主 2015-06-21 22:55:38 |
通報 |
ふ、何ですかそれ、矛盾してますよ?…お酒は、また改めて買ってきてもらいましょう
(不死なのに餓死、という発言に少し口元を緩めればこちらも手を合わせいただきます、と呟き食べ始め。相手の態度に違和感を感じたのか不審そうに顔にかかる髪を耳にかきあげれば「どうかしましたか?」と尋ね)
……何でもねーよ。
(髪をかきあげる仕草にたじろぐように再び目をそらし。ふぅと軽いため息をつきながら魚の煮付けへと箸をのばし「あむ……おぉ、また腕上げたんじゃねーか?ウマイぞ、コレ」口にした煮付けには身に味がよく染み透っており、魚特有の臭みもない。自然に箸は進み、程なく出された料理を全て平らげてしまい)
…なんだか今日は様子がおかしいですよ、ご主人様。風邪でも召されたんですか?
(今日の主はどこかうわの空だと思い素直に心配した言葉をかければ「夏風邪はなんとかが引く、といいますし」と付け加え。美味しそうに煮付けを食べる主にほんの少しだけはにかめば「梅干が効いたみたいですね、今回は成功です」と自身も食べつつ。食べ終わるとぱたぱたと台所へと進み、お椀を水につければ「お皿、ご自分で持ってきてくださいね」と振り返って釘を差し)
風邪、ねぇ…。いやぁ、ひいてねーよ。大丈夫だ。
(そうであった方が幾らか気も楽だっただろうな。そんなことを思いながら答え。煮付けに梅干しが入っていることを聞き、驚き感心しつつ。「うちのメイドさんは厳しいデス…」ぶつぶつとぼやきながらも素直に台所へと皿を運んでいき)
そうですか?それなら良いのですが…
(相手の様子に違和感は残るもののこくりと頷けば流し台で皿を受け取り、「厳しくしているつもりはありませんが」とにっこり微笑み、今日はこれから仕事なのかと尋ね)
今日は休みー。主はどこにも行きませんよーっと。
(ちゃらけた態度で答えた後、おもむろに手を相手の顎に添えて親指で頬をさすり始め。だが、その顔は笑顔ではなくどこか怒っているような仏頂面で。何を言うでもなく、ただ黙って相手を見つめていて)
…そうですか、それではもうお休みに?……それとも、
(抵抗する素振りは見せず恐る恐るという風に、最後の方は声を震わせて上記述べれば相手の赤い瞳を見据え)
……ああ。
(声を震わせながらも此方の意を汲み取ろうとしてくれる相手の健気な姿に、目を細めながら返答し。「だけどここじゃ明るいし、やりづらい。それの片付けが済んだら俺んとこ来てくれ」耳元に顔を近づけそっと囁くと、相手の反応も待たずに台所を出て)
...かしこまりました
(食器を洗おうと持っていたスポンジをぎゅっと握り締めれば肯定の意を示し、耳元で声を発されて一瞬びくりと反応すれば返事をしようとした時には相手は居なくなっていて。片付けを終わらせ、首筋の痕に軽く触れ、覚悟を決めたように1度大きく深呼吸をしてから台所を出、主の元へと向かい)
おいで、サリー。
(相手を待っている間、ずっと夜空に浮かぶ月を眺めていて。相手の姿を認めると柔らかな笑みを浮かべて優しく声かけ、自分の隣に座るよう畳をポンポンと叩き。それらの仕草は出来る限りいつも通りとなるよう努めているが、電気が消され薄暗い部屋に吸血鬼の赤い瞳はうっすらと浮かび上がり、これから至る行為への興奮が優しい声音を妖しいものへと変貌させていて)
はい、ジン様
(薄暗い室内、ぼんやりと浮かぶ月に映える吸血鬼の赤い瞳と優しさを装った妖しい声音にぞくりと背筋を凍らせて。「あ、あんまり痛くすると怒りますから」と精一杯の強がりで発した言葉も震えているのは隠しきれずに、相手の隣に座ればきっと相手と視線を合わせ)
どうかな。さっきはあんなに煽ってくれたから今回は少し荒っぽくなるかもしれねーな。
(桃色の髪に手をのばし、指に絡ませてその滑らかな手触りを楽しみ。「我慢出来なくなるから普段は髪をおろすなって言っておいたのに、どーしてあんなことしちまうかな」顔を耳元へ近づけて小声で言うと、腰に手を回して相手を逃げられないようにし。その後、まるでワインを口にする前にまずその芳醇な香りを味わうように、相手の髪に顔を寄せてその香りを味わい始め)
煽っ...、あれは時間がなかったので仕方なく...
(髪を撫でられたことで少し緊張が緩んだのかむっと口を尖らせて言い訳をし。小声で囁かれれば「み、耳はいけません...っ」軽く耳を塞ぐようにすれば俯いてしまい、下を向いたまま距離を取ろうと相手の胸を押すもびくともせず、)
言い訳するメイドさんにはお仕置きしなきゃな。
(耳を覆っている方の手首を持ってそこからどかせると耳の端をカリっと甘噛みし。胸元に当てられた手には、指に指を絡ませて動きを封じ)
...っ、そん、な...
(お仕置き、という言葉に体を強ばらせれば直接耳に与えられた刺激にびくり、と大きく反応し。恐怖かそれ以外の感覚なのか、本人も分からないまま無意識のうちにぎゅっと握られた手に力を込め)
なんだ、耳が好きなのか。
(はね上がる相手の身体、握りあった手から伝わる熱。その反応を見てクスリと笑うと耳に軽く息を吹き掛け、今度は耳朶を優しく口に含み)
あなたはいつも、人の弱い所ばかり、...っ
(涙の張った瞳で逃げようと試みるも両手が相手に囚われているため抵抗できず、声を抑えようときつく噛み締めすぎたためか切れてしまった唇からぷつり、と赤い血が滲み)
…勿体ねー。
(まるで口紅の様に口元で滲む血液に引き寄せられ、お互いの息遣いが感じられるほど近づいたところでそっと呟き、頬に手を添えると静かに唇を重ね)
...んっ、じ、ジン様...
(月を背後に、視界いっぱいに広がる主の姿は昼間とは別人のようで。痛みを感じていたそこに柔らかな感触が触れれば抑えきれずに声を漏らし、不自由な両手を解いて欲しいという意を込めて軽くそれらを自らの方へ引き)
我慢するくれーなら聞かせろ、お前の声。
(唇が微かに触れ合う距離でそう告げると相手の手を離して細い首筋を撫で。そして相手の後頭部へと手を回し、再び柔らかな唇を求めて此方に寄せ)
トピック検索 |