主 2015-07-25 10:28:40 |
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(/了解しました、ではこちらから始めさせていただきますね!)
…そろそろ来る頃かしら。(通常通り部活動をしていて、今日は相手が来るという事が分かっていたので自身は早めに作業を行っており。花を挿す手ががひと段落ついたところで時計を見遣れば、小さく呟いて。)
その様子だと昨日貸した傘は役立ったようだね。(放課後になり約束通り華道部の部室に向かい、華道部の部室に入るなり相手がいつも通り花を生けている様子を見てそう言い、風邪でも引いてもらっては困ると言いたげに笑い。)
大いに役だったわ、改めてありがとう。今返したのでいいかしら?(丁度相手がやって来たのでそちらに視線を向けて。お陰で濡れることなく無事帰ることが出来たと礼を述べて、机に掛けてある傘に手を掛け返すタイミングを尋ね。「結局止まなかったけど、滝城くんは大丈夫だった?」と別れた後の相手の動向を心配そうに訊き。)
ああ、そうしてくれると助かる。(相手が無事帰れたことに改めて安堵し、相手から傘を受け取り、『昨日は大丈夫だったか』と云う相手の問いに「大丈夫だよ」と当然だと言いたげに笑って言い。)
良かった。私が傘を使ったせいで体調を崩されたら申し訳ないもの。(傘を返してから、相手の気丈そうな笑顔を見てこちらもほっとした笑みを返して。毎回相手がやって来る度に尋ねることだが「今日の部活は休み?」と、相手に問いかけて。)
ああ、ここ最近ずっと練習ばかりだからね。大会は近いけど、少しは羽を伸ばさせてあげた方が良いと思ってね。(「大会の前に怪我されても困るし」と笑い。「華道部はどうなんだい?僕が見る限りほぼ毎日活動しているようだけど」と今日も花を生けている相手に尋ね)
根を詰めて練習するのも良くないものね。華道部は基本毎日活動しているけど、個人作業みたいなものだから緩くやってるわ。(相手の方針に納得したように頷いた後、自身の部活動について語って。「大会前になったら話は別になるかな。」と部室を見渡した後付け足して。)
なるほどね、今年こそは入賞したいって言っていたしね。(先日懇親会にて相手が言っていたことを思い出して、そう言い。「華道部は次の大会っていつなんだい?」とふと頭に浮かんだ疑問を投げかけ)
えぇ、折角部長にさせてもらったんだもの。頑張らなくちゃ。(片手で軽く拳を握るポーズを見せ、熱意が籠った返答をして。「えぇと、地区大会が再来月にあるわ。…お互い大変ね。」大会の日程を思い出して伝えては、剣道部も大会が近いという話であったので労いの言葉を掛けて。)
そうだね。だけどどうせやるのなら高みを目指すさ。(相手の熱意が籠もった拳に一瞬意外そうに目を見開くがすぐに小さな笑みを零しては自分の意志を述べ。「まぁ、君が率いるこの部なら大丈夫だよ」と笑いかけ)
そう言ってもらえると心強いわ。(彼の言葉にくすぐったそうに微笑んで、残りの作業に手を掛け。「…大会の為に休むのだったら、ここより帰った方がゆっくりできるんじゃないかしら。」と視線は挿した花を調整する手元に落とし、相手を気遣っての提案をして。)
問題ないよ、今も十分に休めているさ。それに家にいるよりも君と話している方が退屈しなくて済むからね。(相手の気遣う言葉に感謝するも口には出さず、ただ小さく笑ってここにいる今でもリラックスできていると話し。それからは黙ったまま、花を生けている相手を見つめて)
そう?いい退屈しのぎになってるならいいけれど。(相手の返答に顔を上げて、自分が相手の話し相手として相応しいのかと不思議そうに首を傾けたが、それから自身も口を噤み黙々と手を動かしてゆき。「……こんな感じかな。片付けるからもう少し待ってて」暫くしてから鋏を置き作業を終えれば、再び相手の方を向いて声を掛け。)
