天音 2015-06-15 22:49:20 |
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(丁度空き教室の前を通りかかり、誰もいないことを確認するとがらがらとたてつけの悪いドアを開けて少し埃っぽい教室へと足を踏み入れ)
(少しの間そうしていると、廊下のほうから数人の男子生徒の笑い声が聞こえ。この時間に廊下にいるのはサボりだけだと考え、少しだけ警戒して)
っ!?…せん、ぱい
(姿を現したのは。数か月前自分を襲いかけた先輩のグループで。自分と目が合うとにやにやと笑いながら教室へはいってきて
………。
(ほぼ無意識に起き上がり、ふらつきながら保健室を出て扉を閉める事すら忘れ廊下を歩き、思考は霞がかっているのになぜだか無性に相手に会いたくて、)
やだっやだ…っ
(抵抗もむなしく制服は乱され、胸元はほぼ全開になってしまい。いくら抵抗しても無駄だと分かると涙があふれそうになってしまって
逢坂……逢坂、何してんの…?
(相手の声を頼りに廊下歩き、相手のいる教室を見つければ教室の出入り口に手かけ、まるで相手以外は見えていないかのように尋ね、)
せ、んせ…っ…たすけ…(今度こそ本当に襲われる、と覚悟を決めたとき、相手の声が聞こえ。そちらに目を向け、必死で手を伸ばし助けを求め。すると、男たちも先生の姿を見て慌てては離れていき
逢坂…泣いてる……? どうした…?
(相手以外には目もくれずふらついた足取りで相手の元へ行き、ぺたんと座り込めば相手の片頬に手あて、虚ろな目で相手に尋ね、)
ヒック……うっ…せんせ……
(今は自分のことだけで精一杯なのか、相手の目が虚ろなことには気づかず、乱れた服もそのままにぎゅうっと相手に抱き付いて泣き出し
逢坂…? 逢坂……。
(相手に抱きつかれれば抱きしめ返し、何度も相手の名を呼び、)
(/遅くなってごめんなさい!
そしてそろそろ落ちます、おやすみなさい)
んっく……うっ…………ヒック……せん、せ…?
(ようやく相手の異変に気づいたのか、体制はそのままで顔だけ上げて相手のほうを見上げ
(/大丈夫ですよ~(*´∀`* )ノおやすみです!)
な、にがって……取り敢えず保健室
(これは本当にやばいんじゃないかと焦り始め、まずは保健室に戻ることが先決だろうと考え立ち上がろうとし
逢坂……どっか行くの…?
(立ち上がろうとした相手の服をぎゅっと握り、ふと胸元が全開である事に気づき、「風邪ひく……」とボタン留めていき、)
…保健室……先生も行きますよ?
(服をつかまれ一瞬戸惑うも、早く連れて行かないとという気持ちのほうが強く相手の手を引っ張って「え?あ…ありがとうございます」そういえばさっきボタン外されたんだ、と思い出して一応礼を言い
なんで…ここでいい……。
(相変わらず虚ろな目のまま相手を見上げ、正常な思考は最早できないのか言いながら、下から相手の手を引き返し、)
…本当にどうしたんですか?
(手を引かれ渋々しゃがみ込むも、なにがなんだか分からなくなってきていて。熱でもあるのかと自分の額を相手の額にくっつけ)
逢坂……おう、さか…?
(されるがままに額くっつけられるも、無意識に繰り返す相手の名前は段々とはっきり発音されるようになり、違和感を感じて疑問系になった時には目に光が戻り、ハッとしたように硬直し、)
(/何だかんだで遅くなってしまいました、ごめんなさい!)
逢坂…? あれ……俺…っなんで……っ!
(混乱しているのか額に手あてれば俯き、もしかしてやってしまったのかと目見開き、)
…どうしました?
(そこまで気にすることでもないだろうにと思い首かしげると、上記述べ
(/謝らないで下さい!のんびりいきましょう!)
や……っ俺…っあの……っごめ…っ
(声かけられればびくりと震え、身を守るように顔の前で手クロスさせて翳し、その身体は小刻みに震えていて、)
(/しばらく来れず申し訳ありません!)
や…っぁ…っでも……っ俺……っ!
(相手に触れられればビクッと肩跳ねさせ、なぜか相手の姿と学生時代の元彼の姿が重なり瞳揺らし、)
…ぁ…………すみません。……俺も先生来てくれて助かりましたから
(そんなに気にしないで下さいと続け、肩を跳ねさせた相手に自分もびっくりして慌てて手を引っ込め。相手の瞳を見て、そういえばなにかあったんだったな、と保健室での出来事を思い出して
(/大丈夫ですよーっ!)
