主 2015-06-12 20:27:54 |
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……取り越し苦労、だったな。
(対してネルは、夜中の起床から夜明けまで目覚めていた。良からぬ気配に警戒してのことだが、貴重品も無事だった。)
起きるかな……。
/お待たせして申し訳ありません!←
……ネル、おはよう
(眠い目を擦りながら相手の方へと顔を向けるとボソッと呟いて小さく欠伸をするとベッドから起き上がり)
/此方こそお待たせしました
……おう。
今日は出掛けるぞ。留守番でもいいが。
来るなら準備しろ。
(日の出を迎えた今も、外は陰鬱な空気を漂わせている。生乳のプールのような、濃い霧が町を覆っている。)
リーリャも行く…!
(相手の一言を聞くと慌てて準備をしながら上記を呟くと服を反対に着ているのに気づかずに相手に準備が出来たと伝えて)
鏡を見ろ鏡を。
準備しろとは言ったが慌てろとは言わなかったぞ。
(相手を背後から押して、姿見の前へ連れていく。)
とはいえ、当ても土地勘もない散歩だ。
……今更だが、はぐれるなよ。
(施錠し、霧に咽ぶ街中へ歩み出す。整った石畳の街道と、宗教的な意匠の装飾を持つ多くの建物は観光には向いた町である。だが、街中には人通りは無い。)
田舎の方がまだ賑わいがあるな。
うん、わかった
(相手に小さく頷くと相手の手を掴んでくっつきながら街並みを歩いていく。……人が居ないね…あまりに人が居なくボソッと上記を呟いて)
勤めに出る人手のひとつや二つはありそうなもんだがな。
(不満げに辺りを見回せば、人を探して街道を行く。だが、多くの建物は、朝から真昼までの中間程度といった今現在の時間にも関わらず閉まっている。)
……ただじゃあすまん理由らしいな。この退屈さは……。
(他とはあからさまに異なるその家に、長く続いた旅人の勘が働いたのか、リーリャを連れてその家の戸口へ背中向きに張り付く。その手は左右の得物へ延びる)
/度々の遅れ申し訳ありません……
ひっ……あ、アレ…
(窓からうごめく何かを見てはガタガタと震えながら相手の服の裾を掴み人ではない何かがいると指を指して教えて)
/構いませんよ~
音、立てるなよ。
……さて、何がいたものか。
(扉を静かに開けて、内部へ侵入。入念なクリアリングで玄関に危険が無いことを確認すれば、リーリャを手招きで中へ誘う)
っ!欲しがるのはわかるが、タダではやれねぇな。
(危地に際し、咄嗟にカットラスを投げつける。狙うは当然襲撃者。尋問の為、急所は外して投げる。)
……キシャアァ…
(カットラスを刺されて悲鳴をあげながらじたばたしているところをみつつ相手に近寄ると「ありがとうネル…」とお礼を述べて)
とんだ歓迎だな。どんな野郎か、ツラを拝んでやろう……。
(カットラスの回収も兼ねて、襲撃者へ近寄るネル。道中、リーリャをしっかりと抱き締めて守りながら。)
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