フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
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先にリビング行ってるからな!
(自分の言ったことがいかに恥ずかしかったかということを今少しずつ実感し、赤くなった顔を見られないようにベッドから降りて駆け出し)
ヴェー、まってよーっ!
(追いかけようとして、そう言えばシャワーを浴びようとしていたのだと思い出し、着替えをもって寝室を出て、相手を追ってリビングに向かい
.........あっ!
(走っていると何故か何もないところで転んでしまい、顔を押さえ起き上がろうとすると自分の手が大きくなっていることに気付き、立ち上がってみると案の定目線がかなり上の方になっており)
ウソだろ...
(呆然としながら立ち尽くし)
(目の前でゆっくりと振り返る相手に、こちらも呆然と立ち尽くし)
……ダニエル…?
(前に相手から、大人の姿になる方法を告げられたとき、自分には出来なさそうだ、だから相手が大人になるのもかなり先なのだろうと思い込んでいて)
なんで、ほんとに……?
(だから目の前の青年が相手だと、俄には信じられず)
(呆然としている相手を見てそれはそうだよなと、あれだけ持論を展開させておいてあっさり崩れたのだから無理もないと軽く笑い)
どうやらオレは思った以上に不安定な存在らしい
(困ったように笑いながら述べ)
ダニエル、ダニエル…!
(久しぶりに自分の身体を包む相手の腕を感じて、何度もその名前を呼びながら、その身体を確かめるように相手の背中や頭を撫で回して)
ちょっと!くすぐったい!
(相手の気持ちも分からなくはないがそれでもくすぐったいものはくすぐったいのだと身を捩り)
(持っていた着替えがすべて床におちるのもかまわず)
ダニエル、もっとよく、顔見せて……?
(相手の目線が上にあることが嬉しくて、微笑みながら見上げ)
よしよし...はいはい
(どのような顔をすればいいのか分からなかったがとにかく相手を見つめ)
そんなに嬉しいか?
うん…、じゃあ行ってくるね
(相手からのキスを嬉しそうに受けて、着替えを手渡され、浴室に向かって歩き出そうとして何かを思い出したのか、あ、と声をあげて微笑みながら振り返り)
さっきまでね、ダニエルも一緒にシャワー浴びる? って言おうとしてたんだ
そうか、小さくてもお断りだな
(また恥ずかしい事をと思ったが顔に出すのもと思い、相手と同じように微笑んで送り出し)
えーーっ
(一緒にお風呂、絶対楽しいのに…と残念そうな声をあげて、送り出されたので仕方なく浴室に向かい)
(早く相手に会いたいと、手早く身体を洗いリビングに戻り)
ただいまーっ、ダニエル!
……って、あれ、寝ちゃった??
(リビングに入ろうとすると、ソファーに横になっている相手が見えたので声を落とし)
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