フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
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(扉を開けてくれる相手に軽く感謝の言葉を述べ、ローザは今どこにいるだろうかと考えながら相手の部屋を出て)
この時間帯のローザは何処にいるんだろう?使用人として働いていたときは別行動だった
(相手の手をとり廊下を歩いているのはいいが、当てもなく歩いている状態で)
うーん、掃除とかかなぁ?
(朝食の片付けは終わっているだろうから、とすると次に考えられる仕事は多く)
ごめん、ちょっとわかんないや…
……いい方法がある
(そう言って大きく深呼吸をし)
ローォォォォォォオオオーザーァァァアアア!!!!
(家中に響きわたろうかというぐらいの大声を出すと案の定、何ですか騒々しい、とローザが現れて)
な、粗相をすると絶対出てくる…
(相手の耳もとでそっとささやき)
えええ…
(相手の行動に唖然として軽く引き、しかしまあ、広い屋敷のなかで対象を探す手間が省けたと苦笑いして)
ローザ、あのね、お願いがあって探してたの…!
あのね、お願い…、俺、ダニエルの部屋にお泊まりしたいの…
だめかなぁ?
(お願い、とお祈りをするように両手を組んで、目の前の普段厳しい表情の女神様を拝んで)
(ローザは相手のお願いに眉をピクリと動かし、やがて全てを察したようで呆れたように溜め息を吐いて額に手を当て、分かりました本日に限り許します、渋々といった感じで了承してくれ、次にこちらの方を向き、またお呼びするのでその時私の部屋に来てください、と言い残しその場を後にし)
ローザ、ありがとうっ
(正直、許しをもらえたことが俄には信じられず、やっと彼女の言葉を理解したときには、彼女の背が角を曲がるところだったが、認めてもらえた喜びから大声で感謝の気持ちを叫び)
よかったな、きっとお前がちゃんとローザの言いつけを守って生活してたからだよ
(信頼してくれているのだろうと相手に笑いかけ)
うんっ、俺、頑張った!
(これで一晩は誰にも邪魔されずに相手と過ごせる、と、薄く涙のはった目で相手を振り返り!そのまま床に膝をついて相手を抱き締めて)
部屋に戻ろ?
(喜びか興奮か、その両方なのか、頬を染めながら相手にふわりと微笑みかけて立ち上がり、また手を差し伸べて)
ふふ、はいはい…
(あんなに喜んで、まるで子供のようだとこちらも笑って相手の手をとり部屋に向かって歩き出し)
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