……っゃ…っ嫌、だ…っ
(相手の声にわずかに理性が戻り、それでも蘇りそうになる元彼の記憶に頭振り、譫言のように呟きながら涙零し、)
せ、先生?!なんで…
(なにか自分は言ってしまったのかと自分の言動を思い出すも、そこまで酷いことを言った覚えはなく。もう泣きたいのはこっちだと思ったが顔には出さず、指で涙を拭い取り
も…っやだ……っ! もう…っ俺を縛るなぁ…っ!!
(相手に涙を拭われても止まらず、最早パニックに陥っているようで、ぎゅっと耳塞げばきつく目瞑って叫び、)
ちょ…先生?!
(慌てふためき、取り敢えず相手を強く抱きしめて。大丈夫、と繰り返し囁き、少しでも安心させられるように頭を撫で
あ…っぁ……っは、逢坂……っ
(抱きしめてきた相手の温もりと声に、徐々に理性取り戻し、荒い息つきながら相手の背中に腕回して縋りつき、)
大丈夫ですよ。今は俺がいますから。
(撫でる手は止めずに、優しい声音でそう続け。きっといろいろつらいことがあったんだろうななんて思い、自分がそれを忘れさせることはできないのかな、なんて考えて
ごめ…っ逢坂……っ急に、こんな……。
(落ち着いたのか呼吸がゆっくりになり、相手に抱きしめられたまま目伏せ、申し訳なさげに呟き、)
いいですよ。…別にくっつくの嫌いじゃないし……。
(落ち着きを取り戻したらしい相手にほっとして、ぼそっと上記呟き、相手から離れようとして
……っ。
(学校で、それも生徒の前で取り乱してしまった事で、より深く心を抉られ唇噛みながら、離れようとする相手の肩にコツンと額あて、)
……………気にしなくていいですからね
(相手から目をそらすとそっけなくそう答えて。肩に触れた相手の頭をなんとなく撫でてみて。
……な、逢坂…さ……どう思った…?
(手放されれば身を起こし、俯いたまま上目遣いに相手を見上げ、何度か逡巡した挙げ句、意を決して顔上げ尋ね、)
…?大変だったんだろうなくらいです。俺もトラウマはありますから。
(少し考える素振りをみせるも率直にそう答えて。相手の状態を別におかしいとか変だとかは思わなかったのは本当で、逆にそのトラウマを少しでも軽くしてあげたいと思ったほどで。
本当…? 本当か?
(相手の反応に思わず相手の両肩掴んで尋ね、気持ち悪がったり変だと思われたりしなかった事が信じられなくて繰り返し、)
(/そろそろ落ちます
おやすみなさ~い)
なんで嘘つく必要があるんですか?!ほんとですよ!
(突然肩をつかまれびくっとするが上記言い返して。そんなに俺のことが信じられないですか?なんて少しおどけた感じで返して
(/了解です!おやすみなさい(`・ω・´))
まだ授業終わってないですから誰にも見られないですよね
(ぎゅっと少しだけ力を入れて相手の手を握り。一応立場上の問題がある為上記述べるが、今の時間に廊下に出ている生徒はいないだろうと思い手を握ったまま歩き出し
(/しばらく来れず申し訳ありません!)
え……っあ、うん……。
(そのまま手を握られれば一瞬身体が強張るも、徐々に力を抜いていき、)
(相手の手から力が抜けていくのを感じほっとして。保健室前まで来ると戸を開け中にはいり。「少し寝たらどうですか?そのほうが気分も休まりますよ」と声をかけ。)
(/大丈夫ですよー!)
俺がここにいますから。
(どうせサボろうとしていた授業に今更でようとは思わず、一応そう声をかけ。しかし本当に嫌なのならば無理強いする気はなく。)
(/わあぁ、遅れてごめんなさい!!)
ん……じゃあ、寝る……。
(相手の言葉から気を遣わせていると感じ、それを無碍にする事もできず、躊躇いつつも頷き、)
(私こそ遅れましたぁっすみませんっ!)
ん。おやすみせんせ。
(小さく笑って上記述べ、ベッドのそばまで近寄り近くの椅子に腰かけ。「少し経ったら起こしますね」付け足すようにそう言い。)
(/のおぉ、またしても…っ!
毎度毎度ごめんなさい!)
