鬼灯朱音 2015-07-01 22:17:30 |
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水と風の属性を複合させると氷になることをお母さんが発見したから氷魔法の開祖って呼ばれたりしてる、あとこの腕はイエティの右腕なの
(相手が勉強不足だろうと関係なく顔色一つ変えずに優しく説明して)
そうか、そういう感じで新しい魔法って作ればいいんだね
(自分が少し興味を持ち始めた分野だったので思わぬところで勉強になったと頷き「イエティってよくテレビとかで幻の生き物でよく探されてるやつだよね?」本当にいたんだと少し感動し)
ちなみに今発見されてるのは火と水でお湯魔法か霧魔法に変わる事が発見されていて土と水では泥魔法、土と風では砂魔法、火と風では爆風魔法、土と土で岩魔法、火と岩で溶岩魔法になることがスカーレットという魔女によって判明されてるの
(氷室雪は魔法マニアなのかたんたんと流れるように説明していって)
へースカーレットとか言う人すごーい
(もうこれ以上新しい魔法なんて見つからないのではとも絶望的な気持ちになったがまだ自分が知らないだけで方法はあるだろうと希望を持ち「でもよく知ってるね!わ、私は習ってないだけだからね!」慌てて付け加え)
・・・魔女の魔法大会までもう少し時間あるけど、毎年、種目は3種目あるから覚えてて損はないと思うよ?私、魔法戦は自信ないから今度練習してくれると助かるかも
(相手のことを心配したあとで自分も弱いところがあると伝えれば「お互い頑張って5位以内になろうね?」と相手を応援して)
3種目って他に何があるの?
(魔法大会とは魔法戦の大会だけだと思っていてあと2種目は何があるのか気になり「わ、私も魔法戦苦手だな。だから練習相手になってほしい...5位以内って何かの目標なの?」5位という順位に何か意味があるのだろうかと思い)
5位以内に入ると同年代の見習い魔女の中で最上級魔女になれる可能性が高くなるから特別な特権がもらえるらしいよ?3種目については魔法戦が最後の競技だってことしか知らないなぁ
(相手に自分の知ってることを伝えて)
氷室さんはそういうのってお母さんから教わるの?
(そういえば自分は母からこういった魔法の世界に関することはあまり聞いたことがなく今度改めてじっくり聞いてみようかと思い始め)
うん、お母さんが氷魔法とか実践魔法を教えてくれてママが白魔法を教えてくれるの
(相手の質問に頷けば、少しおかしなことを言って)
お母さん二人いるんだね...
(早く宿題しちゃいなさいとか早くご飯食べちゃいなさいとか、そういう煩わしさも2倍になるのだろうかと少々的はずれなことを思いながら)
うん、魔女って魔法で何とでもなるから同性愛者が結構多いんだって
(ポケットから子どもケータイを取り出せば全身女性用のスーツを着こなすバリバリのキャリアウーマンみたいな女性と朗らそうににっこりとした白髪ベリーショートの女性の間に写る自分の写真を相手に見せて)
あ、お母さんもそんなこと言ってたよ。同性愛者の人多いって...
(そういえば母もどちらかと言えば女の人がいいって言ってたっけと思い出し「二人ともタイプはちょっと違うけど綺麗な人達だよね」写真を見て思った正直な感想を述べ)
うん、ありがとう、ママたちに言ったら喜ぶと思う
(相手に親を褒められるとにっこりと笑って見せると電話が鳴って「あ、ママ?うん、今、お友達とお話してたの、でも、そろそろ帰るね」と心配の連絡だったらしく相手を見て「ごめん、そろそろ帰るから今度、魔法戦の練習しようね?」と相手に手を振って)
あ、うん!ごめんね、引き止めちゃって
(慌てて魔法を解除して「また会おうね!」と同じく手を振って相手を見送った後、そういえば連絡先を聞いていなかったことに気付き、そして携帯電話も持っていなかったことに気付いて今度母におねだりしてみようかと考えながら家へと帰り)
しのん、おかえり、朝ごはん出来てるわよ?みんなと一緒に食べちゃいなさい?