ああ、分かったよ。(相手の作業が終わったのを見て、そう言えば片付けをしている相手を待ち。ふと時計を目を向ければ思っていたより時間が経っていることに気づき、外の日は落ちかけており。)
(席を立って、机上の花器と花材を分けてそれぞれを片してゆき。花器を棚に仕舞うときに部員の最後が自分である確認をしては、窓から見える空の色を見て日が暮れるのが早くなったと実感して足早に相手の元に戻り。)
お待たせしました、思ったより遅くなっちゃったわね。(相手も外の様子を見てたのだろう、待たせていた彼にそう言って、自身の荷物を手に持ち。)
構わないさ、行こうか。(相手の準備ができたのを確認して、小さく笑ってそう言えば先に歩き出し、「日が暮れるのが早くなったね」と大分日が落ちてきた外の景色を見て無意識に小さく呟き)
時間が経つのが早く感じるわね。剣道部の活動がある時は、これよりもっと遅くなるの?(相手の後をついて歩きながら、再度外に視線を向けて相槌を打ち。ここでふと、相手の部活のことが気になり尋ねてみて。)
そうだね、遅くなる時もあるかな。(歩きながら自分の少し後ろを歩いている相手に顔を向けて肯定し、「だから校舎を出れば決まって真っ暗さ」と苦笑いを零し。「華道部はいつも今くらいの時間には帰っているのかい?」と相手に尋ね。)
…運動部は大変ね。(帰る頃には暗いと苦笑いで答える相手に、運動部に限ったことではないだろうけれども同情してそう一言。「そうね、大体はこのくらいの時間帯かな」と、自身の部活の事について聞き返されては返答を寄越して。他愛ない会話をしつつ、相手と一緒に帰宅することが増えたなぁとふと思って。)
そうか、ならこちらの部活が忙しい時はこうして一緒には帰れないのか。(そう言うと「君といると面白いから、つまらないな」とわざとらしく少し肩を落としてくつくつと笑い、言った後にここ最近は彼女と一緒にいるなと改めて思い。)
そういうことになるわね、忙しい時は部活に専念しなきゃ。(軽く頷きつつ返答して、「帰りじゃなくても、休み時間とかに会えるじゃない」と何食わぬ顔で言い。発言した後に最初は相手をすることが嫌であったのに、段々と彼に懐柔されてきていると気付いて。この感情は一体なんだろうかと一人首を捻ってみて。)
意外だな、てっきり君は僕と会うのをあまり好んでいないと思っていたよ。(少し意地悪く言ったあと小さく笑い、「まあ、そうだとしても会いに行くけど」と相手に不敵に笑いかけ。下駄箱から靴を取り出して履けば、後ろを歩いていた相手を待ち。)
今だから言うけど、最初は滝城くんのこと苦手だったわ。(相手の言葉にやはりばれていたかと苦笑いを零し、時効であると素直に当時の心情を告げて。「嫌われていたのに会いに来るって…逆に感心するなぁ」と、相手の返答にきょとんとした表情を浮かべたが、あたかも独り言のようにそう言って。靴を履き替えれば、待っている相手の元へ向かって。)
だろうね、いかにも『嫌です』って顔にも態度にも出てたからね。(思い出すように笑えば、「おかげさまでこっちは楽しかったけど」と言い、後ろから聞こえた独り言に自分でも感心しているよ、とこっそり苦笑いを浮かべ。そして相手がこちらに来たのを確認して玄関のドアを開け、校舎の外へと出て。)
人の嫌がる姿を見て楽しむなんて、相当いい趣味してるのね。(そんなにバレバレであったのかと自覚して、きまりが悪そうに笑って皮肉っぽく笑顔の相手に返答をして。相手に続いて外へ出たところで、ふと人目が気になって振り返ってみて。最近こうして一緒に帰宅しているので、周りに変に噂を立てられたら相手も困るだろうと思っての行為であり。)
随分酷い言い様じゃないか。(皮肉混じりな返答を軽く笑い返してそう言い、やはり彼女といると飽きないと改めて思えばまた笑みを零して。外に出た相手が周りを気にしているような様子に「どうかしたのかい?」と真っ直ぐ相手を見て尋ね。)