ん…おやすみ。
(白衣脱いでネクタイ外せば、先程まで相手が寝ていたベッドの柵に引っかけ、そのまま寝転んで布団引っ張り上げつつ挨拶返し、)
ん。
(相手が無造作に置いた白衣を、しわになるといけないと思い綺麗にたたみ始め。)
(いえいえっ!大丈夫ですっ!(`・ω・´))
ん。
(相手が無造作に置いた白衣を、しわになるといけないと思い綺麗にたたみ始め。)
(いえいえっ!大丈夫ですっ!(`・ω・´))
俺はいないと思って安心して寝てください。
(たたみ終えた白衣を近くにあった机に置いて。身じろぎをする相手を見、軽く何度か相手の頭を撫でて上記述べ。)
(/ありがとうございます!)
…っんー………
(相手が眠ったのを確認するとぐっと背伸びをして。静かな保健室に響く、時計の時間を刻む音を聞いていると次第に自分も眠くなってきて。)
……ん?先生?
(相手の異変に気づきうとうとしていたのも一気に吹き飛んでしまい。夢でも見てるのかな、と心配そうな顔を相手に向け。起こさない程度にゆっくりと頭を撫でて)
どうすれば……
(相手の辛そうな顔を見ているとなぜだか此方まで辛くなってくるような感覚に襲われ。しかしいい策は見つからず、大丈夫だよ、と声をかけることくらいしかできず。)
……?…なに?
(相手がなにか発したことには気づいたのだが何を言っていたのかまでは聞き取れず、なにか夢でも見ているのだろうかと思案し)
あ……目、覚めました?
(起こしてしまったかと思うもそろそろ起きてもいい頃だと思い。相手に笑みを向け、先程夢を見ているように見えたことにも触れずに)
意外とは意外と、ですよ
(クスクスと笑い冗談半分に上記述べ、やっと笑ってくれた、なんて内心嬉しく思うところもあり。見られるとこちらも見返しどうかしたのか、とでもいうように首かしげ)
(/遅くなって申し訳ありません!)
ん、いや…お前と話してるの楽しいなーと思って。
(相手が首傾げたの見れば、笑み深めつつ言い、)
(/わわ、こちらこそ遅れてすみませんっ)
…へ?
(思ってもみないことを言われ驚いてぽかんとして。しかし何故か徐々にうっすらと頬を染め、明らかに動揺を隠せないでいて)
(/いえいえっ!)
何つーか……楽。あんま気ィ張らなくていーし。
(相手の様子には気づかず言い、膝抱えれば「っつっても、他の奴と比べれば、だけどな」と軽口のように苦笑し、)
あ、…そっか。ありがとうございます
(自分でもなにに動揺したのかいまいち分からずにいて。だが一応お礼は述べ。「…別にそれでもいいですしー…ってかそんなこと言うと俺調子乗って毎日ここ来ますよ?」少しむすっとすると言い返すように悪戯っぽい笑みを浮かべ前記述べ)
(/わわ、遅れてすみません(´;ω;`))
……来るなら休み時間にしろよ。授業中に倒れたとかって来ても知らねーからな。
(相手の返しに一瞬きょとんとするも、すぐにこちらも笑んで相手の額小突き、)
(/いえいえっ、大丈夫ですよー)
ったく……ほら、そろそろ授業終わんぞ。
体調戻ったんなら教室戻れ。
(相手の嬉しそうな顔と声に溜め息つけば、時計見てしっしっと追い払うように手振って言い、)
馬鹿、まだ6限あんだろーが。大人しく戻って勉強してこい。
(相手のあざとい仕草に呆れつつベッドから下り、ネクタイ締め直して、)
(後ろから聞こえた声に、嫌がられるかめんどくさがられるかだと思っていたため少し驚いて。しかし何となく嬉しくなり頬が緩んでしまっていて。)
ん……っ。そろそろ授業終わるか……。
(相手が出て行ってからは書類整理の続きをしていたが、一段落ついて伸びをしつつ時計見て呟き、)
(/あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いしますっ)
あー…終わった…………よし。行くか!
(ほとんど内容は聞いていなかったのだが授業が終わった途端に席を立ち鞄を掴むとひとり宣言でもするように上記述べ早速保健室へと向かって。
「…失礼しまーす。………せーんせっ!待ってた?」
保健室に入り中にいるのが相手だけだということを確認すると相手のほうへぱたぱたと駆け寄り冗談交じりでそう言い。)
(/あけましておめでとうございます!こちらこそ今年も宜しくお願いします!)
