主 2015-07-19 07:15:01 |
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…わかりました。おそばにいます…
(側にいるだけでいいと言われたのは初めてなのでどうしたらいいか分からないが相手を怒らせないように言うことを聞いていようそうすれば何もされないと思い目を伏せながら頷いて。「す、すみません…。気をつけます…。」ビクッと驚いてため息をつく相手を見て怒らせてしまったかなと不安になりすぐに謝ってできるだけ怖がらないように震えないようにと自分の腕を抱きしめて、見回さないように前をじっと見ていて)
そう、それでいい
(目を伏せながらもどうやら素直にこちらの言葉を聞き入れたようで、上記を述べ、運転しながら相手の頭をなでればシャラシャラと耳の鈴が鳴り。こちらの言葉に謝ればやっぱりまだ怯えてるんだろうと思い、それ以上はもうなにも言わなくて。しばらく車を走らせていれば「着いたぞ」とどうやら自宅に着いたらしくその自宅というのは家賃もそれなりに高そうな洒落たデザイナーズマンションで、車を駐車場に停めれば「行くぞ」と車をおりて
(おちますね!お相手ありがとうございました!
(頭を撫でられると人に撫でてもらったのはいつぶりだろうかこんなに人の手は優しかっただろうかと思うと自然と瞳に涙が浮かんでいて、鈴の音がすれば気持ちよさそうに目を細めて。相手の言葉と同時にここは何処だろうかと怯えながらも車から降りてみすぼらしい自分と近くに立つ相手そして、相手の住んでいるところであろう建物との雰囲気が全く違っていてこんなところに自分が来ていいのかと一気に不安が押し寄せてその場所から動くことも言葉を発することもできずに黙ったまま突っ立ていて。)
(/こちらこそありがとうございました!!)
ほら、行くぞ
(初めての場所に怯えているのか黙ったまま突っ立っている相手を急かすように言えば入り口へと入って行き、入ってすぐのエレベーターの前で待っており。隣まで来る相手に問いかけようかかけまいか悩んで果てに「ツムギは…あそこでどんなことされてたんだ?」と相手の体はボロボロ。満足に衣服も与えられないのかみすぼらしい服装の相手がこれまでどんなことをされていたのか気になり。しかし相手のトラウマも思い出させてしいそうで遠慮がちに問いかけて
は、はい!
(いろいろなものに驚いて黙ったまま突っ立ていたが相手の言葉が聞こえて急いで行かないとというようにパタパタと走って遠慮がちに相手の隣に立って。相手の問いかけに一瞬びくっとなるが御主人に聞かれたら答えなきゃと思い「えっと…あちらでは主にストレス発散用に殴られたり蹴られたりして逃げられないように一日一回は鞭で叩かれたり、仕事が遅いと水に入れられたり…しました。」まだされた事はあるが思い出したくない部分もありどんどん声が小さくなっていき)
酷いな…
(こちらの問いかけにまたもビクッとする相手が向こうでされたことを次々と言えばそれはもはや暴力というより拷問のようなもので、どんどん声が小さくなって行く相手の背中を撫でて「もういい。これ以上話すな」と相手の身を心配するようそう言えば「俺もそんなことすると思うか?」と今一度相手は自分のことをどう思っているか問いかけて。エレベーターが来て、指定の階を押してそこにつけば部屋へと向かい「ここが今日からお前の家だ」と自宅の鍵を開ければ中へと入ってそう言って
それが日常でしたので…。
(酷いという相手を見て彼はどうして私を買ったのかと不思議になり先程側に居ろとは言ったが本当にそれだけでいいのかと困ったような顔になり、背中を撫でられるとびくつくがすぐに落ち着いて相手の言葉に静かに頷き、「ゆ、柚子様は…しないと思います…」と相手の問いかけに静かに答えてもし殴られるのならここに来るまでに何度も殴られているので少しの期待と不安で答えていて。エレベーターに乗るのも初めてなので不思議そうに周りを見渡し、「こ、こんな立派なところ…私には勿体ないです」と頭を左右に振り中に入ろうとしないで)
(困った顔でこちらを見ながらそれが日常だという相手にもはやそのような考えが当たり前なほど植え付けられていることに怒りを覚えて。こちらの問いかけに静かに答える相手が背中をビクつかせると「そうか…ならいい」とどうやらこちらのことはそういう風に思ってないようて安心して。玄関の前で立ち止まり中へ入ろうとせず首を横に振る相手の手首を掴めば「いいから、そんなの気にしなくていい」と強引に中に入れさせ「おかえり」とこれからは家族のため、そう言って
(これからはあんな酷いことされなくて言いのかなと思うもあそこから出たばかりのためかすぐに考えはマイナスの方向に行ってしまい、気を抜いたらダメだと自分に言い聞かせて。「はい…」と返事をして頷きこの人のことは信用してもいいのかなと頭の片隅では考えていて。手首を掴まれると固まってしまい強引に家の中に引っ張られて逃げることも出来ず、今まで見てきた狭い薄汚れた檻の中とは全く違っていてこんな綺麗なところに汚れた自分がいていいのかと不安が消えずに、相手から聞こえるおかえりの言葉にバっとそちらを見て自然と涙が瞳にたまりボロボロと大粒の涙を零しながら「ごめんなさい…ごめんなさい…」と小さく呟いて)
!?
