フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
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と、とにかく!何が言いたいのかというとだな、突然姿形が変わるようなオレでも、その...受け入れてくれるか?
(寝て起きたら全くの別人であることも考えられるわけなので相手がビックリしないかどうか突然心配になってきて)
(くすくすと笑いながら相手の言葉に頷いて)
大丈夫だよ、それは心配しないで?
(相手の頬を両手で包んで、その顔を見つめて微笑み)
どんなダニエルでも、変わらず愛し続けると誓うよ
笑うな!あと...いや、これはまた今度でいい
(相手に言われたことが嬉しかったらしくしばらくはその余韻に浸っていたくて)
その、やっぱりこの世界に『国』としてのオレの居場所ってないんだなって...
(『ダニエル』としての居場所は相手の隣だと思っていて)
この地域も昔はオレの家の一部だったわけだが、今この地に立つとやっぱりもう違う気がしてな...。別に今更お前の家をどうこうするつもりはないよ。ただ国としての意識があるからか、それが無性に寂しいと思うときがある
(それは故郷を喪ったような、みんながいるのに一人の時のような胸がきゅっとする気持ちなのだと胸に手を当てながら伝え)
国として、か……
(気軽に聞いてしまった割りに重い内容で怯みそうになるが、またしっかりと相手を抱き締めて)
それは……、どうしたら楽になれるのかな…?
俺、できることなら何でもするよ……?
(真顔になって明らかにこの話題に戸惑いを見せた相手を見つめながら)
直接できることは何もない。この気持ちを楽にする究極の方法はきっとこの世界から消えることだろうから...
(だからいつも通りいてほしいと伝え)
(消えること、という、自分にとってとても恐ろしい言葉に動揺して、相手を撫でる手に思わず力が入り)
う、うん……
(続いた相手の切実な願いに慌てて手を緩め、努めてはっきりと頷いてから、堪らなくなって相手を胸に押し付けるように抱き締めて)
いたっ!
(相手の触れる力が少し強くなったことに驚き)
ご、ごめん...だから言うのやめようかと...
(しかし知っておいてほしいと唐突に思ったことも事実で、相手の背中を軽く叩きながら)
うん……、でも、
(顔を歪めながら頷いて、それでもと相手の目をまっすぐ見つめて)
俺は、聞けてよかったよ、お前の気持ち
(そっと相手の瞼に口付けを落として)
うん、ありがとう...何かオレばっかり話してしまったから次はお前が何か話せ!
(急に恥ずかしくなったのか突然相手をぽこぽこ殴りだし)
ヴェ、えっ!?
ちょ、せっかく良い感じにまとめようとしたのにぃっ!
(突然の相手からの攻撃に最初は驚くも、片手で軽々と相手の両腕を押さえ付け)
(大人しくなった相手を解放してまた抱き締めて)
でも、いきなり言われても俺、話すことなんて…、うーん
(困ったように笑いながら)
そういえば、お前の昔の話とかあまり聞いてない気がする...
(相手が何を話してくれるのか、どんな話を聞きたいのかを考えながら)
ヴェ、そーだなー……
(少し考え込んでから)
じゃ、俺が女の子の格好をやめたときの話、とか、興味ある…?
俺が昔、女の子の格好をしてたのって、結局はローデリヒさんの勘違いだったんだ…
俺が声変わりするまで気づかなかったんだって
(しがみついてきた相手を抱えあげて膝の上に向い合わせで座らせて抱きしめ、昔を懐かしむように苦笑いしてか語り出し
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