フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
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ヴェー、俺がお姫様ー?
そんなの……――
(恥ずかしいよと、笑い飛ばそうとしたとき、先程までの事を思い出して)
あ、あ……、そっか
(先程まで、自分は目の前の相手にはしたなく足を開いて、それこそ女のように抱かれていたわけで顔を真っ赤にして)
ん、納得したのか?それでいいのか?
(挑発半分心配半分で聞いて)
そ、そんなに赤くなるほど恥ずかしいのか?
(気持ちは分からなくもないが少し心配になってきて)
(相手を王子と言い出したのは自分だし先程のこともあるしで、上手い言い返す言葉が見つからず、うーっと唸りながら真っ赤な顔で相手を睨んでから)
もうなんでもいいよーっ
(聞こえないくらい小さな声で呟いて、拗ねたように唇を尖らせながらそっぽを向いて)
そんなに怒るな...どうしたらいいか分からなくなる
(困ったように頭を掻いて、機嫌を取ろうとするも今の相手には何をしても逆効果に思えたが、何もしないわけにもいかず)
これでお許しください、姫
(相手の手をとり手の甲に口付けし)
っ!!
(茫然と口づけされた手の甲を見つめたあと、両手で相手の頬を指先で包んで身を乗り出して)
じゃあ、私のこと…、愛して…幸せにしてね……?
(全身全霊をかけて、思い描く高貴なお姫様の艶やかな目や愛らしい表情、洗練された所作を演じきり)
!!
(まさかの相手の反応に此方も驚いたが頬に置かれた相手の手を更に包み込み)
勿論ですとも、死が二人を別つまで貴女だけを愛し幸せにすると誓います
(ここまで言ってこれではむしろ騎士ではないかとも思ったが本心なので敢えて訂正はせず)
(まさか相手が切り返してくるとは思わなかったが、噴き出したい気持ちをぐっとこらえ)
……とても、嬉しいわ
(幸せそうな微笑みを見せて、そっと寄り添い)
(そろそろ恥ずかしくなってきたのでやめたかったが、ここで中断すると負けたような気分になるので)
ああ、姫、私はとても幸せです
(寄り添ってきた相手をぎゅっと抱き締めて)
(これはいつまで続くのだろうかなどと少し思うが、相手の王子口調、と言うのだろうか、とにかくこの状態が格好いいと思えることは事実で)
ねえ、キスして…、ダニエルさま……?
(可愛らしくこ首をかしげながらお願いしてみて)
(相手も慣れてきたのかなかなか怒らなくなりやめどきが分からなくなっており)
かしこまりました...
(そう言うと相手の瞼にそっと口付けを落として、その後相手と張り合っているような自分がふとバカらしくなって)
....も、もう終わりだ
(目を閉じて相手からのキスを受け入れ)
うん、そーしよっかー
(目をそっと開くと、くすくすと笑いながらぎゅっと相手に抱きついて)
ねー、どうだったどうだった?
俺のお姫様どうだった?
ん、ああよかったと思うぞ?
(相手へのからかいの材料として王子様っぽい口調で話すことはあったがお姫様自身に思うところは何もなかったので、相手の問いにも気のない返事になってしまい)
そんな事はない!っておい...
(揺すられて上手く話すことが出来なかったがこの時の相手の顔が何とも言えず可愛らしかったので、くすくす笑いながら言い)
(笑いをこらえながら両方の人差し指で相手の両頬をつつき始め、そろそろ相手が本当に怒り出しそうだったので手を引っ込め)
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