これは三十路のおっさん、2人の不思議なお話。
(1) . 昨日は兎に角凄い雷雨で学校からの帰りは憂鬱でしかなかった。そんな時に見つけた一匹の黒猫。
「御前…飼い主は?」
「にゃーん、ごろごろ」
「……いねェみたいだな。」
「ごろすけ」
……そう少し変わった黒猫だったのは覚えてる。そして通勤鞄にそいつを押し込んで家に連れて帰って世話をして、寝て___。
「…てめェ誰だ。」
「おはよう御座いますご主人様、朝食の用意はもう出来ていますので早くお着替えと洗顔を済ませてくださいませ、あと今日のネクタイの色は……」
俺様系(?)高校の生物教師×大和撫子風味どS黒猫少女
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(2). 居酒屋で飯食ってからだな、帰る最中に見つけたんだよ、このお嬢さんを。
「お、捨て猫かァ?…変わった模様だなァ……」
「にゃお、にゃおーん、ふぎょ」
まるで犬のような猫っつうのを覚えてて、そっから家に連れて帰ったんだなァ、そう。そしたら、
「…んー、お嬢さん…誰だァ?」
「あっ、おはよーごしゅじんっ、あむあむ……」
首筋を甘噛みするのは…誰だろうなァ。
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>1,
>2 レス禁。