ほんのりにこちゃん色。〈 ラ！/GL 〉

にこちゃんの眠気がうつったんだよー
（ぱっと顔をあげて言えば相手に軽くよりかかり体をあずけ。そのまま「にこちゃんおやすみぃ」と呟いてへらりと笑うとぐぅ、と寝息をたて始め）

ちょ…にこのせいにしないでよ
（寄りかかられてしまえば仕方なさそうに膝の上に頭を乗せてやり、優しく頭を撫でながら自分も寝てしまおうと瞳を閉じ）

……くぅ……
（規則正しい寝息をたてては時折むにゃむにゃと寝言を言って。撫でられればふにゃっと表情を崩し）

すぅ…にっこにっこにー…
（寝息を立てながら何の夢を見ているのか物凄く幸せそうに眠りながら、みんなが来るのを待ちしばらくするとゆっくりと瞳を開け）

メロンパン……いちごジャムパン……サンドイッチぃ……
（寝言か繰り返しパンの名前をつぶやけば「えへへへ」と笑って何かを食べるような仕草をして）

何の呪文なのよ…可愛いけど
（仕草にはどうも愛らしく思い相手の頭を撫でながら起こさないようにしようと試みて、こうしてるとまるで子犬をなでてるみたいだと感じ）

ん……にこちゃん……
（撫でられれば相手の名前をぽつりとつぶやくも起きた様子はなく小さく寝息をたてていて）

こうしてれば可愛いのに…起きたら騒がしいものね
（髪を撫でながらまるで娘を見ているようにクスリと笑いながら、少しだけこの時間は長引いて欲しいと考え）

んん……む、う、……？
（唸ったかと思えば目を薄く開けこすり。寝起きで頭が働かないのかしばらくぼうっとするも、突然はっとして「にこちゃん！？」と叫び）

何よ…私に何かついてる？
（起きたと思えば叫ばれたので、ビクッとして自分に何を思って叫んだのか気になり、髪を撫でながら問いかけてみて）

な、なんでにこちゃんが目の前にいる……の……あっ（理解できないといった表情も上体を起こし相手の顔と膝を何度か見比べれば納得したような表情になって）

…肩に寄りかかってたら危ないから膝で寝かせたのよ
（どうやら察してくれたので、相手の体を気遣って膝の上で寝かせたのだとは話せば｢このにこにーの膝で寝かせたんだから感謝しなさい？｣とふんすと鼻息を鳴らし偉そうにして）

あ、そうなんだ……ありがとう、にこちゃん。……ありがたき幸せ！　このご恩は一生忘れません〜っ！
（少し驚いたような顔をするもすぐににっこり笑ってお礼を述べて数秒、あ、と声をもらせば言い直し）

穂乃果って相変わらずテンション高いわよね
（言い直されるとは思いもしなかったが、こうもテンションが高いと楽しい気持ちが高まってしまうので微笑みながら話題を作り）

テンション……そうかなあ？
穂乃果は普通にしてるだけなんだけどなぁ……？
（相手の言葉に目をぱちくりさせれば首をかしげ言われことを繰り返し。どこが高いんだろう、と考え込むように、うーん、と唸り始め）

まぁ…にこはそういう穂乃果は嫌いじゃないから良いけど
（自覚なしかと分かればクスっと笑ってしまい低かったら心配してしまうから、むしろ高い方が良いかなと椅子に寄りかかりながら小さく首をかしげ）

そっか、じゃあ穂乃果はこのままでいいんだね！
（聞けばふにゃりと嬉しそうに笑い、もしかしたら頭上に音符が出てるのではないかと疑ってしまうくらい弾んだ声で返せば「そういえば、みんな遅いねぇ」と呟き。連絡をとろうかと携帯の電源を点ければメールが一通だけきていて、それを見れば声をあげて驚いて）

えぇ、このままでいいわ
（相手の様子に何故か和む自分もいて微笑みながら相手を見つめていると、暫くはこういう相手を眺めるのも悪くないかなと考え始め「な、何？何かあったの？」と驚いている相手が不思議なのか相手による形で質問をして）

に、にこちゃん……今日の練習、おやすみだった……！
（口元をひきつらせながらがちがちした動きで相手に携帯を見せ。画面には「今日の朝練は希、私、海未、凛の用事でお休みにするから、把握しておいてね。他のメンバーにも送っておいたから、報告は大丈夫よ」と絵里からの一通のメール。それから「にこちゃんにもきてない……？」と恐る恐る尋ね）

…は？何よ…聞いてないんだけど〜！！
（見せられた画面に驚愕の一言がと言わんばかりに震えてしまい、凛の方は全く持って何に用事があるのか不思議に思うものの、知らなかった事なので声を荒げ）