隣に腰下ろして礼述べて
……ふじはらとおる、好きなように呼べば良い。只、変な仇名だったら呼ばせねェから。(そう続けては煙草を加えつつ彼女を視界に入れてその幼い顔立ちを見ればどこか年相応でもないとでも思ったのか、一つ笑みを。)
ん-とっ、と-る君
(変な仇名は呼ばせないと相手に言われる前に考えていた己を嫌悪するように、はは、と苦笑いしては無難に下の名前で呼ぶ事にしようと思い試しに相手の名前呼んでみて。
「あ、自分、ふじかわ みのるです、」
(自分より先に相手から挨拶させてしまい焦って自己紹介しては相手に釣られ笑み溢して
無難だな。(くい、と伸びをしては深くソファーにもたれかかり、相手の名前を聞けば「細川な。」己も口に出し確認を一つ。ふと視線を彼女に向けてみれば何やら無邪気に笑みを浮かべていたらしくその姿は子供そのもの。)…年相応の顔立ちじゃねえな。
(ぽつりと一言本音を。)
無難なのが一番呼び易いでしょ、
(伸びをする相手を横目にうっすら笑み浮かべつつ返答して。相手に、細川、と呼ばれ少し間を開け良い、と返事するように頷いて。
先程から気になっていた缶ビールに気を取られ相手の呟き聞き逃してはもう一度言えと言うように首かしげ見詰めて
呼ばれ易いし、そっちのが俺も。(そう続けては立ち上がら冷蔵庫へと向かえば中からビール日本とつまみを取り出し。彼女へと一本、己も一本手にすると隣に座りビールを空ける。)酒弱いなら無理して飲むなよ、介護とかしねえから。
(そう続けては己は喉が渇いていたのか半分を一気に飲み干すとふー、と吐息を。)
あ、ありがと、
(目をぱちぱちさせては相手に渡されたビールを見て嬉しそうに微笑んで礼述べて
「弱くないです-、」
(隣で呑む相手見てはムス、とした表情で相手の言葉否定しては1口、2口と自分も呑んではふぅ、と一息吐いて
弱そーに見えるが。(彼女のはふぅ、と薄く吐き出された吐息に彼女を見つめつつ己もビールを飲み込み。)…にしても、あちィな。
(ゆっくりと怠惰に続けてふと気になる彼女へと視線を向けて。)
こ-みえても結構強いんですよ-?
(弱そうという言葉にムキになりふん、と鼻鳴らしては子供の様に呑めますオーラ全開で自慢気に述べてみて
そ-だね-、今日は一段と、暑い
(己の言う暑さはただ酒が回っていると言う暑さであって相手の暑さとは異なるがうんうん、と相槌打っては述べて
へー、そー。(あからさまに聞いてない素振りで続けつつも彼女をじー、と見つめ。その幼い雰囲気にふ、と笑みを一つ。)…あと呼び方なんだがやっぱり呼び捨てにしておけ。
(君は慣れん、と続けては酒を飲み干してふー、と深く吐息を吐き出して。)
あ、聞いて無いね、全く-
(相手の素っ気ない態度にカチンと来たのか渡されたビールの残りを一気に飲み干し酔いが回って来たのか若干頬赤らめ述べて
え- とぉ-る君呼び易かったのにな-
(己はかなり気に入っていた為残念そうにボソボソと呟いては相手が嫌ならと諦め。はぁ、と吐息漏らし
そんな真っ赤な顔じゃあ説得力の欠片もねェな、(はあ、と吐息を吐けばその額へと軽くデコピンを。「吐いても知らんぞ。」と続けて。)良い年こいたおっさんに君付けするのが間違えてんだろ。
(そう続けては立ち上がり冷蔵庫へと向かい。)
暑いから赤いんです- 吐かないし-
(額にデコピンされれば若干涙目になるも直ぐに拭き取り相手の言葉否定しては酔ってるんじゃないもん、とボソボソ続けて
とぉ-る-
(あれが一番呼びやすかったの!と内心叫ぶもそれを口に出したらただの子供だなんてつつも、無意識に相手の名前呼んで
クーラー付けるか。(彼女の必死に否定を続ける姿はまるで子供のよう。クーラーを付けてはビールを冷蔵庫から取り出し。)はいはい。
(軽い相槌を残してビール一本だけのプルタブを引いて口に含み飲み込む。そして彼女の隣へと座れば。
(定時あがり、帰宅をして今日も相変わらずソファーにて客人を待っている。手には見慣れないブランドのビール缶が一つ。昨日の来客から貰った物で消費をしていかないといけない。く、と喉に煽りふー、と深い吐息を吐き出すと風呂上がりの暑さと一緒に吐息も吐き出す要領。)
(此方も定時に上がりコンビニで大好きな缶チューハイを大量に買い占めてからニコニコと笑顔で歩き袋を揺らしながら部屋へ到着すると早速扉明け入室して)
今晩は~!お邪魔しまーす!!
