主 2015-07-12 23:45:51 |
通報 |
(「え?なに?怖くて声もでないの?可愛いー」などとおちょくられ手首を捕まれると、近付いてくる相手がいるにも関わらず、そのまま店内へと連れていかれてしまい、椅子に座らせられると、若者のうちの一人が馴れた手つきでお酒を頼んでいき、そのすきに逃げようと立ち上がるもすぐ隣の人に肩に手を回され立てないようにされると、怖くてただ震えることしか出来ず俯き涙ぐんでおり)
あれは…!
(飲食店街のなかを走り回っていれば一際目立つ深緑色の髪がある店へと連れていかれるのを目撃し、そこに入っていけば俯いて涙ぐむ相手を見て、その手首を掴んで「ほら、帰るぞ」と立たせて店を出ようとして
………っ!?
(いきなり手首を捕まれ、何事かと上を見上げると、そこには脳内でずっと助けを求めていた相手の姿があり、安堵から思わず大粒の涙がぽろぽろこぼれ落ち、そのまま相手に促され立ち上がろうとするが、もう片方の手首を隣の不良に捕まれ静止させられてしまい)
離せ
(手を引こうとすれば立ち止まる相手の方に視線を見やりそこには不良の手が相手の手首を掴んでいて、その様子を見ながらなにやらただ事ならぬ雰囲気を醸し出しながら上記を述べれば相手の手首を握り締めれば不良は一瞬で彼女の手首から手を離し、自分も手を離せば相手の手首にはくっきりと手形の痣が出来ていて
(相手の威圧感に普段の雰囲気とは異なるものを感じ、思わず息を飲んで相手に見入ってしまうも、ハッと我に返ると自由になった手首に気付き、相手の手を握ると一目散に店の外に駆け出し)
うおっ!?
(相手の手を離せばその瞬間彼女から手を掴まれて店の外へと出されてしまい、店内から出れば「大丈夫だった?」と顔を覗き込みながら問いかけて
っ………
(今まで緊張していた反動で、相手の顔を見ると安堵の涙が次から次へとこぼれ落ちていき、声は出ないものの、怖かったと相手に抱き付くと服をぎゅっと掴み泣き出して)
…
(涙をボロボロと流してこちらに抱きついて来ればよっぽど怖かったのだろうと思い、今はそっとさせておこうと抱き止めれば抱き返して相手の背中を撫でて
……っ、……っ、……
(肩を揺らしながら泣いていたが、暫くして少し落ち着きを見せるとそのまま潤んだ瞳で相手を見上げ笑みを作ると、わざと大きな口を開けてゆっくりと「ありがとう」と言って微笑み)
どういたしまして
(相手が微笑みながら口をゆっくりと動かせば口の動きで察したらしく微笑みを返しながら上記を述べれば「もう、帰るか?」と先ほどのようなことがまた起こるかもと心配してそう問いかけて
(相手の問いかけにコクリと頷くと、相手から離れ歩き出す体勢になるが、まだ少し不安なのか相手の服の裾をぎゅっと握ったまま歩き出し)
(手を繋がれるとハッと顔を上げ相手の表情を見上げるもすぐに視線を戻し少し頬が熱くなるのを感じながらも嬉しそうに微笑んでおり)
相手が顔を上げてこちらを見てくるとつい視線が合ってしまい、相手が視線を戻すとなぜかこちらも顔をそらしてしまいながら顔を赤く染めればデパートの外へと出て家への帰路につき
(自宅へと歩く途中、出会ってから結局ケーキしか食べていないため、お腹がぐぅとなってしまいハッと相手の顔を見て恥ずかしそうに俯き)
(突然静かな帰り道に鳴り響く腹の虫の音に気づけば相手の方を向き、恥ずかしそうにうつむく相手に苦笑しながら「帰ったらすぐご飯にするからな」と相手の頭をポンポンとしながらそう言って
(恥ずかしいながらも顔を上げて頷くと、そのまま手を握り自宅へと向かい、その途中どんなものを作ってくれるのだろうと思考を巡らせ)
(家に着けば早速台所へと向かい、冷蔵庫の中を眺めて何を作ろうかと考えていて。ちょうどよくカレーの材料が揃っていたので野菜と肉を取り出せば調理に入り「ちょっと待っててな」と言って
(「ちょっと待って」という相手になにか伝えたいらしく、忙しなく辺りをキョロキョロしてノートとペンを見付けると「私も一緒に作りたい」という文字を書き相手に掲げ)
えーっと…じゃあニンジンとジャガイモの皮むいて
(相手がノートに何かを書いてくればそれを見て何か仕事をあげようと思えばニンジンとジャガイモとピーラーを渡してそう言えば自分は肉を切り始めて
トピック検索 |