不良と優等生の関係。｢NL｣

…別にいいですよ。
(袖口を引っ張られると仕方ないなという感じで頷くがどこか嬉しくて)

やった！今日はハンバーグだよ。
渚ちゃんハンバーグ好き？
（お弁当をぶらぶらさせながら相手に微笑して問いかけ）

好きですよ？
(好きと聞かれるとコクっと頷いて答えてお弁当をブラブラさせてる相手を見てぐちゃぐちゃにならないのかなと思って)

ん？だめだよ。これは俺の。
渚ちゃんには…これあげるー。
（可愛くラッピングされた袋を渡し、「駄作だけどデザートにでも食べて」とクッキーが入っていることを伝え）

わ、わかってますよ。
ありがとうございます…？
(俺のと言われると欲しいとは言ってないと心の中で思い、渡されたものを受け取りきょとんとした顔でお礼を言い)

いつも勉強教えてくれるお礼。
…あ、変なものは入ってないから。先行くね。
（素直に礼をしたいと思い作ったことを述べ、苦笑を浮かべて教室を後にする）

え、ありがとう…。
(相手の言葉に嬉しそうに笑って教室を出て行った相手を見送り自分も行こうと用意をして)

（教室を出たところで待機して相手が出てきたところを驚かそうとしゃがんでにやにやしている）

よしっ
(準備が終わり相手が待ってると思い急いで教室を出て)

わっ！！！
（大声で叫び相手の方を掴む）

きゃぁ！
(驚いてびくぅっと驚き叫んでしまい)

どうしたの？大丈夫？
（眉を下げて心配そうに言ったかと思えばケラケラと笑いだし）

金田くん…。
(笑ってる相手の頭を軽くチョップし頬を膨らましていて)

あはは…いてっ…
渚ちゃん面白いね
（目尻に涙を浮かべるほど笑い、いこう、と先を歩き）

面白くないですよ
(面白いと言われたのは初めてなので眉を下げていて、歩き出す相手を追いかけ)

あ、それと、そらでいいから。
金田くんてなんか、気持ち悪い。
（びしっと指を立てながら振り向き述べれば「ねっ？」とドヤ顔←）

そ、そらくん？…でいいですか？
(呼び捨てにするのは女の子の友達にも無理なので首をかしげて)

ん。よし。
渚ちゃん面白いから俺の友達にしてあげるよ。嬉しいでしょ？
（屋上のドアを開けてどうぞ、都相手を通し）

え、あ、はい。
嬉しいです。
(嬉しいかと言われるとこくっと頷いてへらりと笑い、ありがとうと呟き屋上に出て)

素直で可愛いね。
…ねえねえ。バイトしてるでしょう。
（唐突にそう切り出し）