時の政府 2015-06-21 02:51:23 ID:596ad0cfd |
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>主
おぉ主!見てくれ、この立派な木を。まさか庭にこんな大木があったなんてなぁ、驚いた驚いた。
(晴天を背景に枝が散り散りに分かれているも尚、太い幹で複雑に感じさせない大木はしんと静かに鎮座をして、まるで自分と同じ神か何かが宿っている様な錯覚すら覚える程の存在感のある大木。見上げ、時折一層輝く太陽の光に片目瞑りながら鑑賞をしていると後ろから掛かる聞き慣れた人間の声がする方角へ僅か斜めへ身体を向けた途端に嬉々とした童を連想させる眸の輝きを取り戻し、にんまりといった効果音が似合う程に双眸の目尻が下がって口元は笑みを堪えきれないと言ったように口角は上がりっ放し。その締まりのない表情のまま眸を横の方角へ一瞥して話の中心である聳え立つ木を視線で指し)
>樒
―…驚いた、そんな話がこの木にあるのか?
(夏の風物詩でもある風鈴の音が僅かに耳に届き、同時に生温い意味深な風が自身を包む事により風鈴は更に忙しなく揺れ動いては静かなのんびりとした空間に響き渡ると心無しか空気が一瞬だけ冷えた感覚とどうやらこの木にも物語がある様子に目を幾度か瞬かせ、項垂れた頭のまま眸を彼女の方へ向けて話を注意深く聞き逃さないように注視していると新たな事実に彼女に倣って“驚いた”と一言添え。彼女の父によって咲かなくなってしまったらしい本来は美しいくらいの桜が咲き誇るであろう木へと頭を上げて再び目に焼き付けるように見上げると刹那、ふっと笑いが込み上げて来ては両手を自分の袖の懐へ潜らせ「君は凄く愛されているなぁ」木に掛けるように呟いた声は木の枝をすり抜けて青空に駆け抜けてしまうほどに自分の言葉はそれ程強くは無い、一度瞼を伏せて世界の区切りを付けると足は彼女の方角へ向き、室内へ戻ろうと歩を進めながら双眸を薄ら開くと釣られたように欠伸を口元に堪え)
>乱
…そりゃあ困った、俺も手助け出来りゃ良いんだがなぁ。
(軽い身のこなしで息をつく暇も無いと言わせる程に相手は何時の間に隣に来た事を風と空気がまるで相手を運んで来たかの如く自身の身体に伝い。立派に庭に根を張る大木、“桜”という単語を耳にすると未だ刀であった頃、人間の身を持たなかった頃にかつて何処かの本丸内に居た時に見えた淡い色の桃色の花弁が草木に花弁の絨毯を作り、見上げれば絶句する程に綺麗で目を奪われ感動した事を思い浮かべると「ああ、それはそれは凄く綺麗で驚いたぜ」頭を数回縦に揺らして頷く素振りを。軽傷で出陣から帰って来た相手、向かう先は池田屋らしい。夜目が効かぬ太刀にとっては不利な戦況のもと、短刀が活躍する戦いの場は短刀の誰もが太刀の自分よりも勇ましかった記憶がある。練度を積んでいても軽傷で帰って来ると言う事は中々に厳しい相手、特に槍だと気付けば肩を小さく竦めるも手助けをしたいのは山々で、せめてもの癒しとして掌をぽすりと相手の頭に乗せやって「無事に帰って来られたんだ、それ以上は何も望まんさ」視線を彼に遣って淡く笑みつつ、次いで冗談めかした言葉は「おいおい、それは嫌だな!かく言う君も肌が白いから焼けてしまうんじゃないか?」と、炎から生まれた刀に何て頓智木な事だろうと思いながらも此方も冗談を飛ばし返し)
(/乱ちゃん可愛すぎるんですよ…!後ついつい長くなってしまう事があります、その時はどこか一部蹴って頂いて…!鶴丸さん成り切るのは不安でしたが勇気づけられました…← では本体はこのへんで!鶴丸さんを宜しくお願い致しますーっ)
>太郎太刀
退屈で死んでしまいそうだぜ…、ん?
(いつもと変わらずに平和な日常で穏やかな空気が流れるゆっくりとした空間、夏の風景に切り替わった庭の景観に生い茂る草木と風鈴、加えて簾。何とも夏の風物詩を存分に、最低限に備え付けられた無機質な家具と変わらずの青空は聊か自分にとっては退屈で仕方が無く。部屋から出、縁側を歩いていると相変わらず静かに小鳥が囀っているだけの外の様子はぎらぎらと一層太陽が光輝いていた。その中で外に出る気にはならず片手で顔にせめてもの風がいくよう仰ぎながら独り言をごちながらとある一室の艶やかな大きな赤色と誰か腰を据えている人影が居るのを視界の端で捉え、思わず立ち止まって正座をしている相手側の方へ顔を向けて目を瞬かせ)
(/こんにちは、いらっしゃいませ!早速ですが絡み文(ロルテ)に絡ませていただきました、鶴丸さんをやらせていただいています!太郎さんとても素敵ですっ…!是非宜しくお願い致しますー!)
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