佐鳥柚木 2015-07-21 18:35:57 |
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…るせぇよ。(面倒くさいという言葉に誤魔化しなど効いていなかった事が容易に分かり、頬を掻きながら上記呟いていて。身体に気を付けてと言い残して歩き出そうとする相手が己と同じ制服である事に今更気付けば「おい!」と声を掛け。「俺も…学校行く」と立ち上がり相手の隣へ立てば両手を前へ伸ばしグッと伸びをして
めんどくさい
(もはや口癖なので本心で言っているのかどうか怪しいのだけれど小さい声で呟き。学校に向かおうとすれば呼び止められたので相手を見ていると、夏バテしていたんじゃなかったのかと思いつつも口には出さず。「……迷子?」かわりにと言って出た言葉が自分でもよく分からなかったが気にせずにいて)
…!そ、そうだよ。…俺、昔っから方向感覚ねぇんだ(小さく呟かれた面倒くさいという言葉を聞き取ったのか、ズーンと落ち込んだ様に肩を落としていて。迷子かという問いには言い訳を述べようと口を開くが、先程もすぐにバレてしまった事を思い出し、深くため息を零しながらも上記答えており
(ただの口癖なのでそこまで落ち込まれるとは思わず、困った顔をして。こちらの問いに何か言うのかと思っていたが、返ってきた言葉は違うもので。「道を覚えるのが苦手なら絵にして覚えたら良いんじゃないの?好きなんでしょ、絵を描くの」と相手の服に付いている絵の具をちらりと見て口を開き)
あぁ、絵描くの好きだ!でもな、それも試したけど結局駄目だったんだよなー…(ふと相手に視線を向けると困り顔を浮かべる相手。何故そんな顔をするのだろうかと小首を僅かに傾げれば、絵を描くのが好きなのだろうという言葉に顔を綻ばせながら好きだと答え。然し絵にして覚えるという方法は前に一度試しており、その結果はやはり上手くいかなかった事で苦笑を浮かべつつ
筋が変わると分からなくなるなんて言わないよね?
(向かう方向さえ分かっていれば何となくで進めるだろうにと思いつつ、首を傾げ。遅刻確定なので気にすることはなく学校の方向を指さして「あっちに進めば学校行けるから、反対側に進めば迷子になるよ」迷子を強調して述べ。そういえば首を傾げていたのを思い出し「俺の口癖、めんどくさいだから真に受けなくても良いから」とつぶやいて)
…どの道もおんなじに見える(相手の問いにポリポリと頬を掻きながら答えると、学校があるらしき方向と、反対の方向を交互に見て。これ以上迷子になるのは嫌だと考え、こくりと頷けば先程の呟きの事を言っているのであろうその言葉に明らかに機嫌良くなれば、己が原因では無かったのだと分かり「んだよ!紛らわしいじゃんか!」と笑顔で
(遅くなり申し訳ないです!)
…言いたい事は分かるけど
(分かるけれどよく見れば違うような気もするのだが、どう口に出そうかと悩み。「覚えるのが無理なら目印探せば良いんじゃないの?」とゆっくりと歩き出せば機嫌がよくなったのを見つつ、「…悪かったって」と小さく謝罪をして)
(大丈夫です!)
目印…?あの鳥がいる方向が学校の道!…って、何時も居るわけねぇか(早速相手の提案を実行しようと辺りを見渡し、電線に停まる雀を見付けるも、当たり前な事に気付けば小さくため息もらし。ゆっくりと歩き出した相手の後をついていくように己も歩き出すと相手の小さな謝罪に「ん、まぁ許してやる」だなんて何故か上から目線で述べて。ふと相手の名を知らないことに今更気が付けば「お前の名前ってさ、何て言うんだ?」と
(ありがとうございます泣)
例えばコンビニとか
(少し遠くにだが、見える看板を指さし。雀はいつもいるとは限らないので苦笑いを浮かべながらも他に目印になるようなものを探しつつ。「何で上から目線なの」と呟いてはさほど気にした様子はなく、名を聞かれて立ち止まり「佐鳥柚木」と名を述べて)
あれ、こんなとこにコンビニなんか有ったのか(今までは迷子にならないよう学校へ向かう生徒についていくのに必死でコンビニの存在など気付いておらず、新たな発見に少し嬉しげに看板を見つめていれば何故上から目線なのかという呟き。しかし気付かないフリをするとふと相手が立ち止まり、己も足を止めれば「さとり…ん、ありがとうな!佐鳥」と
あったね、よく生徒が寄ったりしてる
(かなり前からあるので知らないと知って少々あきれがするものの、顔には出さず。何かをスルーされた気もするのだが気にしていたら仕方がないので気にすることはなく、「うん…。別に良いんだけど、君のことなんて呼べばいいの?」と)
ん、俺は京弥だ。皇 京弥(なんと呼べば良いかという問いに己が名乗っていなかったことに気が付き、己の名を名乗れば「呼び方なら好きに呼んでくれて良いから」と。そのままふと何かを考えるように視線を泳がせると「あっ、今度あのコンビニにご飯食べに行こうぜ!」なんてコンビニを指差しながら誘ってみて
じゃぁ、京ちゃん
(嫌味はあまり含まれておらず、好きに呼んで良いと言われたのでぱっと出てきた言葉を口に出し。「多分、呼び方変わると思うけど」と、変える気はあるのかどうかと聞かれれば、今のところ曖昧な答えしか出なく。「別に良いけど、コンビニってラーメンとか作るの面倒じゃない?」と、自分の口癖が出てきてはとにかく誘われた事には了承していて)
ちゃ、ちゃん?…あー、まぁいいか(呼ばれ方など特にこだわりなど無かったが、ちゃん付けで呼ばれたのは小学校以来で少し擽ったさは有るものの、別に否定などする理由もなく受け入れて。呼び方は変わるかもという言葉には何とも相手らしさが伺えており、相手の了承を得れば続けられた言葉に「なぁーにいってんだよ!コンビニっつったら肉まんだろ」なんて
京ちゃん京ちゃん京ちゃん
(うざさを覚えるだろうと特に気にした様子はなかったので、嫌がったりしないかと思い『京ちゃん』を連呼し。少しでも相手が京ちゃん連呼に反応すれば呼び方を変えない気でおり。「肉まんそこまで好きじゃない。あんまんの方がまだ好きかな」と、自分がよく食べる方を口にすれば「てか、こんな暑い日に熱いものを食べるの?」と首を傾げて)
…~っだぁぁ!んな連呼すんなって!お前は壊れたラジオか!(不意に京ちゃんを連呼しだした相手に暫し驚くが、特に気にしておらず。しかし流石に何度も連呼されればイラッとしてしまうもので、ペシッと相手の肩を軽く叩きツッコミを入れれば心なしか少しムスッとしており。あんまんの方が好きだと述べる相手に「あんまんかー…存在は知ってるけど食ったことねぇな」と呟いて、相手からごもっともな問いがかかれば「ひ、冷やしても美味しいかな…」なんて少し間違った方向へ考えており
壊れたラジオなわけないだろ
(さすがにイライラしてるだろうなと思い、肩を叩かれて京ちゃんの連呼をやめるがどこかムスっとしているように見え。様子を伺うように隣を見て。「今度一口あげるよ」と述べ。明らかに冷やした方が不味い気がするのだけれど「美味しいんじゃない?」と興味なさげに呟いて)
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