鬼灯朱音 2015-07-01 22:17:30 |
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ゆっくり食べれば良いわよ?
(慌てて食べようとする相手の皿に自分のハンバーグの半分を相手に渡して「お肉たくさん食べてエネルギーしっかりつけなきゃね!!」と言って)
だって美味しいんだもん!
(口の周りにソースをつけながら、ハンバーグを半分もらえばありがとうと言い、サラダもすぐに食べ終わりふぅふぅ言いながら「ごちそうさま!太っちゃうよ」と困ったように笑って)
お風呂入ったら勉強だよね?
(たくさん食べてしばらく呼吸するときに苦しかったが、少し落ち着いてお風呂場について行き冗談半分に「ハイドも一緒に入る?」と聞いて)
「お水は嫌いにゃあ」
(相手の誘いに首を横に振っているのを見て「お風呂でも使える魔法を見せてあげるわ」と脱衣所で服を脱ぎながら相手に話をして)
ふふふ
(理由はともかく断られることは予想の範囲内で笑っていると、母の言葉で「え、それって何?」と一気に意識が持っていかれて)
まず魔法とは二つに分けられていて黒魔法、白魔法と呼ばれてるの、さらに黒魔法は五つの属性に分かれていて風、火、水、土、闇があるわ・・・ここまで良い?
(お風呂後に始めるはずだった魔法学の内容を少し入浴中にやってしまおうと考えて、相手の身体を洗いながら説明し始めて)
へえ、魔法って一つじゃなくていろんな種類があるのね
(眼鏡を外して体を洗ってもらっていると突然講義が始まって少し驚いたが今のところは特に分からないところもないのでおとなしく聞くことにして)
そんでもって、コレが水属性の初級ね?
(相手が納得したのを確認すれば、「我、水門の蓋を開け水壁を造る者なり」と呪文を詠唱するとお風呂のお湯がたちまちに分厚い水の壁になって)
.........
(目を見開いて開いた口が塞がらず、昼間の空を飛ぶこともそうだが魔法というものはここまで自分にとって非日常的なものなのかということを痛感して)
あ、魔法ってのは便利だけど万能ってわけじゃないからそこは勘違いしちゃ駄目よ?
(水属性の魔法は空気中の水分を使って発動することも出来るが、乾燥地帯では使えず役に立たないし、火属性の魔法はマッチやライターなどの火種が必要になるなど、魔法は万能では無い事を相手に伝えてから魔法を解いて湯船に浸かって)
今日言ってた変身の魔法?っていうのは今言ったやつのどれに当てはまるの?
(自分も湯船に肩まで浸かって縁に捕まり顎を乗せてトロンとした目で質問して)
変身魔法?変身魔法は白魔法の一つよ?
(相手の質問に首を傾げながら答えると白魔法は傷を癒す魔法や変身したり足を早くしたり特殊な効果を持つ魔法なのだと説明すれば「あなたが13歳になる前に全部教えてあげるから焦らないのよ?」と相手をぎゅっと抱きしめてあげて)
んー分かった
(一刻も早く教わりたかったが母の考える順序があるのだろうと思い諦めて、抱き締められれば母の肩の辺りをきゅっとつかんで目をつむって)
ふふふ、そろそろ出よっか?
(相手の頭を撫でてから湯船から上がり、黒い下着に着替えれば真っ先に冷蔵庫に向かって「プハァ!!ビール美味しい!!」と缶ビール片手に喜んでいて)
お母さんちゃんと服着てよ…
(パジャマを着て眼鏡をかけた後母の後をついていくととんでもない姿でビールを飲んでいて、スタイルがいいからか女で子供の自分も目のやり場に困ってしまって)
ハッハッハ、私の母乳で育てきたのに今さら何言ってるのよ
(相手をまだ赤ん坊だった頃、魔法薬の一つである飲めば母乳の出ない人でも出るようになるという母乳薬を飲んでは育ててきたことを思い出せば、大笑いしながらソファーに座って)
あれから何年経ってると思ってるのよ…
(自分も何か飲もうと冷蔵庫の中を開けてジュースを取り出して、そこで突然赤ん坊の頃の話をされて呆れてしまい)
あの頃は大変だったなぁ・・・うぅ、それがこんなに大きくなってお母さん、嬉しいよぉ〜
(お酒を飲むと泣き上戸になるのか涙を流しながらお酒を美味しそうに飲んでいて)
ねえお母さん、勉強はもう終わりなの?
(話は流して泣きながらお酒を飲んでいる母の姿を見て、まさかあのお風呂場での授業で今日は終わりなのかと不安になり)
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