主 2015-06-21 22:55:38 |
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ひゃっ、そ、そんなの...っふ、ん、
(唇が離れれば涙の溜まった赤い顔でふるりと顔を振り、「恥ずかしい」と口に出そうとした言葉は再び降ってきた唇によって阻まれ。自由になった両手でバランスを崩さないよう相手の服の裾をきゅっと掴み)
強情なヤツ…。だが、それなら無理矢理鳴かせてやるまでだ。
(甘い息遣いを名残惜しみながらも唇をそっと離し。自分の肩に相手の頭を押し当てると無防備になった首筋に舌を這わせ、自分達の絆の証である噛み傷に軽い口づけを何度も繰り返し行い)
あ、...っ、ひぁ、じんさま、...っ、我慢、しないで...
(ふいに離れていった唇に名残惜しげな声を漏らせば首筋に感じた冷たく湿った感触に反射的に腰を引き。相手の頭を抱え込むように抱きしめればびくびくと震えながらも相手の髪を優しく撫で)
サリー…。
(さぞ恐ろしいことだろう。毎夜、血を求める吸血鬼に襲われるのだから。この健気な姿も、震える華奢な体も、その恐怖の裏返しでしかない。そう考えると酷く虚しくなって、震える体を優しく抱くと相手の名前を呼び。だが、続く言葉もなく。ならばせめて忌まわしいこの時間を早く終わらせてやろうと襟をずらして綺麗な首もとを露にし、その白い素肌にプツリと牙をたて)
…、ジン様
(初めて会った時からその赤い瞳に惹かれていたが、彼にとって自分はただ血を与えるだけの存在なのだと無理矢理自分を説得し続け。首筋に走る痛みにぎゅっと目を閉じ相手の背に手を回せば不安げに主の名前を呼び)
(傷を付けた首から滴る血。…自分が吸血鬼だからだろうか、仄かな甘さが感じられるそれを舌で掬い。ごく僅かな量を少しばかり時間をかけて飲み、それから無用に傷口を広げぬようゆっくりと牙を抜き。彼女の不安げな声に今夜の分は終わったと安心させる為、抱き締める腕の力を強め。「…ありがとな」耳元で告げると同時に、眠りへ誘うまじないをかけ)
(相手にもたれかかるように体を預ければ静かに目を閉じて行為を受け入れ、あまり動くと相手が血を吸いにくいだろうと負担をかけないよう浅い呼吸を繰り返し。最後に耳元で囁かれた言葉に小さく反応すればまじないの効果かゆっくりと降下していく意識、最後に相手の頬をするりと撫でれば眠りに落ち)
(/最近レスが滞ってしまい申し訳ないです…)
(意識がなくなり力の抜けた体を抱き上げて隣の部屋へと運び、床に敷かれた布団へそっと寝かせると暫くの間その寝顔を眺めていて。「…もう少しだけ、つまみ食い――」彼女の綺麗な首筋へと顔を近付けると今度は鋭利な歯を突き立てるようなことはせずにやさしく口づけし、少し経ってから口を離せばそこにはキスマークが出来ており、明日怒るであろう彼女の姿を考えながら彼女の寝息だけが聞こえる暗く静かな部屋で一人笑い。そうこうしているうちに自分もうつらうつらとなってきて、結局添い寝する形で寝てしまい)
(/お互い様でさぁお嬢。始めに書いた通り無理せずノホホンといきましょうや)
…ご主人様、起きて下さい。…変態ご主人様、起きなさい。朝ですよ
(翌朝、カーテンから差し込む光に目を開けば隣に寝ている主に気付き、その距離の近さに驚けば昨夜の事を思い出し。寝転がったまま無意識に首元に目を落とせばそこには見覚えのない赤い花が咲いており少し頬を染めながらも、向かい合うようにして寝ている主の腕をゆさゆさと揺らし)
(/ありがたいですーだんなさまー!!…それでは朝にさせていただきます…)
んー…?
(隣からの呼び掛けにうなり声をあげつつ目覚めれば、目の前には仄かに頬を染めている彼女の顔があり。ボーッとした半開きの眠りまなこで暫くそれを見つめ。「…メイドが主に向かって、変態、なんて言う訳ねー。きっとこれは夢だ。ほら、もうすぐ俺の可愛いメイドが目覚めのキスと共に俺を起こしにくるはず…」と再び瞳を閉じ、わざとらしくイビキをかき始め)
(/今日あっつい!もうすっかり夏ですな、お嬢。
…ではでは、これにて本体は失礼いたしやす!)
