鬼灯朱音 2015-07-01 22:17:30 |
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あ、あの...スカーレットの娘です。精霊草をください!
(持ってきた一万円をラブレターを渡す女子のように相手に渡して、閉じられた両目のうち片方の目をうっすら開き相手の様子を観察し)
あ、あんたスカーレットさんとこのお嬢ちゃんだったね、最近物忘れが激しくて顔を見ても分かんなかったよ!!
(相手の話を聞いてふと思い出したような表情を見せると八百屋の部屋の奥にある地下室へのハシゴを指差して「魔女用の薬草なら地下で娘が栽培してるから貰っといで?」と伝えて)
あ、はい!お邪魔します!
(ぺこりと頭を下げて部屋の奥にあるというハシゴを目指して走り出し、地下の部屋に行くと「スカーレットの娘です!精霊草ください!」と店先でやった事と同じように叫び)
グパァ・・・ドロドロォ・・・
(八百屋の大きさと比べて地下室はかなり広く植物園のようになっていて相手の叫び声を聞いて相手の頭上からハエトリグサのような巨大な植物が大きく口を開くと相手によだれのような蜜がかかって今にも食らいつきそうにしていて)
あ、あれ?
(なかなか返事がないのでおそるおそる目を開けてみると何やらぽたりと液体が落ちてきたので見上げるとテレビで見たような食虫植物が目に飛び込んできて思わず悲鳴をあげその場に倒れてしまい)
シュルシュル・・・
(相手が倒れるとツルが身体に巻きつき始めて、相手を吊るしハエトリソウのような草が大きく口を開いて相手を捕食しようとしていて)
.....えっ、えっ?
(遠退いていた意識が戻り、真っ先に気付いたのは自分の体が宙に浮いていることで何故宙に浮いているのかは把握できていない様子で)
こらっ!?お客さんに何やってんのよ!!
(相手が宙吊りの状態で今にも食べられそうになった状態を救ったのは頭から木を生やした女性で、木を生やした女性が植物に叱るとハエトリソウのような植物は大人しくなって「大丈夫?怪我はない?」と首を傾げて見つめて)
は、はぁ...
(自分が危ない目に遭ったというよりも目の前の女性の頭から木が生えていることが気になって仕方ないのかそこばかりを見つめてしまい)
融合解除っと・・・ごめんなさいね、ここの植物達に肥料をあげてたんだけどもしかしなくてもここに来たのは初めてよね?
(融合解除と呟くと頭の木は消えて人間の姿に戻ると相手の方を見てお詫びとこの施設について説明された立て札を指差して「危険!!食人植物に襲われた時は魔法で撃退しても良い」と書かれていて)
は、はい!鬼灯しのんです。よろしくお願いします
(ぺこりと頭を下げてその後相手の示した立て札を見て「す、すみません。魔女歴まだ浅いのでそんなとっさに魔法とか出てこないです」もし出たらもう母の修行はいらないだろうと思い苦笑しつつ)
あら?貴女見習い魔女なの?見習い魔女がこの植物園に来るなんて貴女の師匠はかなりのスパルタなのね
(普通はここへやってくるのは魔女として1、2年は修行した者がやってくる為、1年未満の見習い魔女がやってくるのは極めて珍しく驚けば「私は野原みどり、植物魔法や薬草学を中心に研究してる魔女よ?うちに来たってことは何か買いにきたの?」と自分も自己紹介して相手に要件を聞いて)
す、スパルタァ!?
(母の過去の修行を思い出し、そうだ母はそういう人だったと頭を抱え、その後の相手の言葉に「よろしくお願いします。今日は精霊草を買いに来ました」と挨拶と用件を伝え)
精霊草ね、自分で採りに行くなら一束1万円だけど私が採ってきたのだと一束10万円よ?どっちにする?
(精霊草は先程の食人植物の中心に咲いてる為、とても危険な草な為、手に入れるのが難しく価格はかなりの割高になっていて)
えっと、自分で取りに行きます
(選択肢を提示されたが実質自分には無いも同然なので「えっと、魔法とか使ってもいいんですよね?」確認の意味も込めて質問し)
もちろん使っていいわ、ここの植物達に食べられても一週間は消化されないから助けてあげるから安心してね!!
(相手の質問に答えると上で店の手伝いしなくてはいけないからと言って八百屋に上がっていってしまって)
ん...
(背後から何やら妙な音がするので振り返ってみると植物のツルで慌てて横へ飛んで様子を見ることにし)
(/今回はこれにて失礼します。またよろしくお願いします)
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