主 2015-06-12 20:27:54 |
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知らんことばかりだな、まあ、無理もない。
蓄音機と言ってな、音楽を……いや、使った方が早いな。
(ネルがぜんまいを回せば、ゆっくりと動き出す蓄音機。上等なオーケストラが、謹み深く再生される。)
珍しいものが多いか。外に出てから。
……ちくおんき?
(相手がゼンマイを回すと流れ出す音楽に心を奪われたのか音楽に聴き入って「心地良い音色…」と呟きながらみつめていて)
中々質の良いやつだな。
確かに悪くない。選曲も凝ってる。
(が、その興味は実際蓄音機にはあまり向いていない。無表情に、窓の外を一瞥する。)
風呂に入って、早めに寝よう。明日は早めに出るから。
一人で入れるな。
(自身は上着を脱いで過ごしやすい服装に着替えながら、ベッドに横たわりリーリャの様子を見守っている。)
……うん、入れる
(相手の問いかけに小さく頷くと浴槽に入っていきシャワーを使う音が聞こえしばらくするとお風呂から上がって来て)
着替えは鞄のなかだ。
さっさと着替えて早く寝ろ。ベッドを使っていい。
(ベッドは一人用。ネルはそれだけ伝えると、すぐに入浴してしまった……一見不用心にも見える、武器類をベッドに放置してから。)
うん…ありがとうネル
(相手の一言に小さく頷くと着替えをしてベッドに入ろうとすると相手がいつも身に付けている武器類を邪魔にならないようベッドの横に置いて床に入り)
……杞憂か。それならそれで良かったが。
(逞しい上半身を晒したまま、入浴から戻るネル。放置した火器は何かの備えの様でもあった。しかし安堵の溜め息をつきながら武器を回収すれば、リーリャの顔を覗き込む。)
……ネル
(相手の名前を呟きながらいつの間にか眠ってしまいへにゃっと笑顔を見せると旅に出ている夢を見ているのか次の目的地をたずねていて)
……世界の果てかもな。
(聞いてはいないだろうが、寝言に返事を返し添い寝して就寝。就寝までのしばらくの間、無意識に体を撫でてたり軽く叩いたりして、安らかな眠りを手伝った。)
………ネル、まだ寝てる…
(相手が眠っているのを見ては自分も小さく欠伸をすると再び布団に入り相手を抱きしめながら寝息を立てて)
(……夜更けにて、ネルは目を覚ました。ベッドから這い出せば、窓際へ向かう。……途中、武器を拾いながら。リーリャの安眠を確認するように、その髪を整えてやる。)
……ネル、リーリャも一緒に行く
(どこかに出かけている夢を見ているのか寝言を呟きながらムクッと起き上がりベッドから降りようとしていて)
手間のかかるやつだな。
(下手に歩き回られると多少なり怪我などもあり得るので、背後から優しく抱き上げて制止。その最中、相手の寝言に答える)
おう、ゆっくり寝たらついてこい。
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