着ぐるみパンダさん 2015-07-28 02:37:19 |
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………………
(少し眉を下げて相手をじっと見て相手の両手をぎゅっと握ってあの時のことを思い出していて、一人になった自分を優しく慰めてくれたあの子は偽りで、と思ってしまえば相手を少し疑ってしまいそうになり
(/大丈夫ですよ!!!)
(先程まで見る限りでは明るかった相手が切なそうな表情になるのを見るとどうしたんだろうと思っていて両手を握られると自分も握り返し「辛いなら話さなくていいですよ?崇徳くんとこんなに話したのは初めてですし、陰陽師の私を信じられない気持ちはわかります。話せる時にゆっくりでいいので話してくれれば嬉しいです」とゆっくりと話して小さく微笑み)
(肩に頭を乗せる相手の頭を優しく撫で、そういえば鬼と人間の禁断の恋の話を小さい時に聞いたことがあるなと思いまさかねと嫌な予感がするが考えないようにし)
(相手の温もりにそっと目を閉じて口元が緩んで笑みがこぼれてなんて、暖かい子なんだろうかと思いながら「……俺の話、聞かせたら、京ちゃんの話聞かせてくれる?」と肩から頭をあげて真剣な表情でいい
へ?私の話ですか?
(肩から頭を上げて見たことのない真剣な表情をみて私の事って何を話せばいいんだろうと思っているがきっと家族の事だろうと思えば「つまらない話になると思いますが…それでもいいなら」と頷いて)
……じゃあ
(相手がいい、と言えば自分の話をし始めて「俺の両親は……鬼と、人間だった、妖怪と人間という壁を越え二人は愛し合ってて反感をかいながら俺を産んだ」淡々と話し始めながら少しうつむきがちに言っていて
鬼と人間…
(相手の話を黙ってじっと見つめながら聞いていて相手の話の中に出てきた鬼と人間という言葉を聞くと小さな声で「禁忌を犯した鬼と人間の夫婦は、殺された。」と呟き)
鬼と人間の夫婦の話…小さい頃に聞いたことがあるんです…。その時は作り話とか思ってたんですが、崇徳くんのお母さんとお父さんの話だったんですね。
(泣き出しそうな顔をしている相手を見て申し訳なさそうな表情で話し、ごめんなさいと呟いてぎゅっと抱きしめ)
……ううん、大丈夫、だよ
(相手がぎゅっと抱きしめてくれれば腕の中でゆっくりと目を閉じて「そう、殺されたんだ……それぞれの種族のやつらに……」と拳をぎゅっと握りしめて
(相手の話はすべて聞いた話と同じで小さいながらに聞いた時はなんとも思わなかったが、今その話を聞くと心が痛み悲しくなってぎゅっと力を込めて抱きしめて)
それから俺は一人だった……
(相手に抱きしめられていてはポツリと言いぐっと唇を噛み締めて「そこで一人の女の子に出会ったんだ……」と相手の温もりに包まれながらも目を瞑り言って
女の子…ですか?
(抱きしめながら話を聞いていて一人と言われると私と似てるなと思っていて、女の子と言われて少し相手から離れ顔を見つめながら首をかしげて)
……昔の俺は、一途だったからね
(相手に見つめられては苦笑いで言って「孤独感から救ってくれた彼女にずっと一途だった……」と言いながら遠い目で見ていて
だった…ってことは…その彼女とは別れたんですか?
(相手が一途と少し考えるとしっくり来たのかなるほどと頷いて、過去形の話のため今は違うのかなと思い)
………………
(相手の言葉に暫く黙っていては「……裏切られたんだ、彼女は俺に常に偽りの顔を向けてた……」と切なそうに言って「聞いてしまったんだよ、俺の愚痴を言ってるのを」と苦笑いで言って
(裏切られたと言われるとぎゅっと胸のあたりを握りしめ、「どうしてなんでしょうか…どうして人間は…」と辛そうに目をきつく閉じゆっくりと開けると笑っている相手を見て優しく頬に触れて)
…………
(相手の暖かい腕が頬に触れればすっと目を閉じて「……それからは、ヤケクソだった、彼女に別れを告げた時に、彼女が言ったんだ「別れたくない、大好きだよ零夜」…って、今更どこを信じればいいのか」とまた辛そうに微笑んでいて
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