トマト色の恋。/西木野真姫×君

食べっ..!?
さっきから、言ってる意味がわからないんだけど..?
(変わらず頬は赤いものの、きっと睨みつけて)

言ってわからないなら仕方がないですね…
（しらばっくれている訳ではなく本当にわかっていない様子の相手にニヤリと口元を歪めて笑い、唇に触れていた手をそっと横にずらして己の唇を重ね、触れるだけの口づけをしてから｢ごちそうさまでした｣なんて冗談めかして言い

...!?
(状況が飲み込めず口を開けてるものの声は出ないまま相手をじっと見つめて)

真姫にはもしかしたら少し刺激が強過ぎたかもしれませんねぇ
（キスの余韻を味わうようにゆっくり彼女から顔を離し、急にキスは刺激が強すぎただろうかと緩く首を傾げてクスッと小さく笑い

別にっ...
(強くなんてない、と意地を張りたかったが相手の唇の感触を思い出せば言葉が続けられず目を逸らし)

強がらなくてもいいでしょう。まあ真姫のそういうウブで意地っ張りなところがまた魅力的ではありますがね
（自身から顔を背けて強がってみせる相手にクスクスと笑いを堪えながら耳元に顔を寄せて囁き

んっ...
からかうのも大概にしなさいよ..?
(耳元で囁かれればくすぐったそうに吐息漏らし上記述べては睨み)

ふむ…決してからかっているつもりはないのですがね…ただ私は自分の欲望に忠実に従っているだけでして
(睨まれれば降参といった様子で肩を大きく竦めつつそんなことを言ってのけ｢それとも、私の対応がご不満でしたら真姫がどうすれば満足していただけるか、私にご教授願えますか？貴女の身を以て…ね｣ニヤリと悪戯な笑みを口元に湛えて緩く首を傾げつつ彼女の髪に指を通し

い、言わなくてもわかるでしょ..
察しなさいよ...
(悪戯な笑みを浮かべる相手を見れば此方も負けじと歩み寄りそっと相手の首に自分の両腕を回しては見上げ挑発的な笑みを浮かべ)

いいえ、私には少々わかりかねます、是非とも貴女の口からお聞かせ願えますか？
（首の後ろに回された手、挑発的な瞳に縮まった距離、それら全てを総合してなんとなく予想はついたものの、ここは敢えてわからないふりをして相手の口から答えを強要して

...意地悪。
(相手見つめては答えず自分から唇を重ね)

…ふっ
(彼女らしい少し素っ気なくて、それでいて恥じらいを感じさせる口づけにすっかり気分が高揚させられてしまい、小さく笑みをこぼしながら相手の頬に手を添えていて

...何よ。
(頬に手を添えられれば目指して)

いえ、不器用ながらもこうして私への愛情を示してくれる…そんな貴女が愛おしくて、触れてみたくなったんです
（頬に触れた手をそっと後ろへ動かして耳にかかった髪を軽くどけるようにして耳に触れ

んっ...
(耳に触れられれば一瞬目を細めつつも「私も君の事、嫌いじゃないわ」と口元緩め)

遅くなって悪いわね。
良ければまたお相手してくれる?

嫌いじゃない、ですか…それは残念ですね、私はこんなにも貴女を愛しているのですが…
（ふぅ、とわざとらしく一つため息をついては肩を竦めながら反応を窺い


勿論喜んで…
私は執念深い質でしてね、諦めが悪いんですよ

..他になんて言って欲しいのよ
(相手の様子を見ては少し戸惑いつつ上記述べ首傾げ)

ありがとう。
時々こうして遅くなっちゃうけれど、
それでも良いのなら、またお願いしようかな。

私は貴女を嫌いじゃない、ではなく『愛して』いるんですよ？この先はもう言わなくてもわかりますね？
（耳元に顔寄せて自身の想い強調するよう囁き、意地の悪い笑みを浮かべながら相手を緩く首傾げつつ見つめ

あ、愛して..るっ...
(相手の言いたい事がわかれば想いを伝えなくてはと声を発するものの慣れない言葉に顔赤らめ上手く話す事ができず、途切れ途切れではあるものの言い終われば「こ、これで良いでしょ!?」と叫ぶように言い放ち恥ずかしさを消す様にぎゅっと抱き着き相手の胸に顔埋め)

ええ、真姫にしては上出来ですよ。本当につくづく可愛いお人だ…
（右手は腰に回し、左手は相手の後頭部を優しく撫でながら愛おしげな様子でそう呟いては不意に彼女の髪に顔を埋めるようにして