ほのキチ 2015-07-07 23:09:50 |
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絶対好き嫌いないとかいうの嘘でしょ?
(笑われていることに関して失礼とでしか思えないために、相手の言っていた好き嫌いがないというのは確実に嘘なはずだと、例え本当だとしても何かしらトラウマやら何やらで食べられないものとかあるはずだと、何を根拠に思ったのかはわからないが、頬をふくらませながら相手を見つめ「てっきり…ガッツリ来るかと思ってたからびっくりしちゃった」とパスタが嫌なわけではなく、単純に驚いただけだと話せば苦笑いして)
そ、そんなものないぞ?何を根拠に…
(相手の反応を見て楽しんでいたのも束の間、今度は此方が慌てる番で、敢えて言わないようにして隠していた筈の好き嫌いに関して何故か見抜くようにして発言をした彼女に何故なんだと激しく動揺をしながら瞳を泳がせ、しかし当然ながら彼女の発言は何の根拠もない内容であるため敢えて己は認めようとはせず否定をしておき「そりゃ、男と行くならそうするさ、でも穂乃果ちゃんは女の子だしやっぱり少しお洒落なもん食べたいんじゃないかってな」何故こんなチョイスをしたのか、あくまでも相手は女の子だから遠慮をしたんだと素直に説明をして
だって、誰でも嫌いなものくらいあるもん!嫌いな物が無いっておかしいと思うよ!
(おかしいとも言える動揺を見せた相手を見るとやはり嘘なのだと思い込み、いくら自分でも嘘くらいは特に食べ物に関しては、見抜けるようで根拠なんてあるわけもないが、好き嫌いがないというのは完全な嘘にしか聞こえないため、相手がどう言い返そうと否定はできると意気込み「そ、そっか、ありがとうございます」と女の子なのだからと、ダイエットとかしてたりしていた自分には嬉しい言葉なのか、頬を染めながら敬語でお礼を言うと上目遣いで見つめ)
そ、それは…あー!本気で腹減ってきたなー、よしっ店まで走るぞ!
(相手の言うとおり全く好き嫌いがなく何でもよく食べるなんて人間はこの世にはそう沢山は居ないだろうと、否定は出来なくなってしまい、答えに窮した己がとれた行動はただ誤魔化すようにそう声を上げてその場から逃げ出すことのみで、何やら何時もとちょっと違う様子で此方へと上目を向けてくる彼女に対してリアクションをする余裕もなく神社の長い階段を一人先立って駆け降りだして
あ、絶対あれ…誤魔化してるよね?
(どうも相手らしくもないテンションで、走るぞだなんて言うとはどうにも誤魔化してるようにしか思えず、鈍感な自分でも相手の行動はどのくらいかわかってきたし、相手誤魔化そうとしているのは見た頃わかるようで、少しばかり文句を言いながら相手についていくようにしてかけていけば、競争とあらば負けていられないので、いつも走っている実力をと早めに駆け下りていき)
おおっ!?穂乃果ちゃん速くないか!?
(いくら最近はそれほど運動をしておらず、相当身体が鈍っているとはいえ男女の差だってあるというのに後から駆け出した彼女が追いついてきて横に並ばれてしまえば己の予想を軽く越えた相手の体力にギョッと驚きに目を見開くも、よくよく考えてみればアイドルが歌って踊ってそれでも笑顔を見せる余裕があるのは普段から過酷なトレーニングメニューをこなしているからなのだろうという思考に至り、それこそ普段全然運動をしていない自分なんかと比べても男女の差ということを差し引いても勝てないのは当然かと思えて、速度を緩め
ふふん、穂乃果がいっちばーん
(階段を下まで駆け下りて相手の方に振り向くと、相手が降りてくるにはまだ時間もあるし軽く飛び跳ねて、一番になった嬉しさに普段からは体力が持たなかったりするから大変だったが、何せ駆け下りるのだから仕方ないかと考えれば、相手が来るまでの間をどうするべきかと、ぐっと背伸びをしながらご飯のことを考えてしまい、今回は控えめにしようと、相手を気遣うことを優先させようとしていて)
ふぅ…穂乃果ちゃんは体力あるなー…流石に毎日トレーニングしてるだけはあるよな
(相手より少し遅れて階段を降りきって、普段あまり運動をしていないのもあってかこんな短い距離を走っただけでもすっかりバテてしまって膝に手を当てて呼吸を整えていて、そんな自分とは対照的にこの程度の距離では全くなんともないのか平然とした表情を浮かべている相手を見て流石は部活で鍛えているだけはあるなと感心をしていて
えへへ、穂乃果だって自分なりに頑張ってるもんね
(少し後から来た相手を見るなり、初めて来た人にとってはキツかったのではなかろうかと、前のようにだらしないとか思わなかったようで、相手に褒められてしまえば嬉しそうに微笑みつつ、相手も疲れただろうと、いつも頭を撫でられているのでお返しにと、相手の頭を優しく撫で始め相手は一体どうなるのかという期待を胸に、相手に期待の眼差しを向けて)
