匿名さん 2015-07-28 02:36:22 |
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……月が綺麗だなって
(相変わらずの無表情で相手に言っては満月を指さして見上げていてはマイペースでぼーっと月を見つめていて眩しそうに目を細めていて
へぇ、なにそれ愛の告白?
(あんな不良な相手の口からそんなロマンチックな言葉が否そんな告白でなくても出てくるとはと衝撃を受けるも、すぐに口元はニヤついていきッククと渡井が堪えられないのか肩を震わせて
……?
(相手に告白と捉えられれば頭にはてなが浮かび「そんな面白い事言ったか俺…… 」肩を震わせながら笑っている相手を見ては相変わらずの無表情で首を傾げて
ック、言ってない言ってない。すっごくロマンチックだったよ
(そろそろ堪えすぎて頬が痛くなってくる頃、相手の顔を伺えば無表情なのかきょとんとしているのか此方には分からないがその顔も何か面白くて更に笑いは止まらなくなり。その反動でポケットに入っている札やらが大量にこぼれてしまうも、それにも反応したのか笑いは更に続いて
……とりあえず笑うのやめろ
(相手が笑っていてろくに会話もできないため少し考えれば相手の近くまで行き頬を両手でムニーっと伸ばして散らばっているふだをみれば「早くしまえ……」と怪訝そうな顔をして
ッヒッ、ごめっんって
(どうしても治まらないのか止まる気配はなく、挙句の果てには頬を抓られるという始末。そんな中でも相手の顔を見れば壷に入るのか腹を抱えて。落ちた札を拾おうとするも体が震え上手く拾えず「っあー、もう駄目だ!腹痛い!」と仕舞いには地面に座りこんでしまい
………………はぁ
(相手がとてつもなく笑っていれば一つため息をついて眉を潜め「とりあえず立て…… 」と相手に言っては相手の腕を持ちぐいっと上にやり立たせて「お前の式神呼んで運んでもらえ……」と言って
ん、ありがと
(暫く経ったのか、むりやり押さえたのか笑いは止まり素直に立てば自らを運んでくれていた式紙の名前を呼び「ダイちゃーん・・・・・・え、ダイちゃーんー」しかしいくら呼んでも待てど暮らせど姿は見えずに一人棒立ちになり
……………………
(いっこうにこない式神を「……逃げた?」と真顔で相手いって一人棒立ちになっている相手を見ては妖怪の姿になり相手をお姫様抱っこして「探すぞ」とだけ告げ少し上を飛んで
いやいや、あの優秀なダイちゃんに限って逃走はないない
(ブンブンを自らの首を振り'逃走'という手段はかき消してはみるも、愛想つかされたか、とまた新たな考えが浮かぶもまた首を振ってはかき消して。「ぐえっ」蛙が潰れたような声を出したと同時に自分の体は空へと浮いていて。ん?と思ったのも束の間自らの状況を理解したと同時に後戻りできないことを悟っては「無理無理」と相手の服を掴み
…………
(服をつかまれてはさとりこいつはもしや高いところが苦手なのか、と思っていては少し低めに飛んで「とりあえずとっとと探すぞ」とめんどくさそうに言って
ダイちゃーん。おいでー、ソウルメイトが探してるよー
(そろそろ空にも慣れたのか両手を離し口にあてメガホン状にし呼んでみるも一向に返事はこず、姿は見えず。「あー、居ないね」そう一言呟けば「まぁ、いつか見つかるし。あ、私ん家その右ね」と諦めては勝手に家まで送ってもらおうとナビを開始しては
………………
(諦めた相手、そしていつの間にかナビをされながら家に向かっていて「……おい、俺は車じゃねーんだぞ……」とはぁ、とため息をついては地上に降りてドスンっとお姫様抱っこをしている手を緩めて下に落として「自分の足であるけ……」と言い
えぇーっ・・・ほら、あとちょっと。もうすぐそこだって
(途中で降ろされるも此処は家からはこれまた微妙な距離で。ブーブーと駄々をこねる子供のように服を引っ張り向こう向こう、と言いたげに家方向を指差して
ひゅー流石流石
(吹けもしない口笛を口で言えばパチパチとそれはやる気の無い拍手をして「あ、あのでっかい家だから」とそろそろ見えてきたお家を示して
吹けてねーだろ……
(相手が吹けない口笛を吹いてはぷっと少し笑みをこぼしてつっこんで「了解……」と気だるげにいっては大きな門の前で相手をおろし
んあ、笑った
(パチパチをまばら木を繰り返し物珍しいものを見たかのように相手の顔を見つめ。そうしてる内に家へ付いたと「まぁ、お礼ということでちょっと上がってきな」クイッと親指を後ろの家へと向けて
ご開帳~
(大きな玄関扉を開ければまずは自分が上がって。「あ、そーだ。野次飛んできても無視って無視って」あくまでもここは陰陽屋敷、半妖なれども妖怪は妖怪。当然罵倒が飛んでくるであろう、そう見越し先に告げておき
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