坂田銀時 2015-07-26 15:22:26 |
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非番なのに外出ちゃ行けねェってどう言う事でィ…。( 屯所に帰り暫くしたら爆睡してしまった様で昨日の新しい記憶と言ったら土方と言い争ったぐらいで。今朝も山崎に嫌々起こされ仕事の支度をしていたのだが、局長である近藤に『今日は非番になったからゆっくり休め!あとトシから外に出ないよう見張っとけって言われたから外に出ないように。』と告げられ、思わず咥えていた歯ブラシを落としそうになっては己に背を向けて立ち去る近藤にポツリと呟き。土方呪う、と己の唯一の楽しみを奪われ顔を歪めては取り敢えず私服に着替え、彼に連絡を入れようか迷い。 )
散歩行ってくらー。( あれから己も渋々仕事をこなし、これまで抱いたことのない想いを彼に向けていることを自覚してはいけないと鱈腹酒を呑んで眠れば当然ながら二日酔いとなり。情けねェ…と頭抱えつつも幸い昨日のうちに仕事を片付けていたことで今日は特にやることもなく。気晴らしに外の空気に当たろうと珍しくパチンコではなく散歩を目的として万事屋を出ようすると流石にそこまでは咎められず、かといって心配もされぬまま街中へと繰り出していき )
あり、旦那居ねェんですか。…ふーん…ご協力どうも。( 覚悟を決めて万事屋に電話を掛けたものの出たのは新八で、今銀時が万事屋に居ない事を知るとこれはチャンスと指を鳴らし即座に電話を切っては隊員の目を掻い潜り自分も街へと出て。 )
あー、くそ、気持ちわりィ…( まさか相手から電話があったことなど知る由もなく、ただ宛てもなくふらふら歩き回っては途中でミネラルウォーターと二日酔いの薬を購入、近くにあったベンチに腰掛け。外の風に当たったことで多少楽にはなったもののやはり飲みすぎたと今更ながら後悔しつつ薬とミネラルウォーター流し込み、一息ついて青空見上げて )
旦那見ーっけた…ってまた二日酔いですかィ?ソレ。( この街の地図はすっかり頭に入っている為愛手を探すのはそんな苦ではなく、キョロキョロと辺りを見回して居ると相手の後ろ姿を見つけ。自然と緩む表情を抑えながら相手の顔を覗き込んではその顔色の悪さに呆れの表情になり。 )
うおっ!って、沖田くんじゃねェの。誰のせ…、いや、違ェな。とりあえず薬飲んだばっただし大丈夫だ。( 背後から掛けられる声に不意を突かれびくり肩を揺らすもその相手確認すれば敢えてしれっとした反応を見せ。誰のせいで飲み過ぎたと思ってんだ、と思わず口にしそうになるもぎりぎりで飲み込み、こほん、と咳払いした後残ったミネラルウォーター手元で揺らし、「それよりまたサボりか?」と逆に問い掛けて )
へー…吐かないでくだせェよ、こんなところで。( 昨日聞いたばっかりなのに、相手の声を再び聞くと随分心が軽くなって、すとんと相手の隣に座っては取り敢えず此処では吐かないで欲しいと釘を刺しておき。相手の問いに自分の服を指差せば「今日は非番でさァ。土方さんに外出禁止令出されちまってねィ。」やれやれと呆れ気味に肩を竦めて。 )
吐かねェよ、さっきトイレで散々吐いた。( ケロっと若干の爆弾発言零しながら隣の相手に改めて視線遣り。縮まったその距離にさえ心が安らぎ、昨日大量に飲んでまで忘れようとした想いも簡単に蘇ってきてしまい気付かれぬよう小さく息を吐き出して。続く言葉に確かに私服だと再確認しては「いや、今さらっと外出禁止とか言わなかった?此処外だよね?沖田くんが出てきちゃいけない外だよね?」と確認の意味も込め問い掛けて )
うわ、旦那汚ねェですね…ってどうかしたんですかィ?( 相手の発言にわざと身を引いては小さく溜息を吐く相手に首を傾け、顔を覗き込み。相手の問いに目を上に向けては「確かに外ですねィ。どっからどう見ても此処は外でさァ。」と強い日差しに手を翳しながらこくりと頷き。 )
いや、何でもねェよ。( 此方の異変に気付いたらしい相手の問いで我に帰れば片手で相手の頭を上から押さえ付けぐりぐりと乱暴に撫で遣りながらにっと笑って誤魔化し。次いで悪びれる様子なく外だと認める相手に対し今度は此方が呆れた様子で溜息零し、「まーた鬼の副長さんに怒鳴られっぞー。」と棒読みながら注意施し )