(/お相手宜しいでしょうか?)
…おー。(また軽快な客人が来た模様。手を軽く降りソファーに座っていた体を浮かせてスペースを空ける。そしてその大量のチューハイやら何やらを見れば相当な酒呑みというのも把握。)……何やら大荷物だな。
(軽くそう続けては、)
あーわかっちゃう?お酒大好きなんだよね~!名前はくじょう ひなよです。年齢は30歳だからお酒呑んでもOK!
(早速玄関でパンプスを脱ぎパタパタとスリッパ音を響かせながら歩いて声の聞こえたリビングへと向かい堂々と隣へ腰掛けテーブルに袋を置きグレープフルーツの缶チューハイのプルタブ開きつつ上記述べ呑む前に自己紹介を)
おにーさんはビールが大好きなの?
そんだけ大量の酒を持ってたらそう見える、(そう淡々と続けた後、緩く酒を煽れば1缶は空に。もう1つの缶を袋から取り出し綺麗に密封していれば聞こえてきた自己紹介。「ふじわらとおる、だ。好きなように呼べば良い。」立ち上がり冷蔵庫へと脚を向かいつつ聞こえてきた質問には、)…水代わりみてーなもんだな。
(と淡々に答えれば密封した袋を冷蔵庫へと。)
お酒大好きだけど、おつまみがないわね?宜しければキッチン借りて何か作っても良いかしら?
(一本目の半分を一気に喉へと流し込んでから会話続け、相手の名前が判ると早速「じゃぁ、透って呼ぶわね?私の事も好きなように呼んでくれて構わないから!」お酒効果でテンションは高まり)
私も同じく!缶チューハイって種類によってはジュースだし!……滅多にビールは呑まないけど、呑んでみても良いかしら?
どーぞ、調味料やら何やらは上の棚にある。(そう続けて己はビールのプルタブを空けて軽快に鳴った空気の音を聞きつつ口に含めば己も半分程度飲んでしまうが日頃からの耐性があるのだろう。顔色一つも変えないままスマホを開けば、聞こえてきた少し上ずった声。「九条な。」そう端的に言葉を残せばニュースアプリへと目線を移す。)チューハイはな、…甘いからどうも嫌いだが。ビール?冷蔵庫に2つ程度有ると思う。…嗚、袋のは飲むんじゃねェぞ。
(そう続ければ大きい伸びをしつつも煙草に火を付けては。)
キッチンと冷蔵庫借りますね~!
(缶チューハイを呑みながらソファから立ち上がれば手を振ってキッチンへと消えていき。早速到着すると冷蔵庫の扉を開け中身を確認してからおつまみが決まると缶を置いてから早速調理を開始し、ビールを指摘されると「袋のね?りょーかい!」袋のではなくて缶ビールを取り出してから調理を続けその三十分後おつまみは完成しトレーに乗せてからリビングへと戻りテーブルに置いて説明を)
肉が食べたくなったから、豚肉のガーリックソテーとシーザーサラダ!透は食べる?たくさん焼いたし。
さとと!ビール呑みながら食べるぞ~!!
