フェリシアーノ・ヴァルガス 2015-06-20 16:58:50 |
通報 |
んー?
(それこそ何となく、ではないが相手の様子がおかしいような気がして首をかしげ)
そうだ、急ぎじゃないけど、また買い物行こーよ
(取り成すように明るく話しかけ)
そういえば前、オレが外に出るときっとベッラの人気者だって言ってたな...じゃあ行ってみようかな
(パスタを食べながらいたずらっぽく笑って)
ヴぇー、ひっどーい!
俺だってモテるのにーっ
(情熱の国として心外だと言わんばかりに唇を尖らせ)
お粗末様でしたー
(拗ねたような表情のまま視線を落とし、自分は皿の上の残りを食べ)
……
それって、この家につれてこいってことー?
(皿に視線を落としパスタを食べながら、いつものように間延びしたように問い返し)
別にそれでもいいし、この前のジェラートのお店でも...保護者の事聞かれたら適当に...って何か気に入らない事でも?
(そんなに一人では無理という自分の言葉が気に入らなかったのだろうかと笑いをかみ殺しながら)
あ、分かってるとは思うが知り合いは無しだぞ?
……
(笑いを含ませる相手の声に、募らせた苛立ちを表すように相手を強く睨み)
…ごちそうさま
(ちょうど残りを食べ終わったところで立ち上がって相手の皿を半ば乱暴に取り上げて流しへ持っていき)
わ、悪かった!謝るよ!ごめん…機嫌直してくれないか?
(まさかここまで怒るような事だったとは思わなかったので、椅子の上に立ち身を乗り出して謝罪し)
……なにに対して謝ってるの?
俺まだなにも言ってないよ?
(相手が慌てているのが声で伝わってきたが、振り返ることなく冷たく言い放ち、皿を洗いはじめ)
えっ、ほら...ベッラを見つけるのお前一人では無理って言った事...だよな?
(明らかに怒っているというのが分かったのがこの辺りのやり取りの事だったので、首を傾げながら質問し)
(相手の言葉に少々耳障りな音をたてて蛇口を捻って水を止め、振り返ってにこりともせずに相手を見下ろして)
――わかってるじゃん
それだけじゃないけどね
これぐらいしか分からなかったけど、怒ってる事も怒らせたのがオレだって事もよく分かる、だから...ごめん
(椅子の上に立っていたとはいえ相手から見下ろされるプレッシャーは想像以上で、目を閉じて俯いて体を震わせ)
あ、あのっ!
(何かを諦められたような気がして、それが何故か見放されたように感じ相手の服を掴もうと必死に手を伸ばし)
(出かける準備をしようと寝室へ上がりかけたところに、相手が必死に服をつかんできたので一応聞いておこうと振り返り)
……なに
(恋人との喧嘩の内容が女の子のナンパの話というのはかなりおかしい気もしていたが、普段から相手が冷めていると感じており、また先程まで相手の様子がおかしそうだと気を使っていたため、すべてがある意味吹っ切れたように相手に対して冷たい気持ちしか沸き起こらず)
トピック検索 |