──2065年。
人類の戸籍などの全ての情報がデジタルセキュリティで完全管理される時代。2015年から50年経過、防犯デジタル技術90%向上。警察官の3分の2がディスクワークへと。
犯罪率18%のこの世の中で、突如無差別殺人が起こった。
『何故こんな事をした?今時無差別なんて、まるで昔の殺人鬼だな。』
「ああ?今の奴等がヌルいだけだろ?これだから警察官の良い子ちゃん達はよォ。」
『良い子ちゃんってのは余計だな。確かにお前のサイコパス度数は400越えで…遺伝子データとデジタルセキュリティも全て一致している。』
「まァ、アンタの言う通り良い子ちゃんは余計だなァ。ここだけの話、殺人なんざついででアンタに会いに来た…つったらどうする?」
『何?その口振りだと随分余裕みたいだが…何が目的だ?』
「──知ってるぜ?アンタ、20年前の未開発セキュリティを突破したっていうサイコパス度数300越えの殺人鬼だろ?」
裏を悪とし、表を正義と値すると、人間もその二つに綺麗に分類することが出来る。一人は凶悪無差別殺人鬼。一人は近代エリート警察官。だが、このセキュリティ社会ですら完全な裏表など存在し得ないのだ。
ウ ラ ト オ モ テ ハ カ ミ ヒ ト エ 。
『 募集 』エリート警察官だがこの時代には珍しい行動派。ぶっきらぼうで情が厚いが…?
「 提供 」無差別凶悪殺人鬼。常識外れだが実は警視庁、警視総監の息子で…?
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