ん。(端的な返事を返した後、ニュースアプリを見つめて。そして時刻がある程度経っただろうか。ビールも空き缶になった頃、熱中して呼んでいたニュースアプリを切り、冷蔵庫へと向かおうと立ち上がれば机上に置かれたつまみ。)ん、貰うことにする。
(そう述べれば3本目のビールを冷蔵庫から取り出すと。煙草に火を付けて加える。ベランダ近くの小窓へと向かえば扉を開けて。)
ふー…涼しい~!
(つまみを食べながらハイスピードでビールを呑んだからか身体が火照って熱くなり。エアコンがきいた室内なのだが外の方が涼しいと思うとビールを呑み干し二本目の缶チューハイを開けてから再びソファから立ち上がれば右手で持ったまま相手に続く様にベランダへと向かい扉を明け外に出ると予想通りベランダの方が涼しいと感じ冷たい風が火照った顔や身体を冷まし)
ビール有難うね?意外に美味しく呑めたわ。煙草は嫌いだけど、煙草を吸う男性の姿は好きなのよね……何だかカッコよく見えて。
………、(ふと携帯が振動を鳴らして宛先を見ると仕事。はー、と深い吐息を吐いた後、緩く小窓から離れれば。)…悪い、急用だ。
(そう続けては扉を開けて、「…また来たら良い、悪いな。」と続けては。扉の外へと消えて行き。)
………さて。(急遽始まった飲み会は終わり、家路に着いて漸く慣れてきた室内へと入室。周りを見渡せば誰もいなく、くあああ、と大きい欠伸をしてからソファーに座りぐったり。だがその瞳は来客を待ちわびるように扉を見つめていて)
さいとういのり、といいます。
兄のお酌を良くするので、お付き合いはできるほうかと。
良かったらどうですか?
(日本酒の入った徳利を持ってにこやかに)
…んー、気軽に入ってくれ。(少し疲れたのかいつもより気ダルい返答をひとつ。緩く相手を視界に入れては軽くくいっと会釈を一つ、「勝手に入って良いさ、酒は冷蔵庫だ。」そう続けては目瞑り、)
嗚呼。……嗚、袋じゃない方のビールな。(そう続けては次いでに俺のも一本頼む、と続けてはくああ、と大きい欠伸。)…斎藤…だったか?
(先程聞いた名前を復唱しては「俺はふじわらとおる、って言う。好きな様に呼べば良いさ。」そう続けてソファーから少し体動かしてペース空けて。)
はーい。とおるさん、ですね?
どうぞ。あ、となり失礼します
(冷蔵庫からビールを二本取り出し、ソファーの空いたスペースへぽすっ、と沈み込み)
ん、構わん。(そう続けては彼女を視界に入れるとじー、と見つめた後ビールを受け取ればそちらへと視界を向けて。プルタブを引き、開いたそれへと口付けては中の物を一気に半分程度煽る。)
(返答が無くなった。こんな夜更けだし寝てしまったというのも仕方ないだろう。もしかしたら客人は寝てしまったのかまたは用事が出来たのか。また遊びに来て欲しいという目で扉を見た後、立ち上がれば冷蔵庫へと。「……礼言わねェとな。」密かに小さく呟いた言葉は誰にも言われることなく、袋へと指先へとなぞれば。客人を待つようにソファーへと戻り、ビールのブルタブを開いた。)
…どーも。覚えてます?……今日もあつい、夜ですね。
(いつの間にか現れ開いていたリビングのドアをわざとらしくコンコンと二度ほど叩けば不敵な笑みを溢し。「あれ、もしかしてまだお客さんいらしたのかしら?」と問いかけてみる、ならば帰ろうかと思っていたところだが。)
