これは何かの手違いですっ！【NL】

…えっ？私が呼んだのは雀さんの筈ですが……どちら様、ですか？
(魔法が発動し期待を込めて魔法陣の中心を見つめれば、期待していたものとは全く異なる人物が現れ思わず目を見開き恐る恐る問い掛けて)

…我はクロウ。悪魔なり。さぁ、主よ。願いを
（問い掛けに答え手を差し伸べるが『あれ？何か違うかも』と自身の言葉の使い方に疑問を持ちつつも願いを言うように目で促し）

クロウ…さん？あの、お願い出来るなら雀さんと代わって頂きたいのですが…
(確かめるように相手の名を呟き、戸惑い気味に差し伸べられた手と相手を交互に見つめながら駄目元でお願いしてみて)

それは無理だ。呼び出されたからには願いを叶えなければならない…そして代償としてお前の魂を貰う
（願いは願いなのだが意味が違う為断り願いを叶えるかわりの代償について説明して『このキャラ疲れたな。もう戻して良いよな…？』と考えていて差し出した手は見られただけなので引っ込めて）

…クーリングオフが効かないなんて、とんだ押し売り商法ですね。しかも魂って……私死んじゃうって事ですよね？そんなのお断りです。
(キッパリ断られてしまえば眉を寄せて不満を漏らし、代償について聞けば魂なんか払える訳ないと相手を真っ直ぐ見据えながらキッパリ断って)

押し売りじゃないし。てか、願い叶えて魂貰わないと帰れないんだけど？……だから、此方も契約解除はお断り
（キッパリと断られるのは予想通りだったが、もう限界だと思いキャラを戻して文句の様にぶつぶつと上記を述べながら腕を組み足も組んだ状態で空中に浮いて）

似たようなものです。…それは困りましたね…でもまだ死にたくありませんし…
(相手のキャラが突然変わった事に訝しげに眉を寄せつつも断言し、契約解除はお断りと告げられれば困惑しきった表情で宙に浮く相手を見つめ)

こっちも困るんだけど。…………えーと、じゃあ。願い事が決まるまでお前の側に居てもいいか？
（訝しげに眉を寄せて断言させたが「違うのに」と呟き、相手も困惑した表情をしながら死にたくないと言うので、自分から提案をしてみて相手を見つめ返し）

……え、……まぁ仕方ないですね。呼び出してしまったのは私ですし、そのくらいの責任は取りましょう。
(相手の提案に一瞬戸惑い間を空けるも、諦めたように小さな溜め息を吐きながら了承し、相手が強引に出て来た事など露知らず責任は自分にあるからと眉尻を下げた笑みを浮かべ)

改めて宜しくな！主様！
（相手が諦めた様に了承したのを見て地面に立ち笑って手を差し出すも内心『作戦勝ち！…作戦なんて考えて無かったけど』と喜んでいたりして）

はあ…宜しくお願いします。そういえばまだ名前言ってませんでしたね。私はリゼ・カーティスと言います。リゼって呼んでください。
(気の抜けた返事と共に差し出された手を握り。主様と呼ばれれば名前を言ってなかった事に気付き、にこっと微笑みながら自己紹介をして)

あぁ。リゼ、な！……ところで、此処はどこだ？
（にっこり微笑まれれば何やらドキッとした気はあるが意味がわからず、ほっといて。そのままリズと呼び笑って握手をするも辺りを見回して見ると、どうやら地下室の様だが場所が分からず笑った顔のまま、相手に尋ね）

此処は私の通っている学校の地下室です。…そろそろ寮に戻らなければならない時間ですね…ちょっと片付けをするので少し待っててくださいね。
(握手を交わしては相手の質問に軽く室内を見回しながら答えて。時計を見れば下校時刻で、少し待つように告げると手早く片付けを始め)

がっこう？……へぇー。面白そうだな
（現在地を聞くが『学校』と言うのは初めて聞く言葉で、何やら含んだ笑いを１つ浮かべ。相手が片付けをすると言うので「わかった。……何か手伝うか？」と待つと了承した後に何もやることが無く暇するのもあれだからと手伝いを申し出て）

…妙な考えは起こさないでくださいよ？
(含んだ笑みを浮かべる相手を怪訝そうに見つめては忠告をして。手伝いを申し出てくれた相手に「ありがとうございます。では蝋燭の火を消して頂けますか？」と礼を述べ魔法陣の縁に一定感覚で並べられた蝋燭の火を消してくれるようお願いし)

…………あぁ。
（怪訝そうに見られれば視線を反らして肯定し、蝋燭の火を消すように頼まれれば『……こんなに良く準備したな。面倒臭いのに』と感心しながらも指をパチンｯと鳴らしそれと同時に全ての蝋燭の火は消えていて「終わったぞ。……後は？」と聞いて）

…何故目を逸らすんですか。本当に妙な真似はしないでくださいよ？
(返事に間を開け視線まで逸らす相手に嫌な予感がして念を押し、指を鳴らしただけで全ての蝋燭を消してしまった相手に感心の眼差しを向けながら「ありがとうございます。後はもう終わりです。寮に戻りましょう」と片付けを終え、ついてくるよう促して)

……わかった。しない。
（念を押されて、相手に拗ねられると困ると考えて渋々と言った様子で肯定し。寮に戻ると言われれば「あぁ。…………そういえば、俺ってどうすれば良いんだ？」と今さらながら、思い出した様に今後の事について聞いてみて）

わかってくだされば良いです。
(渋々肯定する相手に苦笑混じりの笑みを浮かべて。相手の問い掛けに「えーと……どうしましょう。とりあえず私の部屋で考えませんか？」と地下室の扉を開けながら困惑気味に答え)

………はーい。
（悪魔を呼び出すのに無計画なんだな。と思ったが、最初の予定は雀だったんたから仕方ないか。と自分の方が無計画だったと思い直して軽い返事をして相手に付いていき地下室から出て）