(こちらがおかえりと言った途端に相手の瞳には涙が溢れそうな程溜まって行き。やがてそれが溢れて大粒の涙をボロボロと流し出す相手が呟くように謝ればその様子にビックリし「ど、どうしたんだ!?」となにか悪いことでもしたのか、もしかしたらさっき強引に入れたのがダメだったのかとこちらも少しパニックになって
柚子様は…悪くありません…。
(涙を手で拭いながらパニックになっている相手の声を聞き頭を左右に振って。おかえりと言われたのは初めてで自分には居場所があると思えば泣きたい訳じゃなかったが我慢できたはずの涙がこぼれて来てしまい、ただ謝ることしかできなくて。「すいません。急に泣きだしてしまって…」と涙を拭き終えるとじっと相手を見て、そういえばこの人は誰なんだろうと名前は教えて貰ったもののどんな人なのかさっぱり分からず首をかしげていて)
本当に大丈夫なのか?
(こちらのことは悪くないという相手にそれでもやはり泣き出してしまった理由が気になるのか上記のように問いかけて。涙を拭き終え、こちらのことを見つめてくる相手に「なんか顔に着いてるか?」と問いかければ「とにかく、中に入るぞ」となに入って行けば思えばなにも食べていない。相手もなにか食べるだろうかと思い台所に行けば料理し始め、「少し待ってな、ご飯作るから」と言って
はい、大丈夫です
(こくりと頷いて迷惑をかけてしまったと思えば申し訳なさそうに眉を下げてペコッと頭を下げて。「へ?い、いや、なにもついてません」ブンブンと頭を横に振りまたやってしまったとしょんぼりしていて。中に入る相手を見て慌てたようにお邪魔しますと小さく呟くと相手のあとを急いで追い途中でつまづいて転ばないようにして。声がするほうを見ると台所に行き何かを料理する相手を見て、ご飯?と首をかしげながら少し離れたところに立っていて部屋の中を見渡していて)
(首を横に振って何故かしょんぼりする相手を見ていれば退屈しないなぁと心の中で呟けばやはりあの時買っておいてよかったと思い。少し離れたところで辺りを見回す相手がやはりまだ落ち着かないんだなと思えば調理が終わり、「できたぞ」と呼びかければ猫又の相手にはやはり魚だろうかと簡単な焼き魚を二人分、炊いてあったご飯と朝の味噌汁を温め直し、「遠慮しなくていいからな」と椅子に座れば相手も座るよう促し
(相手の言葉を聞くと耳をピクッと動かしクンクンと鼻を動かすと目をキラキラと輝かせて相手の近くまで来ると焼き魚を見て「ふわぁ…美味しそうです」と声を漏らすと頬を少し赤くして、尻尾をゆるく振り。「わ、私は…大丈夫です…」と言うが美味しそうな匂いと最近まともなご飯を食べてなかったのでぐるぐるとお腹が鳴ってしまいかぁっと顔を赤くしてお腹をギュッと押さえて、主人と一緒にご飯を食べることは許されていないので頭を横に振って食べないというように少し離れて)
いいから、食え
(相手が目を輝かせながら美味しそうと言葉を漏らすが、首を横に振って頬を赤くする相手に上記を述べれば腹の虫を鳴り響き、それでも食べないというように少し離れれば仕方ないとため息をつけば「食べろ。これは命令だ」とこの言葉はあまり使いたくなかったが仕方なく使い。
っ…は、はい。
(命令と言われて今までの命令は嫌なものばかりだったが相手からの命令は嬉しいもので、それでも命令と言われると少し驚いた顔をして。ペコッと軽く頭を下げてゆっくりと椅子に座り目の前にある焼き魚を見て目をキラキラとさせて嬉しいのか少し前のめりになりパタパタと足を動かしていて。自分がやってはいけないことをやってると気づくとはっとして静かに椅子に座ってじーっと相手を見ていて)
(こちらの命令という言葉に素直に聞き入れる相手が頭を下げて椅子に座ればこちらはその様子をみて安心したようでようやくご飯に手をつけ始めて、しかしまたこちらをずっと見てくると「もしかして、箸の使い方がわからないのか」と相手は奴隷であったため、箸さえ使わせてもらえなかったのだろうかと思って問いかけて
うっ…あ、はい…。
(今までは手掴みで食べていたため箸などを使ったことはなくどうすればいいか分からず相手の箸の使い方を見ていたがよく分からなくて悩んでいたが、相手に言われてしまいびくっとして。この年にもなって使えないのは恥ずかしかった為しゅんとした表情で机に並ぶ料理を見ていて。自分の前に置いてある箸を持ってみるがどうやるんだろうと試してみるも相手みたいに上手く持つことができずぐすっと鼻を鳴らして瞳を潤ませて)
そうか…
(こちらの問いかけにビクッと肩を揺らして箸が使えないことを言うと上記を呟けば、鼻を鳴らして瞳をにじませる相手が箸を使おうとするもなかなか上手く行かなくてその様子をみていれば苦笑しながら相手の焼き魚をほぐし、それを自分の箸でつまめば「ほら、食え」と相手の口元に向けて
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