嗚呼、昨日のか。酒さんきゅうな、残してあるから飲みたければ言えよ。(くい、と伸びをしつつそんな一言を吐き出す。「寝てしまったのかもしれんな、こんな夜中だし無理もないだろう。ということで今は一人だ。」そう続けてはビールを煽り深い吐息。)…暑いから早く閉めろ。
(ちっ、と舌打ちをしてあまりの暑さに眉を寄せて。)
…覚えてたのわたしのこと。…まだいい。喉乾いたらもらうから。
(覚えられてたとは思わなかった。目を見開き驚きの表情を見せ柔らかく微笑むと小さく横に首を振り着ていた薄手の上着とバッグをソファの傍におき「…こんな時間だったのね。…ふふ、ならわたしが独り占めできるじゃない。」と嬉しそうに)
…なに、機嫌でも悪いの。まぁこの暑さならしょうがないけど。(舌打ちに反応すればムスッとした表情で仕方ないなぁなどと言いながらドアを閉め)
覚えてちゃ悪かったか?(なんて問いかけた後こくこくとビールを飲み干していく。置かれた上着と相手を見れば少し腰を上げてスペースを作る。)独り占めなんておっさんを独り占めした所でって話だろうが。
(そう続けては相手を見つめていた視線をやんわりと外しビールへと向ける。「あちィのは好きじゃねえな、」と一言。)
…べつに。嬉しいだけよ。
(吸い込まれていくビールを見つめながら聞こえるか聞こえないかのような小さい声で呟く。)
あ、いいわ。ここで立ってるから。自分でおっさんなんて言わないのー。
(相手が気を使ってくれたのだろうか。ソファの少し空いたスペースを見つめるも右手を2、3回振れば断る台詞を吐き)
やっぱお酒貰っていい?…どれならいいの?
(ひとつ息をつくとやはり喉が渇いたため遠慮なく冷蔵庫の戸を開けると顔を出し大きめの声で相手に問う)
……あ?何て。(聞こえなかったのかもう一回言えという催促と隣に座ろうとしない相手をどこか不思議そうに見上げては。)…なんだ、立つのが趣味なのか。
(なんて真面目な質問を一つ。「三十路のおっさんが少年っていう訳でもないしおっさんはおっさんって云って良いんじゃないか。」と添えれば相手を見つめて。ふと聞こえてきた質問には、「袋のが昨日てめェが買ってきたやつ、あとはビールしか置いてない。」そう端的に述べた後、好きなの飲めば良いさと続けて。)
…二度も言わないわよ。ふふ…
(聞こえなくていいとでも言いたげに笑えば不思議そうに見る相手を見た後、ベランダの方を向き指をさす)
立つのは別に好きじゃないけどね。…なぁに、いいベランダ持ってるじゃない。…ね、行かない…?(この時間でも夜景は綺麗であろう。外を見るのもそう悪くない。相手は暑さが苦手で気乗りしない様にも思えるがダメ元で誘ってみる「お兄さんでいいじゃない」と笑いながら付け加え)
…とっておいてあったの?飲んでいいのに。…ビールもらうわ。(何げにビールが一番好き。先日買った酒は相手に飲んでもらおうとあえて手は出さずに置く。缶ビール2本をもちベランダの方へと歩き出し)
……わからん奴だな。(そう続ければくい、と飲み干した缶ビールを机に置いて立ち上がり、縮みきった背骨を伸ばした。くああ、と大きい欠伸をしては。)…こんな暑いのにベランダに行きだかるなんて不思議な奴だな。
(そう続けてから冷蔵庫からビールを己も取り出し軽く彼女を見た後小さな笑みを。「行くか、」一言端的にそう添えれば。「自分ではんなの言いたくねェな……、そこまで一気に飲まねえっつうの。」そう述べては一足先にベランダへと脚を向けて。扉を開ければ、)
…すぐに分かるような女なんて面白くないでしょう?
