フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
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いたっ、きれいだと思ったからキスしたくなったのー
(僅かに顔をしかめてから、めげずにその鎖骨を指でなぞり)
ん?んんっ?お前何やってるんだよ
(鎖骨から首筋にも刺激があり思わず相手の肩に手をやって)
本当に怒るぞ?
(相手に注意する声は弱々しく、小さな子供に言うように)
ごめん、だって…、ダニエル可愛いんだもん
(“可愛い”と相手に言うと怒られることはすでに学習済みだったはずだが、この状況でぽろりと口からこぼれてしまい、本人は気づいていないのか、うっとりと相手の頬を指先で撫でていて)
可愛い、だと....言ったのはこの口か?
(自分の頬を撫でていた相手の頬を勢いよく摘まんで)
オレは可愛くないって言ってるだろ!
(他の人ならまだしも好きな相手に言われるのは嫌らしく)
いひゃっ!
(いきなり頬を摘ままれて変な声を漏らし)
らってぇ、らにえる、可愛いとおもったんらもんー!
(しゃべりにくい状態で必死に、少々的のはずれた論議をし)
可 愛 く な い!
(相手にも分かるようにと丁寧に区切って言いその後頬を摘まんでいた手をはなして)
分かったか?
(摘まんでいた相手の頬を今度は優しく撫でながら)
うヴぇーん…
(手を離されると重力にしたがってへにゃりと相手の鎖骨の辺りに崩れ落ち)
でもやっぱり、俺はダニエルのこと可愛いと思うなぁ…、ダニエル可愛いよぉ、大好き……
(蕩けたような顔で連呼しながら相手の胸板に頬擦りして)
ねえダニエル…、このまま俺がダニエルのこと、襲っちゃったら、どうする?
(相手を上から見下ろしながら妖しく微笑み、相手のシャツの襟元に指をかけるも、完全に冗談のつもりで)
普通に抵抗するが?
(相手に恐怖を感じたが此方が抵抗したらやめてくれるだろうし、考えたくもなかったが仮にやめてくれなかったとしても勝てると思い、特に怖がりもせず冷静に)
こら!
(これ以上のことはないとは思ったがさっき鎖骨だけだと思ったら首筋に...ということもあったので、念のために背中を軽く叩いてやめるように言い)
(いつの間にか夢中になりつつあった行為を中断され我に帰り、唾液でべとつく唇を微笑みに変えて)
なーんてね、冗談だよーっ
(口許を拭いながらいそいそと相手から降りて座り直し)
冗談でよかったよ...
(首筋はべたべたしたが相手が何とかやめてくれたので安堵し)
そういう遊びはやめた方がいいぞ?
(相手の行為はどんどんエスカレートする傾向があるので冗談ならなおのことやめた方がいいしやめてほしいと思って)
ヴェー、そう?
(お互い好き合っている同士であり、ここは自宅なのだから誰も見ているわけでもない、なのにどうしてやめたほうがいいと言われるのか、納得いかない顔で不満げな声をあげ)
スキンシップなら別に構わないんだが、その...お前の場合はエスカレートしてそれ以上の事をしようとするだろ?
(自分の価値観を押し付けていることは重々承知していたが、自分にとって相手との『それ以上の事』は神聖な行為であり遊びや冗談の延長で出来るものではなかったので、言葉を選びながら慎重に伝え)
とにかく、度を越したスキンシップは...やめてほしいというか...そんな感じだ
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