主 2015-07-28 19:43:13 |
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君のオススメってあるかな、あるなら僕はそれが良いなぁ
(上着を脱ぎ席に着くとにこにこと微笑みながら話しかけ。
否定に対し『君は格好いいよ、その優しい目も、厚い唇も、全部格好いいから好きだ』と相手を真っ直ぐ見つめながら述べ)
いや、俺のじゃなくて店のオススメがいいですよ。
(肩こりが治るだとか、その人の体の悪い部分を治せる料理が出てくると説明し。
真っ直ぐに見つめられては視線を逸らすこともできず『それは、ありがとうございます』とポツリと礼を述べ)
ン、んん?....悪い所が治るのかい?
(相手のスタンド能力を考えると有り得るのかもしれないと考えるも不思議そうに目を瞬かせ。
礼を述べる相手の手をそっと握ると『君のそういう所も好きだ』と優しく撫でながら述べ。)
どこか悪いとこあります?
(不思議そうにする仕草が可愛いとニヤけつつ、特になければ何の変哲もない料理になってしまうため気になる点を尋ね。
再度礼を述べ『ストレートっスね』と撫でる手を嬉しそうに見つめ。)
悪い、と言えば違うのかもしれない。
(雨の日になればじくじくと痛む腹をそっと撫でると苦笑して。
『古傷が痛むのも、治せるかな』と呟くように述べ。
『何も伝えられずに死にたくないからね』と答えにならないような返答をすると撫でる手を止め指を絡めるようにして手を繋ぎ。)
・・・クレイジー・ダイヤモンド
(低く静かな声で自身のスタンドを呼び出し、腹を撫でる手に手を重ね『これで治るといいんですけど』ポツリと呟き。
手に伝わる感触に驚いて目を見開くも『どんなに深い傷もきっと治してみせます』とすぐに真剣な眼差しを向け。)
....じょ、うすけ、君。
(驚きを隠せずただ相手の名前を呼ぶ事以外に何もでき無くなり。
重ねられた手の温もりを感じながら絞り出す様な声で『ありがとう』と答え。
とろりととろける様な笑みを浮かべていた相手の突然の真剣な眼差しに射抜かれ息を呑みそれを誤魔化すかのように『それは、心強いなぁ....もう少し、無理ができる』と述べ。)
俺は別に・・・
(礼を述べてくれたところで何もできていない訳で、どう答えようか迷ってしまい。
少し間を置いてから『っと、せっかく旨いモン食べに来たのに勿体ないっスね』としんみりした空気を払うように明るい声を作り店内をキョロキョロして。
心強いと言われたのは嬉しことだが『無理は禁物です』と自分の周りは無茶する人ばかりなのが困った点で、眉をひそめ念を押して。)
ふふ....君が治してくれたから、もっと美味しく感じるかも。
(明るい声に釣られへらりと笑いながら冗談半分に上記を述べ。
悪い所が治る様な料理を今から食べるのにも関わらず、スタンド能力を使い自分の体を治そうとした相手を不思議に思いじっと顔を見つめ。
相手の忠告に頷くと『はぁい』と笑いながら返事をして。)
へへ、それは良かったです。
(後ろ頭に手を当て調子に乗ったみたいにニヘッと笑い。しかし不思議そうに見つめられ今いる店の特徴を思い出しては恥ずかしくなり、誤魔化すように視線を外して口笛を吹き。
返事を聞いて『よろしい』なんて先生っぽく頷いて。)
....ねぇ、仗助君。どうして僕を治してくれたんだい?
(視線を外して誤魔化す相手に対しニヤリと口元が緩むのを抑えながら純粋無垢な笑みを向け。
料理を注文後、暫くすると自分たちの目の前に食事が運ばれてきて、色彩の豊かさや素材の新鮮さに食欲が抑えきれなくなり腹が、くぅ、と音を立て。
『僕の方が年上なのに、先生みたいだ』と相手の言葉を聞きふと感じた事を伝え)
それはよぉー、俺に出来るのがそれ位だからっスかね。
(チラリと顔を見てから、やはり恥ずかしそうに頬をかきながら間延びした喋り方で答えて。
同じく腹が音を立ててしまい『じゃ、いただきますか』と手を合わせ、相手にフォークやナイフを渡し自分もそれらを取り。
『年上だろうが何だろうが、駄目なもんは駄目だからです』と先生を引きずってインテリぶった口調を意識してみて)
ふふふ....そっか、てっきり対抗心でも燃やしているのかと思った。
(クスクスと笑いながら『残念』と呟き。
相手から渡された食器を手に取り食事を一口大に切ると人より少し大きい口に運び。
もぐもぐと口を動かし味を楽しむと頬を綻ばせ『美味しい....』と呟き。
相反する様に『でも、ちょっとくらいは良いんじゃないかな?』と悪い誘いの様に優しく語りかけ。)
そうかもしれませんね。
(出しゃばった部分もあったかもしれない、と自らの行動を省みて呟き。
デートでイタリアンとなるとお洒落な雰囲気も必要かと考えたが、空腹時にご馳走を目の前にしてはそんな余裕もなく、大きめの一口大を頬張り『こいつぁグレートですよ』と感想というか相槌を打って。
『駄目ったら駄目です』ときっぱり誘いを断り。)
....ヘ?
(冗談のつもりで言った言葉を肯定され驚きの表情がみるみるうちに真っ赤に染まっていき。
食事に集中していたのか、気付けば食事を食べ終えており『美味しかった』と述べ。
きっぱり誘いを断られ『う....わかった、わかったよ』と引き下がり。)
え、あ、いや!やっぱ今のなしで!!
(相手が赤くなる様子にこちらまで真っ赤になって、両手をブンブンと必死で振って打ち消し。
同時に食べ終わり『心なしか体が軽くなった気がしますね』と肩に手を当てて腕を回し。
反応が面白くて腹を抱える勢いで笑いだし『よろしいっス』と笑いながら頷き。)
そう、言われても、もう、無理だ....
(しゅうしゅうと音を立ててしまいそうな程顔を赤くし、相手から視線を必死に逸らそうとして。
相手の言葉を肯定するように頷くと『確かに、ここ最近の疲れが全部吹っ飛んだ気がするよ』と笑い。
相手に自分が笑われている事に気付けばすぐにじと、と睨みながら冗談交じりに『君に、いや....年下に笑われるのはちょっと嫌だなぁ』ともらし。)
そこを何とか、お願いしますって
(汗まで出てきて、同時に反対向いてこちらも必死に視線を合わせまいとして。
丁寧に手を合わせて食後の挨拶をし、自分も初めて食べて相当感動していて『それがここの魅力っス』と同じく笑顔で答え。
すぐに笑っていた口を閉ざし、たらりと汗かいて『す、すみませんでした!』と謝罪の言葉を述べペコペコと頭を下げて。)
こんなに嬉しいのに、無しに何てできない。
(火照る顔を扇ぐもすぐに手を止め視線をそらしたまま上記を述べ。
食器が下げられ何もなくなった机の上に置かれた勘定書を手に取り『こんな素敵な所に連れてきてくれてありがとう』と一言残すと代金を払う為に席を立ち。
少し大袈裟に謝る相手が怒られた子犬のように見え、『別に起こっていないよ』とクスリと笑い声を漏らしてしまい。)
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