名無しさん 2015-06-19 23:06:38 |
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えへへっ…
(相手の言葉に笑顔で返して。このあとどうするかと尋ねられ、元々、この店に寄ったのはお腹が空いていたのもあるが相手と帰る為であって。しかし、まだ時間がかかると聞いて少し考えれば、たまには仕事をする相手を眺めていたいなと思い「待ってても、いいですか…?」と恐る恐る尋ねて)
ん?ああ、勿論だ。今更そう遠慮をするような仲じゃないだろう
(何故か遠慮がちに恐る恐るといった様子で問いかけてくる彼女の様子を見て、引っ込み思案で自信なさげな部分は昔から変わらないなとしみじみ考え、とはいえ自分とは夫婦なのだからもう少し遠慮なく言いたいことも言ってくれてもいいのになと考えながらも、それが出来ないところがまた実に彼女らしく愛おしく思えて僅かに表情を綻ばせれば頭を撫でてやりながら了承し
えっ!そうですねっ…
(自分たちが夫婦という話題を出され、困惑しながらも少し嬉しそうにして。不意に頭を撫でられれば、驚いた表情を見せたあとうつ向き加減にになり恥ずかしそうにして。気を紛らわせる為か「お仕事頑張ってくださいね…」と小さく声を掛けて)
じゃあ、行ってくる
(小さい声でもしっかり真心の籠もった彼女からの応援の声に答えるかわりに一つ頷き、最後に一度だけ頭を一撫でしてから厨房へと戻っていくが、それからすぐに複雑な表情を浮かべながら戻ってきて「今日はもういいから帰っていいそうだ」元から残っている仕事は殆どなく、店長が気を遣ってくれたため、もう帰れると苦笑混じりに述べ
ごめんなさい…私のせい、ですよね…
(もう帰っていいと聞いて、内心嬉しかった反面、相手の複雑そうな表情と店長の気遣いを考えると、待つなんて余計なことをしなければ良かったと反省して)
なに、気にすることはないさ、どうせ仕事なんて殆ど残って無かったんだ。それに花陽みたいな有名で可愛いアイドルが常連として通う店として評判も上々で店長も助かってるってさ
(やはりというべきか責任を感じてしまっている様子の彼女へと、何事にもマイナスに考えてしまうところは少しだけ悪い癖だなと考えつつ、本当に仕事には差し支えなかったし何より常連として通い続けてくれている彼女には店長も迷惑がるどころか感謝をしているぐらいだと気を遣わせないよう語り
私が有名…?それに、か、可愛くないですよっ。
(『可愛いアイドル』と言われ自分は元々地味で目立たないタイプなのでちゃんとアイドルというものが出来ているか心配になり。この店で話続けているのも迷惑になると感じ、「そろそろ、帰りますか…?」と尋ね)
ははは、相変わらずだな花陽は。可愛くなければアイドルなんてそもそもつとまらんさ
(伝説のスクールアイドルμ'sの元メンバーがメジャーデビューということもあって、すっかり全国的に有名となったにも関わらず未だ自信なさげな相手を優しく慰め、勇気づけようとし「…と、そうだな。帰るとするか」このままここで話しをしていても埒があきそうもないため、相手の提案へと頷き
そう、ですか…
(何処か納得いっていなさそうな返事をして。そして、「店長、ご馳走さまでした!」と深々礼をして店の外へ出て行き)
いや、あの、料理をしたのは俺なんだが…まあ、いいか…
(帰り際に店長へと礼儀正しく挨拶をする彼女を見てあの料理を作ったのは自分だと少しヤキモキを焼くようにアピールしつつ、少し大人げないなと感じてそこで言葉を切り
え…そ、そうですね!とっても、美味しいかったですっ
(普段はそんな事は指摘しないような相手の発言に驚き、言葉を詰まらせるが、直ぐに言い直して。どのくらい美味しかったかを身振り手振りで必死に表現して)
ありがとうな、花陽がそう言ってくれるのが一番励みになるよ
(目に見えて慌てている様子でオーバーにアクションを交えながら褒めてくる相手にクスッと笑いかけ、発言には悪気がないことはわかっているため責めたりはせず、相手が喜んでくれるから自分も料理をすることに喜びを感じられるんだと感謝の気持ちを込めて述べ
えへへ、そうですか?何時でも言いますよっ。
(本当に嬉しそうに笑って、それだけで相手の励みになるなら何時でも言おうと思っていて。丁度、新婚のため、まだ住み慣れていない新居が見えてきて「もう少しでお家ですよ。」と話し掛け)
そうだな。…よし、一番風呂はもらった!
(視線の先に二人の新居を捉え、相手の言葉に一つ頷いてみせてからニヤっと悪戯に笑ったかと思えば急にそんなことを口走り、全力で家へと一目散に駆け出して
ちょっと待ってくださーい!
(一番風呂に入りたいからという訳では無いが、無意識の内に相手の後を追い掛けていて。しかし、運動は得意な方では無い為、だんだん減速していって)
ははは…っと、これぐらいにしておくか
(本当は一番風呂なんてどうでもよく、むしろ最初から彼女を優先してやるつもりだったのだが必死に追いかけてくる彼女が可笑しくて調子に乗って高笑いしながら走ってしまうが、やはり運動は苦手なのか少しずつ遅れだしたのを後ろを首だけで振り返り確認しては此方も走るのをやめて追いつくのを待ち
れ、蓮さん、速すぎっ、ですっ…はぁっ…
(やっとか相手に追い付き肩で息をしながら途切れ途切れに言って。しかし、さっき笑っていた相手のことを思い出して「むぅ…なんでさっき笑ってたんですかぁ…」と珍しく少し拗ねたように言って)
くくく、流石花陽だな。怒った顔も絵になる
(普段あまり見せない拗ねたような表情を前にして喉を鳴らして笑えば、質問へと答える代わりに指で四角い枠を作って相手の顔をその中央に収めてそんなことを悪びれた様子もなく言ってのけ
答えになってないです…
(相手の様子に不満そうな表情を浮かべ。絵になると言われたため、そこから逃げるように家の中へ入っていき「もうっ、お風呂入りますからっ」と言って)
やれやれ、照れちゃってまあ…可愛い奴だ
(己の視界から逃れるように素早く家の中へと逃げ込んだのを見やれば、照れていることがすぐにわかり、人気アイドルとしてそれなりに名も売れたというのに恥ずかしがりなのは相変わらずなんだなと小さく笑みを浮かべながら後ろ姿を見送ってゆっくり家の中へと入っていき
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