わ、何すんでィ…髪が乱れちまうでしょう。( 相手が何か誤魔化そうとしているのはもうバレバレで問いただそうと身を前に詰めようとしたものの、頭の上に手を置かれ少々乱暴だが撫でられてしまえばその動きは止まり。滅多に頭を撫でられる事は無く、しかも初めて相手に撫でられてしまうとなれば一気に心拍数は上がるもので。心臓の音を聞かれない様素早く相手から離れ自らの手を頭に置いては相手の頭を見つめ。今一番聞きたくない名前にしらーっとしては「そんな奴、知りやせんねィ。今は。」とベンチの背凭れに全体重を掛けてはふん、と鼻を鳴らし。 )
大丈夫だって。沖田くんなら髪乱れてもイケメンだから。( 自身に抗議する相手の心臓が高鳴っていることなど知るはずもなく、離れられたことで手持ち無沙汰になった手を自身の耳元に持っていけば耳を穿りながら棒読みながらも密かに本音を込めた言葉で相手を賞賛し。続けて明らかに不機嫌になる相手に対しへー、と小さく洩らせば「結構仲睦まじく見えたけどね、昨日は。」と半ば無意識に紡いでしまえばはっとし、これじゃヤキモチみたいじゃね?と今更ながら後悔覚え、「ま、昨日は仲睦まじかろうと知らねェんだな、今は。」と下手な誤魔化しを続け )
そんな思ってもいないお世辞は要らないでさァ。余計虚しくなるんで( 相手にイケメンと言われても何故か虚しくなるだけで、相手の顔を横目で見ては相手の方が格好良いなんて思っていたり。仲睦まじい、その言葉に顔を顰めては「あれのどこが睦まじく見えるんで?あとその言葉、ヤキモチ妬いてる様に聞こえますぜィ。」と、彼が自分にヤキモチを妬くなんて有り得ないだろうが相手の言葉はどうも妬いてる様に聞こえてしまいニタリと歪んだ笑み浮かべて。 )
げほっ!ば、バカっ、誰がヤキモチなんか妬くかっつーの!( 虚しいなんて言われてしまえば、 結構マジなんだけど、と思ってはみるもののそこで必死に主張したところで互いに得るものも無いだろうと敢えて返事をせず、とりあえず落ち着こうとミネラルウォーターの蓋を開けてそれを口に含み。ちょうどそのタイミングでヤキモチを妬いているようだとの指摘受ければミネラルウォーターも逆効果で結果派手に噎せ込んでしまい、慌ててその言葉を否定して。「ったく…、調子狂うわー…」と片手で頭抱えて項垂れ )
ですよねィ。…まあ分かってやしたけど。( 勢い良くミネラルウォーターを吐き出す相手にハンカチを差し出しながら残念そうに溜息を吐き。項垂れる相手に瞬きを繰り返しては「吐くなら向こうで。」と何を勘違いしたのかトイレを指差して。 )
ちっげーよ!頭抱えてただけだっつの!( 差し出されたハンカチ受け取り礼を述べようとした直後トイレを指差されたことでその礼は激しいツッコミへと姿を変え。「あー…、効いたわ今の大声。頭に響くわー…。」勝手に出した大声とはいえ二日酔いの脳内には鈍痛となって響き渡り再び一人項垂れる始末で )
はあ、仕方ないお人ですねィ…。そこら辺で倒れられても困るんで、帰りますぜ。送って行きやす。( やはり二日酔いの所為か気分悪そうに項垂れる相手に呆れ交じりの溜息を吐いてはどっこいせと立ち上がり。本当はもう少し話していたかったのだが相手を無理させる訳にもいかず、相手を見下ろしては万事屋がある方向を指差し。 )
いや、いいよ。帰っても誰も看病どころか心配さえしてくれねェし、電気止まってっからクーラーどころか扇風機さえつかねェ蒸し風呂状態だし。帰って身体に毒だ。( 背凭れに両肘掛けふらふらと手を振ればいつもの通り家計は火の車であり帰ったところで寧ろ逆効果だと返答しては帰宅を拒み。実際それも事実であり、その半面まだ相手と共に居られるのならとの密かな想いも手伝ってつい口を突いて出た言葉であり )
そりゃそうんん、なら屯所来ます?土方さんは今居ねぇし、近藤さんも多分あの人んとこ行ってるだろうから、旦那さえ良ければ。( 自分の所為で二日酔いになっているとは思ってもいない為さらっと当たり前だと言いそうになり言葉を濁しては相手の隣に座り直しながらさりげなく相手を誘って。 )
んあ?いいの?狼の巣に兎が一匹飛び込んでいく感じにならねェ?( 思ってもみない誘いについ間抜けな声で答えるも自身を兎と例えてみたりと余裕も見せ。むくり上体起こせば「んじゃ遠慮なく。せめて二日酔いの薬効いてくるまでは厄介になりますかね。」と意外とあっさり屯所行き決めてはいつの間にか空になっていたミネラルウォーターのペットボトルを少し距離の空いた先にあるゴミ箱に投げ込み )
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