そんな事言ってねーよ。
……まぁ、帰りたきゃ帰ってもいいけど?
(相手がその気なら、とこちらも拗ねたふりして片手ひらひらと振って、)
別に? 部活中の生徒が倒れたり怪我したら困るから、残ってるだけだけど?
(頬杖ついて相手の問いに答えれば、楽しげ首傾げて、)
(/そろそろ落ちますね~)
………もうやだ。先生嫌い
(もう返す言葉もなくなったのか不貞腐れたようにそっぽを向くと相手から離れ勝手に近くのベッドに寝転がり)
(/了解です。遅くまでありがとうございました!)
(/しばらく来れず、申し訳ありません…っ!)
悪かったよ……ったく…。
(溜め息混じりに近づけば、相手の頭にぽんと手置き、「冗談だっつの」と呟き、)
…じゃあ撫でて。
(頭に相手の手の体温を感じるとぴくりと肩揺らし。しかし身体を起こそうとはせず自分でも無意識のうちに上記述べていて。)
(/いえいえ!大丈夫ですよー!)
……ん…………
(相手から顔が見えないと思い油断しているのかふにゃりと表情を緩ませ気持ちよさそうにすると、きゅっとシーツを握り)
(/またしても、しばらく来れず申し訳ありません!!)
寝るんじゃねーぞ?
(相手の気持ちよさげな声に一応念押すように言えば、ベッドの縁に腰かけその頭を撫で続け、)
(/最近バタバタしてて、なかなか顔出せずすみません……)
……そう、か…。
(すり寄ってくる相手にわずかに身体強ばらせるも、相手に悟られないように力抜き、)
………先生はさ、他の生徒にもこんなふうにしてあげる時あるの?
(気持ちよさそうにしていたものの、ふと疑問に思って前記問いかけ)
(/謝らなくていいですよ!ゆっくりでいいですから!)
あんまりねえけどな……よっぽど気分いい時だけ。
(相手の気持ちには気づかず、撫でている手とは逆の手の指を顎にあて、首傾げて続け、)
…じゃあ今そんな機嫌いいんだ。
(あんまりない、ということはやはりある時はあるのだろうと無意識に落胆している自分がいて。相手のほうに顔を向けると前記。)
機嫌…は別にフツー。
何だろ…なんかお前に触ってると落ち着くから……。
(相手に問われれば少し考え、次いで思いついた事がそのまま口から零れ、)
………え?
(予想外の言葉に思わず声が漏れてしまい、驚きは顔にも出てしまっており。落ち着く、というのは喜んでもいいことなのかと悶々と考え。)
ん…? あ…っ待っ! 今のなし…っ!!
(相手の反応に、自分の言葉を反芻してみれば、冷静に考えると何を言ってるんだとバッと顔上げ、軽く頬赤らめて否定し、)
…えー?俺は先生に触られると落ち着くんだけどなー
……そっか。先生は違うんだ…
(相手の頬がうっすらと赤らんでいるのを見ると、あからさまにしょんぼりとした表情を作り)
…っ!……あ、りがと…。
(相手の顔が真っ赤なのを見ると何故か自分まで真っ赤になってしまい。隠すように顔をそらすとぼそ、と前記述べ。)
(/テスト期間中で来れませんでした…!)
~~~っなんでお前まで赤くなってんだよ…っ!
(こちらも視線逸らせば、どうしていいかわからず言い、)
(/私もテスト期間中は来れないので気にしなくていいですよ^^)
なっ…!先生が先に赤くなったんでしょ?!
(相手の言葉に思わず赤い顔のまま相手のほうを向き前記述べ)
(/ありがとうございます(ノД`)ノ)
るっさい、見んなっ!
(赤面した顔を見られたくなくて、こちらを向いた相手の頭を右手で掴み、逆方向見るように向ければ、早く治まれと左手の甲を自分の頬にあて、)
うるさいうるさい黙れ…っ!
(相手の頭から手は放さず、相手の言葉にさらに火照る顔俯かせ、羞恥と混乱で最早泣きそうになりながら言い、)
えー…俺は本心言ってるだけですよ?せんせ?
(泣きそうな相手を見ると余計に構いたくなってしまい、にやにやと笑み浮かべながら上記。)
くっそ、調子のりやがって…っ!
(相手の言葉に唇噛んで言うも、耳まで真っ赤になってしまった顔を見られたくなくて顔上げられず、相手の頭も固定しっぱなしで、)
だって可愛いんですからしょうがないですよ。ね?