(相手が帰ってくると机の上に置かれた朝食を指差して「スカーレット、岩おかわり」とゴドムたちが先に席について朝食を食べていて)
お母さん、聞いて聞いて!あのね、氷室さんとお話出来たの!それでね、それでねお友達になったの!初めての魔女友だよ!
(母の所へ駆け寄り、母の言葉が耳に入っていないのかかなり興奮して捲し立て「あ、それからお母さん、携帯買って!」相手と連絡を取り合うために)
嫌よ、カムバックホームの魔法使えば良いじゃない
(相手に2人一組で使える白魔法があることを教えて「今日はその呪文の練習してあげるわ」と言って)
魔法もいいけど...
(普通の女の子のように友達と携帯のアドレスや電話番号を交換したり、というのにも憧れていたので少しがっかりしたが「まあ、連絡がとれるなら...」と思い直すことにし)
それじゃあ、ハンデ付きの私と魔法戦して勝ったらスマホでもなんでも買ってあげるわよ?
(がっかりする相手に一つ提案すれば白いチョークを持って外に出て地下へ向かえば小さな円を足元に書いて「この中から一歩でも出したらしのんの勝ち」と言い出して)
ハンデって言うのは何?
(連れてこられた円の中で、本当は諦めかけていたのに思わぬ形でチャンスをもらい、だったら出来る限り戦ってみようと思い)
私がこの小さな円から一歩でも足が出たらしのんの勝ちでしかも、こっちからはしのんが仕掛けてこない限り動かないしゴドムの魔法も使わない
(相手にハンデを説明してから円の中で立つと「まぁ、頑張りなさい」と言って微笑んで)
我、火の盾を操る者なり
(相手が近付こうとすると手を指揮者のように振りあげれば大地から炎が立ち上がり相手の行く手を塞いでしまえば「そんな甘い考えを捨てて本気で来ないと怪我するわよ?」と凄まじい威圧感と魔力が身体から噴き出して)
何でよ、円の外に出す手段は指定がなかったじゃん!
(母に魔法で勝つのは至難の技だが要は外に出せばいいのなら別に魔法で張り合う必要はないと考え、それは魔法で勝つのは難しいと判断した自分なりの作戦だったのだが、それを甘い考えだと言われたのは心外で唇を尖らせ)
あのねぇ、格上の相手にただ突っ込むだけとかそれは無謀と言って作戦でもないわよ?相手が私だから良かったものの本気の魔法戦だったら大怪我どころじゃないわ
(唇を尖らせる相手を思いっきり叱りつけて)
むー...人魚の泡、星の数に匹敵する小さな宝玉なり!
(母の言うことはもっともだと思ったがどうしても謝る気になれずだったらと魔法を発動させ)
・・・・。
(相手が出した泡に向けて無言のまま対抗魔法の間違った使用方法である魔砲を泡に放てば泡は吸収しきれず割れてしまい、相手の横には大きな穴が空いてしまって)
ひっ!
(自分の横に空いた大きな穴を見て「うう、もう何もいらなぁぁぁあい!」大声で泣き出してそのまま地下から出ていってしまい)
この程度で泣いてるようじゃ魔法戦なんて到底無理ね・・・ゴドム、お願いするわ
(相手が上に行ってしまったのを見てとても残念そうな気持ちになりながらも後を追わず、相手が圧倒的な力の差を見て逃げずに立ち向かえるような強い精神力が持てるようになるまでこの白い円から出ないようにする為にゴドムに頼んであることをしてもらって)
はあ...
(机に突っ伏して、泣き止んではいたが放心状態でやることはいろいろあるが何かの糸が切れたように体が動かない状態になってしまい)
そうなんだよね、きっとそう...
(悪意があるわけでも意地悪をしているわけでもないことは分かっていたがただひたすら厳しいだけの母に、それだけではないハズなのに厳しさしか感じられなくなっている自分に心も体も疲れきってしまい「でも今は...ちょっとだけ休ませて」そのまま目を閉じて)
「しのん、早く起きるにゃ、腹減ったにゃ」
(相手が眠ってしばらくが経つと辺りはすっかり夕方になって、ハイドもお腹を空かせてしのんの頬をペチペチと叩いて)
......へ?あれ、お母さんは?