寝言は寝て言いましょうね、へ、ん、た、いご主人様?
(今度は先程よりゆっくりと発音しながら上記述べ、狸寝入りを始めてしまった主の顔に「枕とでもキスしてて下さい」と冷たい視線を向ければ枕をぎゅうぎゅうと押し付け。己の首筋を見せるように近づけばキスマークを見せ、「どうしてくれるんです?」とすこしばかり口を尖らせて言い)
(/これからさらに暑くなりますが体調にはお気を付けて!それではこちらもドロンさせていただきます)
むぐ……。そんなこと言われてご主人様は傷つきましたよ。それになんだ、減るもんじゃなし、別にいいじゃねーか。
(押し付けられた枕を胸元で抱きいじけた仕草を見せていると、彼女の体が近づきその首筋に印されたキスマークが見え。「どうしようかねぇ…」まるで責任を感じていないといった風に、というより実際に責任など微塵も感じておらず、あるのは彼女を自分のものにしたいという独占欲だけで。首に咲いている赤い花を愛おしげに見つめた後、おもむろに彼女の体を抱き寄せては赤い花へ唇を落とし)
――――。
……どうしてほしい?
よくないですし、そういう問題では…。それにこちらにも心の準備というものが…いえ、何でもありません。
(傷ついた、と言われれば少し慌てたようにもごもごと呟くも最後の方は聞こえるかも分からないような音量で。相手の視線を追って自らの開けた首筋を見れば自分のした事に気付き少し衣服を直そうとするも抱き寄せられてしまったためかなわず、首元に感じた柔らかい感触に顔を赤く染め泣きそうな顔をし)
………わ、私は……、貴方と…
……困る、んな顔されちまったら全部欲しくなっちまうじゃねーか。
(相手の泣き顔はどうしようもなく愛くるしく、相手の言葉は内に潜む独占欲をそそるもので。まるで吸い寄せられるようにして唇を近付け、「……しかしまぁこんな朝っぱらからお前に酔ってる訳にもいかねーか」微かに唇同士が触れ合ってしまう距離でそんなことを言い。酷く残念そうにしながら顔を離し、指で相手の唇に触れつつ朝食の用意は出来るか、と問い)
私は、貴方になら……そうですね。まだ、日は昇ったばかりです
(段々と離れていく相手の顔をまじまじと見つめ、自らの唇に触れる指を両手で捕まえればその手のひらに軽く口付け「目覚めのキス…欲しかったのでしょう?」と照れたように柔らかく微笑み。朝食は少々お待ちください、と真面目な顔に戻れば準備をするために起き上がろうと)
ッ……。
(普段はされるがままだった相手のその行動は全くの予想外で柄にもなく顔を赤くしてしまい。「…してくれんならコッチだろ」お返しだというように相手の手首を持って引き止めればその唇を奪い、照れ隠しのためかすぐに顔を離してそのまま寝床から抜け出し、顔を洗ってくると洗面所へと歩いていって)
………。(急になくなった温もりに少しの寂しさを感じながらも軽く寝床を整え、自分のした事を思い返せば相当恥ずかしかったのか耳まで赤く染め。こんな顔は主に見られたくないとパタパタ手扇で顔を仰ぎながら洗面所へ向かい)
ふっふっふ~。顔が赤くなってますよーサリーちゃ~ん。
(相手の思惑とは裏腹に洗面所から戻る際に真っ赤になった相手と鉢合わせ、すっかり普段通りの様子で顔を覗き込むと、ニヤニヤ笑いながら頬をペチペチと叩き)
な、なってません!…貴方だって先程は顔を赤くして…人の事言えるんですか?
(ばったり会ってしまったことに「げ、」と声を漏らせば叩かれた頬を軽く膨らませて相手の顔を自分から背けるようにぐいぐいと押し。先程の相手の顔を思い返せば得意げに口を歪ませ)
…むぐぐ。…ふっ、サリバン君、私はねぇ過去を振り返ることなんてしない男なんですよ。ですから、先程何が起きたのかまるで覚えていませんねぇ…。
(押し退けようとする手に反抗しつつ、意地の悪い顔になり。しまいにはその手を払い退けると相手の顎に指を添えて持ち上げ、「…それとも、思い出させてくれんのか?」妖しげな笑みを浮かべるとともに自らの唇を舌で舐め)
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