(言葉とは裏腹に真っ赤な顔の相手を見て、楽しそうにクスクスと堪える様な笑い方をすると上記。)
あっ!ちょ…顔見せて下さいよー?
(突っ伏してしまった相手に不満そうな声を漏らすと、ゆさゆさと肩を揺すり顔を見ようとして。)
……見たかったのに…な
(このまま見せてと言っているだけでは埒が明かない。そこで今度はわざと泣きそうな声で前記述べ。)
(/寝落ちすみませんっ(´;ω;`))
(/風邪で寝込んでおりました、すみません!)
…ってめえ…っ卑怯だぞ…っ!
(それが相手の策だとわかってはいても逆らえず、少し顔上げれば若干涙目になりつつ睨みつけ、)
じゃあこっち向かなければいいんじゃないの?
(素直に顔を上げた相手に小さく笑みこぼすと、下を向かないようにと両手を相手のほうに伸ばしくい、と顎を持ち上げ。)
(/大丈夫ですか?!最近風邪はやってますし治ったのならよかったです(*'ω'*)ノ)
この…っ!
(相手の片手の手首掴みしばらく睨みつけるも、諦めたように溜め息つけば、上目遣いに相手見上げて「別に…っ見たかったら見てもいいよ……っ」と目逸らし、)
…っ………先生は、どこまでなら許してくれるの?
(遠慮のない様に見えて実は今日拒絶されたことを引きずっていたのだ。これ以上彼に触れたとしてもまた同じように拒絶されるんじゃないかという恐怖があり、不安そうに上記尋ね。)
……っ俺だって…っ好きで拒んでるんじゃねえんだよ……。
(演技ではなさそうな相手の不安げな様子に目見開き、次いでその目を伏せて視線逸らし、絞り出すように言えば唇噛み、)
っそれは…分かってるよ…。今日は、もう帰るね
(泣きそうな顔でそう呟くと、無理矢理にこりと笑顔を作り失礼しました、と一言断り部屋を出て行って。)
いや、その…っい、今は……っ一緒に、いてほしい……なんて……。
(掴んだ腕をぎゅっとにがりながら、自分でもなぜこんな事をしたのかわからない為、しどろもどろに言い、)
……一緒にいたら、俺にはメリットあるの?
(思わず頷きそうになるのを必死に抑え、ぐっと拳を握りしめて前記絞り出すように述べて。)
っ! ……っない…よな……ごめん……。
(相手の返事にびくりと肩揺らし、拒絶された寂しさと衝撃で震える手で掴んでいた腕を放しつつ、蚊の鳴くような声で言って俯き、)
……なんか俺にもメリットくれるんなら、一緒にいる。
(離れた腕に少し寂しさを感じ、ちらりと後ろ振り返り前記述べ。俯く相手に一歩近づき、返答を待って。)
え……え、と…
(相手の言葉に、必死に考えて視線泳がせるも、テンパった頭では何も思いつかず、しばらく意味のない声を発した後、「たとえば…?」と控えめに尋ね、)
……毎日、保健室行っていい?
(敬語が抜けきっているが今はそんなこと気にしている場合じゃないと割り切り思い切って上記提案してみて。)
…なに?もっとしてくれんの?
(こちらは相当な勇気を振り絞ってこの一言を言っているのに相手の薄い反応に少しイラッときてしまい。眉を潜め上記不機嫌そうに言い放ち。)
~~っ何してほしいんだよ…っ!
(相手が今のところは自分から離れていかない事に安堵したのも束の間、相手の問いについ答えてしまい、相手の甘える姿に弱い事を自覚して密かに唇噛み、)
……ぎゅってして。抱きしめて?
(流石に少しの間ためらうも、堪える様にきゅっと拳を握り締めイチかバチかで前記述べてみて。羞恥からか頬はうっすらと赤く染まり気まずそうに目線逸らし)
(/すみません気が付きませんでした…(´;ω;`)上げ感謝です!)
っ! わか…った……。
(相手の願いに目見開くも、なぜか嫌悪感は感じず、むしろ相手につられたのかこちらまで恥ずかしくなり、ぎこちない動きで相手の身体に腕回し、)
(/にょおお私こそ遅れてすみません!)
っ………
(ぴくりと身体を震わせ小さく息を詰めると自らも手を回そうとし。しかし途中までいったところで手が止まってしまい。すっと腕を下ろすとこれぐらいならと思い、相手の胸にこつんと額をつけると相手の匂いに包まれるような感覚がし、どこか安心して身を委ね。)
(/いえいえ!お互い様です( ´∀` ))
……この際だから訊くけどよ…お前、俺の事どう思ってんの…?
