( 主 ) 2015-07-19 22:08:38 |
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もちろん無いよ!
(問いかけに当然の事の様に料理の経験は無いと言って。「それより、初めて名前で呼んでくれたねー!」と嬉しそうに付け加えて。そして、早速エプロンを着けキッチンへと行けば、ルーを使うのかと思いきやスパイスを量りにかけはじめて)
ちょっと待て!!
(こちらの問いかけに対して当然のごとく無いと答える相手に目を見開きながら調理をやめさせようとして。そしてルーではなくスパイスを量り始める相手に身の危険を感じたのか、手を掴んでやめさせて「カレーにそんな手間かけなくていいから!」と言えば戸棚からカレールーを取り出して
え?私、教えてもらった作り方じゃないと出来ないよ?
(突然手を掴まれ不思議に思いながらも上記を述べ。何故カレーに手間をかけてはいけないのか分からずにいて「料理は手間がかかるほど美味しいんじゃないの?」と尋ねて)
これから俺が教えるから
(不思議そうな顔をしてこちらに視線をよこす相手に上記を述べれば、これまで本当に甘やかされて育ってきたんだなと思えば「じゃあ、玉ねぎ、人参、ジャガイモ切って…」と手順を教えていき、自分はというと親元を離れて一人暮らししていたためそれなりの自炊は出来て。
はいっ、先生!
(やる気になったのか、相手の事を先生と呼び始めたりして。まずは玉ねぎを洗い、包丁で切り始めると猫の手と教えてもらったことも忘れていて、危ない切り方になっていて。そうとも知らず「先生!目が痛い…」と弱音を吐き)
やめろっ、こっぱずかしい…
(相手が先生と呼び始めれば頬を少し赤くしながら上記を呟いて。相手の調理の様子を見ていればかなり危なかっしく、やがて玉ねぎを切り初めてすぐに弱音を吐けば「どいて」と相手を押しのけて。するとかなりのスピードと手際で材料を切っていき、「はい完成」と言って「じゃあ次は肉炒めるぞ」と肉を取り出して
恭介くん可愛いっ!
(頬を赤く染める相手を見て、可愛らしく思ったのか反省する様子も無く。主婦も驚くほどの手際の良さで材料を切っていく相手に尊敬の眼差しを向けながら無意識のうちに「恭介くんはなんでも出来るんだね!私とは大違いだなー…」と呟いていて。手伝わない方が良いと気付き「私、ルーでもカレー作れるように見学しておくね!」と言って相手のことをじっと見つめて)
やかましい
(反省する様子もなくこちらを茶化す相手の額ににゴチッと鉄拳を食らわせて。こちらの調理に視線を釘づけにして、じっとしている相手が最初の意気はどこへやら、見学をすると言えば呆れ果てて「はいはい」と呟いて。例のごとく手際よく調理していけばカレーが完成して。
痛いなぁ…
(それほど痛くは無かったが頬を膨らませて拗ねるようにして上記を述べ。完成したカレーを見た瞬間腹の虫が鳴り、照れ笑いすれば「食べてもいい?」とスプーンを持ち出して尋ね)
まぁ待て
(完成したカレーを見るなり腹の虫を鳴らす相手に苦笑しながら上記を述べれば、ご飯を皿によそい、ルーを盛りつければ「はい、お食べ」と相手に渡して。続けて自分の分も盛りつけ始め
んー!うまいっ
(口の中に入れれば如何にも美味しそうに食べて。「あっ。」と何かを思い出したように声を漏らすとニヤリと不敵な笑みを浮かべ「あ~ん」と言ってカレーの乗ったスプーンを相手の口へ持っていき)
そうか
(相手が美味しそうに食べれば少しだけ笑みをこぼして「よかった」と相手に聞こえないように呟いて。何かを思い出したように声を出す相手がスプーンを口元に持って来ればすこし恥ずかしそうにしながらも「あー…ん」と食べて「美味い」と呟いて。お返しとばかりに相手の口元にもスプーンを差し出せば「ほら」と言って
えっ、恭介くんもそういうこと出来たんだ!?
(お堅いイメージの相手がその様なことをするとは想像もしておらず、驚きのあまり思ったことがつい口に出て。好きな人からのあーんはやはり恥ずかしいのか少し照れ笑いして「あーん。」と言いながらぱくっとスプーンに食いついて「おいしっ!」と笑顔を向け)
お前俺のことどう思ってるんだよ…
(身も蓋も無い言葉を口から出す相手に呆れながら上記を呟けば相手の開いた口にカレーを放り込んで。笑顔を向けながら美味しいと言う相手の笑顔にどこか安心感を覚えながらもカレーを食べ進めれば完食して。
え?んー…一言で言えば、クール!
(相手の質問に少し考え込めば、上記を述べ。突然立ち上がれば「じゃあ私お風呂入ってこよっかなー」と独り言のように呟き準備しはじめて。ふと思い出した様に相手の方を振り向き「あのさ、私のことはどう思ってるの?」と恐る恐る尋ねて)
…あっそ…
(相手が少し考え込んだ様子を見せてこちらのことをどんな感じで思っていたのかを答えると、自分はそんな風に見られていたのかと思って。突然立ち上がって風呂に入ると言えばこちらに振り向いて問いかけてくると「正直まだ納得がいってない…けど、梓でよかったと思ってる」と相手の明るさはこちらを退屈させてくれなくて照れくさそうに述べて。
え?うん。
(相手の納得の言ってないように感じられる返事を少し不思議に思いながらも口には出さず。自分で良かったと言ってくれている相手に感激し「本当に!?あー、もうっ、嬉しい!」と相手の肩を叩いて喜び。その後、「風呂はいってくるー」と鼻唄混じりにスキップしながら風呂に行って)
いてっ…
(相手がこちらの肩を叩きながら喜んでいると、本当は痛くなかったが急なことだったため、つい上記を呟いてしまい。鼻歌まじりに風呂場へ向かうという相手に「いってらっしゃい」と言えばようやく1人。この間に勉強でもしようかなと教材を開き。
はぁー、さっぱりした!
(いつもの様に癖で髪の毛を乾かさずに戻って来て。勉強をしている相手を見れば「わっ…勉強も出来たんだね…」と自分との格差を実感しながらも感心して)
上がったか
(相手が髪の毛を乾かさずに戻ってきたらタイミングを見計らったように立ち上がり、自分も入浴の準備をして。しかし相手の髪の毛が気になるのか「髪の毛乾かさないと風邪引くぞ」とそれなりの心配をしていて。勉強もできたと問いかける相手に「これくらいやらないと親父の会社のトップになれないからな」とハングリー精神ギラギラでそう答えれば風呂場へと向かい
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