フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
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わわっ、……うん!
(促されてソファーから降りてしっかり立ち上がると、曇りのない笑顔で振り返り、頷いてから洗面所へ歩きだして)
ダニエルー、俺思ったんだけどさぁ、一緒に買い物にいこうよ!
(戻ってきてから、自分の考えを嬉しそうに提案して)
えん、それもだけど、ダニエルの必要なもの、買ったら良いよ!
(「半分同棲してるようなものだし…」と、表現に不安があったのか目をそらしながら確かめるように言って)
そうだな、服とか欲しいし...今はどういう服をみんな着てるんだ?
(こういったものには流行りがあるものだろうと思い、相手に聞いてみて)
ヴェ、普通に…俺が持ってるようなやつとか…?
(問われて答えてはみたものの、あまり参考にならなさそうだと思い)
街の人を見ながら参考にしたら良いよー
俺ん家のみんな、おしゃれ好きだから!
(暫く街を散策することを提案して)
うん!
街にはねー、いろんなお店が出てるよ!
景色も良いしね、観光に来てくれる人もいっぱいなんだ!!
賑やかで楽しいよ!
(窓の鍵や電気を確認して戸口で相手を待って)
ダニエルの気に入るもの、たくさん探しにいこ!
それで、もっと俺を好きになって?
(ちゃっかり願望を口にして)
前半の言葉と後半の言葉がどう繋がるのかが分からないぞ?
(半ば呆れた口調になりつつ)
冗談だ...
(外出が楽しみなのか少しハイになっていて)
えへへー、いけばわかると思うよ?
(「ほら!」と開けたドアの外は、初夏の暖かい日差しに包まれて、空は青く高く、新緑は光の中で輝いて)
ちょっと街まで歩くけど、行くまでも素敵なんだぁ
あっ、見てみて、薔薇が咲いてるよ!
(歩きだしてすぐ、隣の家の庭の植え込みに着目して駆け寄り、「最近まで蕾だったんだぁ」などと、嬉しそうに微笑んで)
うん!
蕾もまだたくさんあるから、もっと咲くと良いなぁ
(暖かい風を受けながら相手に微笑み、「お花もたくさん売ってると良いなぁ」と呟きながら歩きだして)
?
どうしたの?
ダニエル
(歩みを止めて上を向いている相手を振り返って、その涙には気付かずに、はやくはやくと笑いかけて)
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