(ハイドが起こしに来ること自体は別におかしくはないが内容がおかしく「何にもないの?」辺りが夕方になっているのでそろそろ母が夕食の準備をしていると思ったのだが、相手の言葉からするとそうでもないようで)
「家にはしのん以外、誰も居ないにゃ〜お腹空いたから池の人魚食べて良いにゃ?」
(池にはローレンが普段通り泳いでるがしのんの部屋以外には明かりすら付いておらず、母の姿は家には居ない様子でいて)
食べないでね、私の大切なお友達なんだから...
(とりあえずハイドを連れて台所へ行き冷蔵庫を開けて何か食べられそうなものはないか探し「何があるかなー?」そんなに食欲があるわけでもないのでハイドの分だけでもと目をキョロキョロさせながら探し)
「しのんがごはん作るのかにゃ?美味しくなかったら怒るにゃ」
(相手の様子をじっと見ながらハイドはゴロゴロと相手の足元で転がっていて)
何言ってんの、あんたはこれ
(お皿にカラカラと音を立ててキャットフードを用意し相手の前へ置いて「そんな毎日毎日マグロやツナなんて体に悪いよ?さて私は...」自分の材料を探しだして)
「・・・マグロやツナじゃなくてもママさんはキャットフードに一工夫してくれたにゃ」
(相手に出されたキャットフードをしぶしぶ食べ終えると動物の本能は正直で玄関で母の帰りを待っていて)
お母さん帰ってこないねえ…
(料理をする気にもならなかったので結局その日は食事抜きにすることにし、母のことは気になったが自分よりもしっかりしている人なので大丈夫だろうと思いお風呂に入ることにして)
(/申し訳ないのですが、今日はこれで失礼します。またよろしくお願いいたします)
スカーレット、お前の娘は本当に来るのか?
(相手が風呂に入ってる頃、白線の中で仁王立ちしている母の姿があれば、ゴドムはそれを見守るようにそれに話しかけて、結局、母はその日の夜には帰って来ないでいて)
お母さん、帰ってこなかったなあ…
(ひょっとしたらあの場所にと、母の居場所に関しては見当がついていたが恐らく今の自分が行ってもまた同じようなことが起き、同じように母を怒らせ失望させてしまうだけなのでどうしても足が向かず)
「お腹減ったにゃあ・・・」
(朝起きればハイドは朝ごはんを求めて相手の足元にすり寄ってくれば「しのんちゃん、私もお腹空きました」とローレンも池からはいつくばってやってきて)
うわぁ!
(ハイドはともかく、池から這いずり出てきた相手は小さい頃見たホラー映画を思わせ悲鳴をあげてしまい「えっと、焼いたのとかよりもお刺身の方がいいのかな?」相手に質問し)
私はなんでも食べれますよ?
(相手の問いに頷けば「しのんちゃん、昨夜からお母様とゴドム様の姿も見えないのですがどこへ行ったのでしょうか?」と相手に心配そうに問いかけて)
じゃあ魚以外もいいってことかな?
(冷蔵庫を開けて中を確認しながら「ゴドムは知らないけど、お母さんなら場所多分分かるから後で行ってみるよ」もし自分の思った場所にいたとしたら随分と強情な人だと思い)
「おい、お前の母ちゃんが大変な事になってるぞ!?」
(冷蔵庫の前の相手の元へ朝からいなかったレンがひどく慌てた様子で戻ってきて)
えっ!っていうかお姉さんどこに行ってたの!?
(気にはなったが今はともかく母のことが一番なので乱暴に冷蔵庫を閉め慌てて地下へ駆け出して)
・・・・・・・・。
(地下に潜れば昨日の白丸を透明のガラスのような結界で覆われており、その中で母の身体が石になって立っていて)
なっ!
(唖然として言葉が出てこなくて「ゴドムがやったのかな?これ何とかしろって言いたいのかな?」頭を抱えながら座り込み)
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