(相手の頭をぽんぽんと撫でながら、ずっと気になっていたが訊けなかった事を、言いづらそうに尋ね、)
…え?…………どうって……
(どうと聞かれ聞かれて改めて考えてみれば自分の行動は明らかに普通ではないことに気が付き、まさか自分は相手のことが多少なりとも気になっているのではと今更気が付き。その途端ぼっと顔を赤く染め相手から離れて。)
(/遅れてごめんなさい!
これから3ヶ月ほどの間、レスが遅れるかもしれません)
っ? どうした?
(急に離れた相手に驚いて尋ね、次いで真っ赤なその顔に、自分までじわじわと恥ずかしくなってきて、)
あ…いや……なんでもないです
(自覚を持った途端何とも言えない恥ずかしさが襲ってきてつい相手から顔をそらしてしまい。)
(/了解しました!一応定期的に上げてはおきますね!都合のいいときに返信してくださればそれだけでも十分ですので気にしないでください( ´∀` ))
あ…あ、そう……。
(何でもないと言われれば、自分も相手から視線逸らしつつ返し。冷静に考えれば自分もおかしな事を訊いたと半ば後悔しつつ、)
(/ありがとうございます!ご迷惑おかけします)
………先生は、俺のことどう思っているんですか?…ただの、生徒?
(少しの沈黙の後にもう一度相手のほうをむくと、小さな声ではあったもののはっきりと上記を尋ねて。)
……やっぱ、いいです。…ありがとうございました。
(言い淀む相手の姿に一瞬悲しそうな表情をみせるも、何も思っていないと言われるのが怖くなり逃げるようにその場を立ち去り)
(相手の伸ばした手には気が付かず、そのまま自分でも訳が分からないような胸の痛みに戸惑いを隠せないで家まで駆け足で帰り)
(/大丈夫ですよ!)
……。
(自宅にて、リビングのソファに深く沈み込んで天井仰ぎ、今日一日の事を振り返っていて、)
(/ありがとうございます!
あと、勝手に自宅帰った描写にしました、すみません!)
はぁ……
(結局そのまま家まで走り、中に入るなり自分の部屋に直行するとやってしまた、と深いため息を吐き)
(/気付きませんでしたすみませんっ!上げ感謝です!)
(/いえいえ~。
あと、行事などが終わったので、前よりは来れるはずです!
レス遅くてすみませんでした!)
明日……どうしよう……。
(相手は毎日保健室に来ると言っていたが、明日からどんな顔して会えばいいかわからず、寝返りうちながら呟き、)
(/pcの買い替えで来るのが遅くなりました…。本当にすみませんっ)
やっちゃった…。
(今冷静になって考えてみると相手の返答も聞かずに飛び出してきてしまったのは自分でもどうかしていたと思い後悔の念に苛まれベッドを背にずるずると床に座り込んでしまい)
(/いえいえ、私も来れてなかったので……
ところでこの後どうしましょう?次の日学校行くまで別行動しますか?それとも、次の日に飛んじゃいますか?)
そもそも俺…なんで……。
(相手にどう思うか尋ねられた時、何を言いよどんだのか自分でもわかっておらず、クッション抱きしめて顔うずめ、)
(ありがとうございます!取り敢えず一旦寝て次の日っていう感じでどうでしょうか?)
最悪だ…
(ここまでしてしまえば自分が相手を特別視していることは一目瞭然で。今回の一件でもし嫌われてしまったらなんて考えが頭をよぎりじわりと涙がにじんで)
(/了解です!
では、瀬那はこのまま寝落ちしますね~)
疲れた……。
(いろいろ考えすぎて精神的に疲労していたらしく、無意識に呟けば意識が遠のいてきて、)
……
(日々の疲れも祟ってか泣き疲れるといつしか座ったままの体制で眠りについていて)
(/いつもいつも気づくのが遅くてすみません…(´;ω;`))
(/わあああ半月も気づかず申し訳ありませんんんん!!orz≡)
ん……っ。
(どうやらあのまま眠ってしまったらしく、気づけば朝になっていて。目擦って起き上がれば、とりあえずシャワーを浴びようと立ち上がり、)
……あ、れ………朝?
(身体の痛みに目が覚めると昨日そのまま寝てしまったせいで身体が動かしにくく、なんとなく泣いたせいで目も晴れているような気がして。)
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