えっと…。(校舎から目を話して相手の方に向き直れば、彼が不思議そうにこちらを見ていて。素直に言うべきか逡巡したが、溜息を吐いて言いにくそうに口を開いて。「その、最近一緒に帰ることが多いじゃない。周りの人に勘違いされたら、滝城くん困るかな…って」と、しどろもどろにそう答えて。)
やはり君は面白いよ。(相手の言葉にきょとんとし、やがてしどろもどろになっている相手の表情から言葉の意味を察し、さぞ面白そうに笑い声を上げ。「僕は困らないさ、むしろ変な噂を立てられて困るのは君の方じゃないかい?」と相手に向き直り。)
ちょっと、笑うことないじゃない。(言葉の意味を理解したらしい相手が声を上げ笑う姿を見て、思い違いやら盛大な勘違いやらで恥ずかしさのあまり慌てて声を荒げて。深呼吸一つ、いつもの調子に戻って「私は…」と言いかけて口を噤み。ここで何と応えるのが、この関係を続けていくのに正解なのだろうか、なんて若干深刻そうに視線を相手に向けたまま考え。)
……とりあえず、ここから移動しようか。(何とか落ち着きを取り戻した様子だったが、口を結び深刻そうにこちらを見る相手を見て、人目の付くこの場所では相手にとっては都合が悪いだろうと考えてそう言い。)
…ごめんなさい、早く帰らないといけないものね。(考えが纏まらず黙り込んでいたが、相手の提案にはっとしたような表情を浮かべ思案を止め。相手にいらない心配をかけただろうかと胸が痛むもの、日が暮れた空を相手越しに見ては気丈に微笑んで。)
そうじゃない。君が周りの目を気にしているから、人気のない場所へ行こうって行っているんだよ。(呆れながらそう吐き捨て、先に歩き始めると、「笑って誤魔化せるほど、君は嘘が上手じゃないよ」と前に歩き続けながら、先ほどの笑顔を思い出し、小さく舌打ちをして。)
だって…!(呆れたような相手の態度に思わず言い訳の言葉が口をついて出たものの、それ以上何を言っていいか戸惑ってしまい。その後は黙って、不安げな表情で相手の背中を追い。ここでもう気にしていない、大丈夫だと言ったら足を止めてくれるだろうか、と思い立って声を掛けようとして。)
『だって』、何だい?(そう聞き返すが、やはりその先の言葉が思いつかない様子の相手を見て、小さく溜め息を吐いて。歩いているうちに人気のない建物で影になっている小さな小道を見つけると、そちらの方に足を向け。ここで良いか、と不安げな面持ちな相手を見て、「それで?さっき言いかけた言葉の続きは?」と相手に向き直り、相手の目をしっかりと捉えて、校舎の前での話に戻し。)
……だって、(結局相手を止める言葉を掛けられず、小道に入ったところで相手が止まったので自身もそこで立ち止まり。振り返り真っ直ぐ尋ねてくる相手に、視線を足元の方へと逸らして再び言いかけた言葉を呟いて。「私が勘違いされるのが困るって言ったら、もう一緒に帰ってくれないのかと思って。困らないって言ったら、…やっぱり滝城くんに迷惑が掛かるかと思ったのよ」と、逃げ場がないと観念して静かにそう述べて。”迷惑”という言葉を言ったときには、懇親会での相手の隣の席の部長と楽しそうに話す様子が思い出されて、複雑そうに眉を下げ。)
……馬鹿だね、君は。(足元に視線を落とし、複雑そうな表情を浮かべている相手に素直に思ったことをそのまま口にし。「君が迷惑だと思っていたなら、僕だってもう君と下手に関わることはしないよ。だけど、君はそうは思っていないのだろう?なら、このまま今までのように一緒にいて何がいけないんだい?」と目線を落としている相手に論するように言い。)
