不良と優等生の関係。｢NL｣

可愛くないですよ…。
も、持ってますけど…
(ちらっと相手を見て恥ずかしそうに眉を下げて頬を少し赤らめて)

ねえねえ、なんでそんな顔すんの…？
可愛いって言われて嬉しくないの？
（きょとんとしながら見つめ）

う、嬉しいですけど…私は可愛くないです
(フルフルと頭を振って顔から手をどかしてハーフパンツをぎゅっと握り)

えー。俺から見たらだいぶ可愛いんだけどな。
ちっちゃくてー、ふわふわしてる。ねっ。
（身長はさほど変わらないのに子供をあやすように述べ）

そんなことないです…可愛くないんです。
ちっちゃいのはそら君も同じですよ。可愛いです
(悪気はなく素直な気持ちを言ってニコニコとする優しく笑って)

そんなネガティブになんなよ！なっ！
え、今なんつった？俺の方がでかいし！
（キラキラしたオーラを一瞬まとったが相手の一言にむきになって）

うー…はい。
小さくて可愛い…ですよ？私よりは大きいですけどもう少しです。
(きょとんとした顔でもう一度言いポンポンと頭を撫でて)

もう少しとか言うなよー
牛乳嫌いなんだよー！他ないのかなんか！伸びるやつ！
（ジタバタしながら言う）

鉄棒にぶら下がるとか…運動してみるとか…
でも私は今のそら君が好きですよ
(ジタバタしてる相手を見ながらニコッと微笑み)

お？え？す、すき？
お、おお…そうか…おうふ…えっ？
（好きの一言と相手の微笑に狼狽え）

はい、好きです
(こくりと頷き相手の様子を見ながらどうしたんだろうと考えていて)

い、いや…えっと…
その。なんだ。お、俺も…その…っ
（いいかけた時に先生に呼ばれ）

あ、体育終わりそうですね
(自分も友達に呼ばれてニコッと笑って立ち上がると軽く手を振って友達の方に行き)

なんだよ…いいとこだったのに
（ブツブツ言いながら列に並び）

(列に並ぶと友達がニヤニヤしているのに気づききょとんとして)

（列の隣にいた人に「金田と入野って付き合ってんだろ？」と聞かれ、「んー。そんなとこー。」と内容も聞かずに答えていて）

(どうかしたのかと友達に聞くと｢いい雰囲気だったじゃない｣とニヤニヤしながら腕をつつかれなんの事だろうと首をかしげて)

(周りの反応に徐々に自分が何を言ったか理解し、「ちがうから！そーゆうんじゃないから！」と必死に弁解)

そら君のことは好きですよ？
(女子に好きなのと聞かれるときょとんとした顔で好きと言うと盛り上がってる女子や止めに入る女子など様々で)

(慌てているうちに授業が終わってしまい、うまく弁解できずに焦りながら体育館を出る)