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高校入学式初日、盛大に寝坊をかましたわたしは、超全速力で身支度を済ませ学校へと向かった。
しかし時間はぎりぎりで既に正門が閉まりきっており、裏門に回ろうと踵を返し足を進め始めたとき、
「 入学早々遅刻なんて、お寝坊さんかな? 」
そのだらしなく微笑む整った顔と、優しい声。
彼のちらつかせている正門の鍵はわたしにはとても輝いていて、ほんのりと香った彼の匂いが鼻孔を擽ると、微かに頬が染まった。
── あの日から、三年経っても、未だ彼に夢中!
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女子生徒(主)→→→→→(←?)養護教諭(相手様)
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