鬼灯朱音 2015-07-01 22:17:30 |
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あっ!もう...
(湯船に浸かりながら、全く記憶にはなかったがあの母乳を飲んで大きくなったと思うとなんだか不思議な感じがして、その後のぼせそうになったので湯船から出て)
あ、お母さん!あんまりビール飲んでると太るんだよ!
(お風呂からあがってキッチンに行くとビールを飲んでいる母を見かけ、つい最近どこかで仕入れた知識を母に得意気に披露した後「何書いてるの?」母の手元にある単語帳に注目し)
あんまり太らない体質なんだよね・・・これ?白魔法の呪文表よ?白魔法の呪文は長いからね、しのんにあげるね
(相手に単語帳を渡せば今まで見せてきた白魔法やら他にもまだ見せてない白魔法の呪文がいくつか載っていて)
こういうのって年とると一気に出るんだって!
(確か最近よくやっていた健康食品の通販のCMで見たのだと思い出した後白魔術の呪文が書かれた単語帳を渡され「これだったら外出てても覚えられるよ、お母さんありがとう!」母に抱きついて)
しのん、可愛いねぇ
(少し酔っ払ってきたのか、抱きつく相手の頬を両手で固定すると相手の唇と自分の唇を重ね合わせてゆっくりとキスしていって)
んんっ!
(一瞬唇を塞がれ頭が真っ白になったが、すぐに母が酔っぱらっている事に気付き体をバタつかせ必死にやめさせようとし)
わ、分かったからお母さん!落ち着いて!
(酔ったうえでの事だとは分かっていたがやはり降ってくる言葉は恥ずかしく顔を真っ赤にしながら母をなだめて)
ああっ!もう、勝手に寝ないで!
(身勝手にも見える母の振る舞いに子供らしい抗議の声をあげ「大体、初めてだったんだよキス!」母親のしかも酔ったうえでの事なのでノーカウントであることは分かっていたがそれでも文句のひとつでも言ってやらないと気が済まず)
.......ノーカウントだよ
(母の寝言に衝撃を受けたがきっとお休みのキスとかの類いだろうと思い「お母さん離して、眠れないよ...」母から離れようとし)
うわぁぁああん、ゴドム来て、助けて!
(どんな夢を見ているのか分からなかったがもう自分では母をどうにも出来ないと母と親しい魔物を呼び)
「さっき、スカーレットから白魔法の呪文表を渡されただろう?その中の呪文から使えそうなのはないのか?」
(ゴドムは母がわざわざ酔っ払って寝ぼけているのにはわけがあると察したのかしのんを甘やかさずに助言するだけでハイドと遊んでいて)
えっと...
(一度起こしてみるかそれとも何らかの状態異常にかかっているのか分からず「ねえ、今のお母さんって状態異常ってやつなの?」酔っぱらっているのもある意味状態異常なのだろうかと思いつつ)
さぁ?人間の状態はゴーレムと違うから分からんが眠ってるのなら起こしてあげれば良いのではないか?
(ゴドムは相手の質問に首を傾げながら人間の姿にはなれるものの、身体の構造は岩のままの為、人間の状態は分からないと伝えれば相手に任せて)
そっか、そうだよね!ゴドムありがとう
(様子がおかしいとはいえ気持ち良さそうに寝ている母を起こすのは抵抗があったが「立ち込める霧が見る間に引かれ、よどむ水溜まりも見る間に澄む、まぶたの上の厚い雲を飛ばしてやろう、目を開ける、墨のような暗雲が晴れる」歌うように呪文を述べ)
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