(相手の言葉が気に入ったのか何故か微笑み先程ソファの傍においた上着を手に取り)
夜風って気持ちいいものよ?意外とね。
(長時間クーラーのきいた部屋にいるのはあまり良くないとどこかで聞いたことがある。自然の風に当たった方が良い。行くかという合図とともに相手の後ろを歩き。「わたしがお兄さんってよんであげようか?ふふ……似合わないわね。」と面白半分にからかい。 )
貴方、確かタバコ吸う人間よね?わたしも吸いたいんだけど、火ィ、くれないかしら。
まあ、な。(ふ、と薄く笑えば蒸し暑い、まではいかない心地良い天気。ふー、と吐息を吐き出しベランダの柵へともたれかかりつつ煙草を加える。火を付けてふー、と深く息を吸い込めば。)似合わねーっつうの、もうお兄さんなんて呼ばれんのも御免だな。
(そう述べて相手の言葉を聞くと、ライターを彼女へと渡して己は煙草を加えつつビールのプルタブを引き。)
…寝てたみたい…悪かったわ。また来る。
(口元に手を置きふぁぁとあくびをすると上着をはおり、バッグを手にするとそう言い残し。残念そうに眉を下げて笑えば「あまり喋れずに寂しかった。また次回楽しみにしてる。」と素直に感情を表し座っている相手の頬に数秒左手を添えると名残を捨てスタスタと廊下を歩いていきドアをそっと閉め静かに帰っていく。)
(昨日は1日仕事で家に帰ってきたのは夜中。ふー、と吐息を吐き出して久し振りの休暇を昼寝で過ごしたからかその頭や目は冴えている。入室するとふと書き置かれていた其の文章を見れば苦笑を一つ。「…また来てくれると良いんだがな。」掴み取りにくいその彼女はどこか気に入ってしまったのかもしれない。少し頭を降りそんな浮ついた思考を振り払うようにしつつ冷蔵庫へと近寄り冷えたビールの缶へ触れた。そして2つ程度手に取ればソファーに座り、来客を待つスタイル)
あ、先輩!夜遅くにすいません。終電なくなっちゃったんで泊めてもらえませんかぁー?
(日が落ちて完全に夜の帳が降りたとはいえ熱く、上着を腕にかけシャツはまくって最大限涼しい格好をして上司の家の前へ)
先輩が好きそうなおつまみ買ってきたんで入れてくださーい(片手にスーパーの袋下げれば中に入っているつまみ類を確認して)
(来客も居ない、そろそろ寝てしまおうかと寝間着へと着替えて数秒、けたましい扉のノックの音と夜には似合わない大きな声にちら、と視線を扉へと向ける。)…開いてる。
(勝手に入れとでも言わん声色で一つ。)
本当だ、開いて…って物騒ですよ、俺だったからいいものの…。…とりあえずお邪魔しまーす(疑いつつもドアノブを捻り簡単に開いてしまったことに驚き少し心配するような視線を向け、靴を脱いで上がる。)
…あれ、もしかしてもう寝ちゃう感じですか?(テーブルの上にどさりと袋を置けば相手の様子を見て残念そうな表情を作りゆるく首を傾げて。)
ふわ…やっぱり遅くに訪ねて迷惑でしたかね…?(欠伸を抑えつつ上着を羽織れば先程開けたドアから出て行く。結局手をつけなかった袋はお土産と称してそのままに、外に出れば携帯を取り出し「ありがとうございました」とだけ打って上司に送信。そのまま大きく伸びをしては薄明けた町に帰っていった。)
(冷たくて愛想もない、むしろ第一印象はそれほど良くもない彼だった。ただの暇つぶしだと楽しむ為だと思っていた自分がいつの間にか彼を待っているだなんて意地でも認めたくはない。キィと音のする扉をゆっくりと開け部屋を覗いてみても毎晩のように静かな暗闇が待っているだけ。壁にもたれかかり買ってきた缶ビールを一口口に含んでは今日もきっと明日もいないであろう彼を待ちながらぼそっと呟く)…いきなり、いきなり居なくなるなんて、卑怯よ…
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