(何を言われるか不安で視線を合わせられなかったが、相手が言い終えるとゆっくり視線を彼に戻して。自分らしくない弱気な話題で相手を振り回してしまったが、何より相手とこのままの関係を続けられることに安心した様子で。「ごめんなさい。私、どうかしてたみたい。…これからもよろしくね。」と気弱な発言をしたことに対しての謝罪をしてから、今後も今まで通りの関係でいてほしいとの言葉を添えて、今回は嘘偽りのない笑顔を浮かべ。)
勿論、これからも楽しませてもらうよ。(相手の笑顔を見て、こちらも安堵するかのように笑いを零すが、口から出たのはいつもと変わらない偉そうな言葉で。「さて、帰ろうか。送って行くよ」と先ほど来た道へ戻ろうと足を向け。)
勿論、これからも楽しませてもらうよ。(相手の笑顔を見て、こちらも安堵するかのように笑いを零すが、口から出たのはいつもと変わらない偉そうな言葉で。「さて、帰ろうか。送って行くよ」と先ほど来た道へ戻ろうと足を向け。)
今回こそ遅くなっちゃったわね。(来た道へと戻りながら、前回送ってもらった時よりも日が暮れてしまったことに、辺りの様子を見て気付いて。その原因を作ったのは自分なんだけれど、と苦笑を浮かべ。)
(/了解です、大丈夫ですよ~。)
だから君を送っているんだよ。(歩き続けながら、確かに日が暮れてしまい、暗くなってしまったなと思いながらそう言い。「たまには良いじゃないか、こんな時間に帰ることはそうそうないのだろう?」と笑い。)
滅多にないわね。たまにはこういう景色も悪くないかも。(薄暗くなった空をぼんやり見つつ、そう今の心境を伝えてみて。「今日は私を送った後は寄り道せず帰らなきゃ駄目よ」と、相手の方を向いてまるで保護者のような口振りでそう言って。)
分かっているさ、君が心配することじゃないよ。(相手の言葉に子ども扱いされているような気がして、少し不機嫌そうに返すが、流石は華道部の母と呼ばれるだけはあるか、と納得し、そっと笑みを浮かべ。)
あ、でも滝城くんなら部活で鍛えているから、何かあっても平気なのかも…?(不機嫌そうな返答を受けては、思いついたようにそう言って。「毎回竹刀を持って帰るわけにはいかないだろうけれど」と、至って真剣な表情で付け足して。)
君の頭の中の僕はどうなっているんだ。(至って真剣に話す相手に笑いそうになるが、笑えばまた怒られるかもしれない、なんて考え誤魔化すように言い。こんな冗談じみたことも真面目に考えるんだな、と何となく納得し。)
確かに部活動中の滝城くんを見たことはないから、想像とは違ってるかもしれないわ。(相手に指摘を受けて、口許に片手を添えて考える素振りで応え。機会があれば相手の部活動を見学するのも悪くないかなと内心思ってみたり。)
大分違っていると思うよ。(考えながら言う相手に「自分で言うのもあれだけど」と前置きした上で呆れた表情でそう言い、ふと相手が部活している姿はよく見ているのに自分が部活動をしている姿は見せたことがないのか、とぼんやり考え。)
都合が合えば、剣道部の部活風景も見てみたいわ。(本人が違っていると言うのでちょっと興味が湧いて、期待を込めた視線を相手に送り。お互いの部活の勝手が違うのでそう簡単には見に行けないかもしれないとも考えていて。そうこうしているうちに、以前別れた曲がり角に近づいてきた様子で。)
華道部の部長さんにはなかなか馴染めない空気だと思うけどね。(肩を竦めながらそう言うが、「まあ、来たいのなら来てもいいよ」と笑い。気がつけば、先日相手と別れた曲がり角に着き、「ここでよかったかい?」と相手に尋ね。)
運動部に馴染む文化部部長なんてそうそういないと思うわ。(華道部部長である自分に限った話じゃないだろうと苦笑いで返答して。許可らしき言葉を貰っては「機会があれば是非」と微笑んで。「…えぇ、大丈夫。気を付けて帰ってね」と、立ち止まって此処までとの言葉を伝え、折り返し帰る相手に心を配ってそう言い。)
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