おっ?どうしたんだよ穂乃果ちゃん
(不意に頭を撫でられれば何事かと相手を見やり、身長差のある己を背伸びをしながら撫でているのがなんだか可笑しくて、軽く肩を竦めながらニヤッと笑いかけながらそう問いかけては相手の手首をそっと捕まえて「いつもと立場が逆だな?」からかうようにそんなことを述べては手を離し、先立って歩き出して
ほぇ!せっかく撫でられてたのに〜
(手首を握られてしまっては、折角立場を入れ替えてまで満足していたのに言われてしまったらおしまいではないかと、頬をふくらませながら相手のあとをついていくと、たまには相手の頭くらい撫でたっていいのではないかと、不機嫌そうにしていると「あ、でも、行く場所ってどこらへん?」とパスタを食べに行くことはわかったが、どこらへんなのだろうかと考え出して)
そんなこと言われたってなぁ…恥ずかしいだろ、これ
(相手が不満そうな表情を浮かべて面白くなさそうな反応をしたのを見れば、それでもやはり男性である己がこうして頭を撫でられるというのは恥ずかしいと感じてしまい、頬を掻きながら彼女から視線逸らしながら上記述べ、行き先を問われれば「俺の会社近くに女子社員に人気の店があるんだ、まあ、行ったことはないんだけどな。場所はわかる」歩きながら質問へと答えては迷いなく歩みを進めていき
へー、女性に人気なんだ〜
(恥ずかしいだなんて、いつもやられたりしている自分としては恥ずかしいけど嬉しいほうなのだから、相手がいってはいけない気がすると思い首をかしげていると、相手の話によれば女性に人気とわかり小さく頷きながら、そこはぜひ行ってみたいなと思い、ダイエットように何かヘルシーなものきっとあるはずだしなと、期待をふくらませていき)
そうそう、だから穂乃果ちゃんも気にいるんじゃないかってな
(異性とこうして食事に行くということがまずないため、まず店の選択に迷ったのだがとりあえず身の回りの女性から評判のいい場所を選べば多分間違いはないだろうと単純に考えての選択で、そういったお洒落な店はテーブルマナーなどそういったものを普段以上に意識しないといけないのではないかということは全く考えてもいないようで
へー、でも朝倉さんはよく行くの?おすすめとか聞きたいな
(相手の話を聞いていても十分楽しみではあるが、相手のおすすめも聞きたいと言う気持ちもあって、相手にその店に言ったことがあるのかどうか質問をしてみると、相手の事だから何かしらおすすめもあるはずだと思いながら想像をふくらませると、それだけでお腹も空くことに気づくと、我慢するように試みながら相手を見つめて)
いや、俺は話しに聞いただけだから店のことはよくわからないんだよな
(オススメといわれても実際のところ自分がそこへ直接行って食事をしたわけではないため、そういうものはわからないと説明をしつつ通勤途中にいつも通りかかる道中にある店を目指して歩みを進め、そうしているうちに店先にテラスのある見るからにお洒落なカフェといった風体の店が見えてきて「見えてきたぞ、あそこだ」そこを指をさして彼女へと目的地についたことを説明して
へ〜…というよりも…綺麗だねぇ、真姫ちゃんとか来てそう
(歩いていくうちに目的地についたようなので、指をさした相手の指を追っていきテラスを見るなりして思ったことがあり、赤髪の後輩の真姫が来ていそうなお洒落な店だったので、それ以外に考えるなら絵里も候補に加えられるようなお店で、自分がこんなにお洒落なところが似合っていいものかと、少しばかり緊張してしまい)
そうだな…ところでその真姫ちゃんってのもμ'sの仲間か?
(確かにこうして改めて見てみると随分と綺麗で見るからにお洒落な店構えに、明らかな敷居の高さのようなものを感じてしまい、ここまで来ておいてなんだがちょっと場違い感を感じてしまいながらも、今更引き返す訳にもいかないため、緊張しながら相手の言葉に同意示しては不意に出た聞き慣れない名前にそう問いかけて
うん!赤髪の子覚えてる?まさにお嬢様って感じの人
(どうやら相手も同じ状況になっているので良かったと考えたものの、相手の問いには分かりやすいように特徴を教えてやりながら、覚えているかどうか確認を取ると、こんなにもお洒落なのだからそれなりの服装とか雰囲気とかをまとう的な感じでないといけないのではと、緊張のあまり辺りを見回しながらどんどん下へとむいていき)
おおっ、あの娘か。確かにあの娘なら似合いそうな感じだよな…
(お嬢様らしい品格を感じさせる赤髪の少女のことを思い起こせば、確かにあれぐらいなら物怖じすることなくこういった店にも順応出来るのだろうなと感じながら、隣で緊張しているのかいつになく口数が少なく俯きがちな彼女を気にかけるようにして頭を優しくくしゃっと撫でてやりながら店員の案内でテラス席へと向けて歩き出し
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