【創作NL】剣と華【非募】

…心配してくれるのは嬉しいのだけれど、私は部長としての方針を曲げる気はないわ。(やけに真面目な声音で諭された後に通常の調子でそんな返答を受けては、まるで自身の考えを見抜かれた気がして一拍呆気にとられたように相手を眺めて。笑む相手につられるように微笑んでそう言い。「ここを曲がればすぐだから、見送りは此処まででいいわ」曲がり角に差し掛かったところで足を止め、相手に身体ごと向き直って告げて。)

(/お互い帰宅した後はまた放課後からスタートしたのでいいでしょうか？)

そうかい、まあ予想通りの答えだね。(まるで分かりきったようなロで笑い、「それでも時には自分の周りにいる部員を見てみるんだね。君だけが突っ走っても仕方がないのだから」と助言をし。そして目的の場所まで辿り着けば「分かったよ。じゃあ、また明日。」と小さく笑って別れを告げ、来た道を戻って行き)

(/平日の基本はそうですね。もちろん、成り行きで授業の合間などにも会って話したりするのはOKです。もし休日のパターンや、希望するシナリオのようなものがあれば仰って下さい。)

また明日。(相手の言葉を繰り返すようにこちらも別れの言葉を返して、相手の後ろ姿が見えなくなるまでは曲がり角で見送って。)

(/色々やってみたいシナリオはあるんですけど、やりやすいのは文化祭や体育祭などの学校行事ですかね。各部長の集まりで懇親会を称した活動なんかも楽しそうだと思います！どうでしょうか？)

(/懇親会、良いですね。3年生が引退し2年生新部長団が集まるのは楽しそうですね。次はそのシナリオで行きますか？)

(/モブでも二役でもいいので他の部長との関係も作ってみたいですね…！懇親会と言ってもどうしましょう、学校内の方がいいですかね？お菓子とか持ち寄って駄弁る図しか思いつきませんでした。)

(/そうですね、学校内で良いと思います。懇親会自体は、各部長の自己紹介や新部長としての意気込みを述べるなどが済んだあとは、部長同士の交流時間に……と考えたのですが、如何でしょうか？他部長については二役で演じて大丈夫だと思います。)

(/いいですね、そういう流れでお願いします！あと他部長については始める前に大まかに関係を決めておきますか？それともロルを回していく流れで作っていきますか？)

(/了解しました。他部長はロルを回して行きながら二人との関係を明記して行けたら、と思っています。)

(/分かりました！質問過多で申し訳ないのですが、今回はどの場面から始めましょうか？懇親会が放課後から始まるなら、その会場に入る前など指定がありましたら教えてください。)

(大丈夫ですよ。シナリオ開始は、懇親会当日の開会30分前に、いつも通り剣道部部長が華道部部室に来ており華道部部長に懇親会について愚痴を零している、なんてどうでしょうか？何か希望があれば仰って下さい。)

(/ありがとうございます。それから一緒に移動するという流れですね、今相談した内容で全然構いません！)

(分かりました。早速始めてしまってもよろしいでしょうか？)

(/是非お願いしますー！今まで通りレスに波があると思いますが宜しくお願いします。)

(/了解しました。)

懇親会なんてやる必要あるのかい？(いつものように華道部の部室にて心底機嫌が悪そうに本日何度目かの疑問を口にし、ため息を吐き。「せめて文化系と運動系に分けてほしいものだね」と文句を零し)

これから部長同士が集まる機会も多いだろうし、せめて顔と名前くらい覚えておくことは必要だと思うわ。(これから懇親会に出席するため、華道部の教室にいるものの花は活けておらず。通常通り先程から不満の声を漏らす相手に対し、懇親会について悪く思っていない様子でそう諭して。「あら、そんなに文化系の部活が気に入らない？」と、わざとらしく首を傾けて不思議そうに尋ね。)

だからといってここまでする意味が分からないね。(相手の意見に耳を傾けたものの、やはり理解できないと言いたげに呆れながら言い。『文科系が気に入らないのか』と云う相手の問いには「逆だよ」と横に首を振り、「体育系の部長が一緒なのが解せないんだよ」と苛立ったような口調で言い)

それって同族嫌悪っていうのかしら？運動部は運動部で何か通じ合うものがあるんだと思ってたのだけれど。(相手の不機嫌な様子から、それ程嫌悪する要素があるのだろうかと疑問符を頭上に浮かべ。「…私はどちらかと言うと運動系の部長は苦手かな」と伏し目がちに自身の意見を述べて。)

同族嫌悪なんてやめてほしいな。僕はあいつらとは違う。(『同族嫌悪』と云うワードに少し眉間に皺を寄せるとムキになるように返し、「確かに同じスポーツをしている部活であることは変わりないけど、あまりにも常識が備わっていない部も残念ながらあるからね」と苦虫を潰したように言い。目を伏せた相手に「運動系の部は何かと面倒くさいからね、それに文化系の部を下に見て強く当たる部も少なくないし」と現状を口にし)

ごめんなさい、そんなに気を悪くしないで。(こちらに言葉選びの非があったとやんわり謝って、苛ついている様子の相手の気を静めようと控えめに言い。「確かに、華道部も前の部長のときに色々揉めてたみたいだし…。滝城部長は運動部なのに、文化部に肩入れしてくれるのかしら？」相手から運動系と文化系の部活の軋轢を聞けば、思い出したように呟き。その後、こうして文化部である此処に頻繁にやって来る運動部の相手に対しからかうように訊いて。)

肩入れしているつもりはないよ。文化系は少なくとも君の部はまともだからね、あちらよりは信頼しているつもりだよ。(相手の謝罪に小さく息を吐けば、相手の質問には幾分か機嫌を直して答え。「まあ、懇親会は何とかやり過ごすさ」と苦笑いしながら言い)